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だいたい何もふかく考えず読み始める。
なので、普通にお子様だった少年との掛け算?と思っていたんですが、やっぱり西田さんの真髄といえばオヤジ。
今回も例外にもれず(*´∀`)q
妻子持ちの医者・ミシェルがであったのはヤンチャな子供・アレックス。
有名音楽家のクリストファの息子。
この出会いがは、ハジマリにしか過ぎなかった。。。。
出会いから数年たち、少年・アレックスは、男が男を買ういかがわしい街で身体を売り、父親は男と戯れる。事故で妻と子を亡くしたミシェルは・・!?
というお話ですね。
同属なんたら~といいながら、父親と同じようにと振舞うアレックス。
男に身体を売っていた父親と同じように、男に身体を売ろうとし(合体はしてない)~なくだり。2巻でうまいことまとまってくれるといい。
なんだかんだで、子供のころからイマイチ愛情をかけられてない雰囲気だったんですが、アレックスは父親が好きで、そうは見えなくとも父親クリスは息子を大事におもっているのだとおもう。
結論として、息子のアレックスとミシェルがカップリングではないのだとしたらアレックスにはもっと自由に恋愛していただきたいと思いました。
父親クリス。個人的にはサブキャラ~で終わるとだけ思っていたので今回は意外でした。まだ完全なベッドシーンはないのですが、このクリス受・・・考えただけでちょっとときめいてしまう。
楽しくない過去~があるので、不謹慎かと思いもしますがww
恋に気づいたミシェルとこの親子のその後。早くよみたい
色んなBLレビューブログやサイトでランキングに入っていた作品だったので購入。
ずっと買いたかったのですが、他の本を買ってしまい最近になってしまいました。
西田さんの作品は「天使のうた」以外では「願い叶えたまえ」を購入したことがあります。
おやじをかかせたら右に出る物がいないと言われている西田さん。
「天使のうた」はその通りだと思わせる作品だったと思います。
心の傷を持つ者通しの恋愛。
心の傷はお互い同じ傷ではなく、妻子を事故で失ったミシェルよりも
音楽家のクリスの傷の方が深く根強いものです。
そして、クリスの息子であるアレックス。
アレックスがいなければ二人が出会うことも、そしてまた再会することもなかった。
またアレックスとクリスの関係もこの物語の大きなお話になっています。
親子だけど、クリスはミシェルのように自分の息子を愛せないのです。
亡くなってしまったけれどとても愛していた妻子がいたミシェルの心が、なぜクリスに惹かれたのか。
クリスが誰にも見せない顔をミシェルが見たからなのかな?
2巻はもっと怒涛の展開になりそうです。
息子に冷たい態度を取る音楽家と
医者が出会う
愛されたい者
愛するものを失った者
どこか欠落していて
でも憎めない人間を描くのが
西田先生はうまいです
息子のアレックスが若い!
西田先生の若者は久しぶりに見た!笑
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
BL作品の多くは恋愛というゴールに向かって物語が展開し収束していきます。そういう話も好きだけど、少し食傷気味の方にぜひ手に取って欲しいのがこの作品です。
もちろん男同士の恋愛も描かれていますが、なによりこの話の最終目的は2人の男の救済と1人の少年の旅立ちなのです。
どこか冷たい美貌のピアニストのクリスと、純朴で人のいい医者ミシェル。
クリスの息子アレックスが偶然ミシェルの車に轢かれそうになったことで、
互いに家庭を持つ彼らの人生が一瞬だけ交差します。
そして10年の空白ののち、再びアレックスに導かれるように再会。
しかしミシェルは妻子を失いただ惰性で日々を送る生活、クリスは妻を自殺で亡くし音楽家として成功を収めながらも奔放に男と過ごし、そしてまるで父を真似るようにアレックスは売春街に立つ。
幸せと呼べる生活を送っていた10年前とはすっかり様変わりした3人。
しかし再び巡り会ったことで何かが動きだし変わっていきます。
『人生はクソなのになぜ生きる?』
この問いに答えはあるのでしょうか?
『ケツ振って売ろうがクソまみれの手で触ろうが――見ろよ先生。ここに一つの奇蹟がある、この第一楽章のスケルツォだ。これをどうやったら冒涜できる?』
“自分は今でも体の代わりに音楽を売る娼婦だ”というクリスに対し、“それは音楽への冒涜だ”と言ったミシェルに向かって、更にクリスが返した台詞です。
最初はさらっと目を通したこのシーン。
でも2巻まで読み終えもう一度読み返したとき、私はここで涙があふれてしまいました。
もともと漫画家として才能のある作家さんだとは思っていましたが、
この「天使のうた」で台詞のセンスがずば抜けてる方だとつくづく痛感しました。
そしてここぞというシーンは目で語らせる。
まいった。どこまでもついていくぜ兄貴!