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赤獅子王の運命は純白オメガ

akajishi ou no unmei ha junpaku ometa

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表題作赤獅子王の運命は純白オメガ

ディオン、大陸一の大国シリオンを治める獅子族の王
エリシャ・ルクス・フォンティーナ、ニアレイズ前国王の庶子でヒト族

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

人質として送られたヒト族の王子・エリシャは、獅子王・ディオンとの謁見で項を噛まれる。故郷で「獣憑き」と迫害されるオメガだと発覚し、孤独に苛まれるエリシャ。一方、かつて父王が「運命の番」に溺れ、周りを不幸にした轍を踏むまいと、ディオンはエリシャに会わないと宣言する。だが蠱惑的な柘榴の香りに誘われ、眠るエリシャの許を訪れずにはいられない。夢うつつの中で誰からも必要とされていないと涙を流すエリシャに、ディオンは「俺が貰って構わないな?」と告げ…?

作品情報

作品名
赤獅子王の運命は純白オメガ
著者
貫井ひつじ 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784041126851
3.6

(13)

(2)

萌々

(8)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
46
評価数
13
平均
3.6 / 5
神率
15.4%

レビュー投稿数3

落ちこぼれオメガの愛を得るには

今回は獅子族のシリオン国王と
ヒト族のニアレイズ前王の21番目の庶子のお話です。

人質の賓客としてシリオンに送られた受様が
オメガ嫌いと言われる攻様の伴侶として幸せを掴むまで。

この世界には多様な種族が共存しています。

動物を祖として進化したと思われる種族が多い中で
2年前にヒト族の国を統べるニアレイズ国の前王は
「ヒト族こそが神に選ばれた種族である」との大義を掲げ
近隣国に侵略戦争を仕掛け、他国を併合します。

1年前、ニアレイズの蛮行に危機感を覚えた
獅子族のシリオン王国が宣戦布告と共に軍を差し向け
圧倒的な強さで戦いを終息させます。

ニアレイズは前王を処刑、奴隷となった多種族の解放、
不法に占拠した領地の返還、賠償金の支払いなど
を命じた講和条約の締結を強いられますが
抑止力として王族の1人をシリオン王城に滞在しろと
実質的な人質をも要求されます。

そんなニアレイズからやってきた王族とは
王位継承権がない21番目の庶子である受様でした。

13才で王城を出された受様は僻地で半獣の乳母と
わずかな年金で細々と暮らしていましたが
年金は戦争で打ち切られ、乳母も亡くして
今回の事で終戦を知るほど倹しい暮らしぶりでした。

受様は与えられた銀杯と出生証明書のみを携えて
従者すらなくシリオン王城に登城する事となり
たらい回しの末に王である攻様と対面します。

攻様は受様か豊潤な甘い香りを嗅ぎ取っており
受様が目前で頭を下げた事で目に下真っ白な項に
惹かれるままに牙を立ててしまうのです!!

いったい攻様に何が起こったのか!?
そして受様に待ち受ける未来とは!?

赤獅子のシリオン王の攻様と
ニアレイズ王族の出来損の受様の
ファンタジックなオメガバースとなります♪

獅子獣人×ヒトのオメガバースなのですが
ニアレイズは徹底した血統主義であり
ヒト族こそが史上という排他主義なため
第二性という概念が浸透していません。

そのため、
受様は自身がオメガであると言う事を知らず
アルファの前では必須である首輪をせずに
アルファの攻様の前に出た事で
項を噛まれる事態になるのです。

しかしながら
受様と話を聞いたアルファの騎士団長は
受様がオメガと気づけませんでした。

受様は攻様と接した事で
オメガとして目覚めてしまったために
第二性を持つ者達を「獣獣憑き」として排除する
ニアレイズに返すと言う選択は出来なくなり
賓客として留め置かれる事になるのですが

オメガと知った受様がどう変わっていくのか
攻様にとって受様がどんな存在になっていくのか
ドキドキ&ワクワク、とても楽しく読ませて頂きました♪

自分達こそが最上と多種族を見下すニアレイズ王、
運命の番に溺れて国政を疎かにした攻様の父王、
攻様の伴侶の座を狙う公爵とその令嬢、

オメガバースの王道設定を盛り込みながら
人種差や身分差で巻き起こる人の差別意識や歪みが
脇キャラの言動にに絶妙に反映していて
幕引きもとても見事でした ヾ(≧▽≦)ノ

3

誰にも愛されなかった21番目の王子のシンデレラ物語

著者、初めてのオメガバースものだそう。
獣人 αx 人 Ω、の組み合わせだけど、
余りない設定なのは、人化しない本当の毛むくじゃらの獅子αという設定。
違和感が大きい。挿絵も、猛獣が美少年を襲う絵柄。

エリシャ:
薄幸の21番目の王子。
白い毛髪、白い肌、赤い目・先天性色素異常で、虚弱体質。
13才から城から出されて、ほぼ支援を受けず猫獣人の乳母に育てられる。
敗戦後、兄王に呼ばれ、人質として獣人国に、従者もなく、身分証だけ渡され単身で送り込まれる。
本人もΩと知らなかった。
エリシャの国は、Ωを「獣憑き」と忌み嫌い、Ωは処分(死刑)されている。

獅子王ディオン:
赤毛の獅子。人化せず、二足歩行。
初めてエリシャと謁見した場で発情、項を噛む。運命の番だった。
Ωを嫌い、遠ざけていた訳は、父王の自死が原因。
ディオンの父王は、「運命の番」が死亡した後、後追い自殺。
周りを不幸にした轍を踏むまいと、ディオンは運命の番であるエリシャに「会わない」と宣言するけれど、夜コッソリ見舞いに行くヘタレ。

その後、試練をいくつか越えて二人は、ハピエン。
SSには、虚弱なエリシャが子を得て家族で幸せになった様子を書いて欲しかった。
官能小説じゃない、BのLだから、濡れ場じゃなくストーリーで満足させてほしかった。残念。

0

オメガバ

ひつじ先生だしきょう先生だからマストバイ。だったんだけど、ミリも人にならない攻めにちょっと惚れられなかったので申し訳ないです、中立にしました。本編230P弱+あとがき。オメガバ好きな人ならいいのかな?

ヒト族の納めるニアレイズ国より、獅子族が統べるシリオン国へ身一つで人質として送られてきたエリシャ。王に謁見叶ったのですが、会うや否やディオン王にうなじを噛まれて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
クレア(攻めの異母妹)、シルヴィア(王妃候補)、ブレイズ(騎士団長)、ラジャ(医師)、クラウス(宰相)、あと侍女少々ぐらい。

++

攻めは、父親が運命の番にドはまりして国務放置状態となるような方だったので、Ωは要らんと考えていたような方。国王として自らに厳しく、怒ったら超怖い。ただ受けに会った瞬間、すべてがぶっ飛んで項噛んでしまい、受けに対してはメロメロ、いなくなったら死ぬ的状態。そうだなあ、なんかカッコいい!と目が♡になるシーンが無かった感じです。ヴィジュアルで惚れるところもちょっと無かったしなあ。

受けは薄幸健気、父王から見捨てられ、乳母と二人生活していたような忍耐の人。自分に価値あると思えず、一人しくしく泣いちゃうような方。泣くな!とまでは思わなかったけれど、なんでかこちらの方にも肩入れするほどにいたらず。

うーん胸糞悪いヒール役のせいか、攻め受けとも惚れられず、今一つ盛りあがれなかった一冊でした。大好きだった前作と雰囲気はあんまり変わってないはずなのに、、こんなに自分の印象が変わるは何故だ?微妙な匙加減があるのかなあ???ま、貫井先生なんで、次も買いますけど!

2

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