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表題作芝と銀

芝瞳(しどう) 狸
銀弥(かねみ) 狐

その他の収録作品

  • それからとこれから(描き下ろし)

あらすじ

「そんなに舐められたら変な気分になる…」かつての因縁により、いがみ合うタヌキ山とキツネ山。そんな中でも幼なじみとしてこっそり交流を続けてきた、タヌキの芝瞳(しどう)とキツネの銀弥(かみね)だったが、タヌキが住む山に開発計画が持ち上がる。人間に化けて計画を頓挫させようと奮闘する芝瞳は、銀弥が人間の男に身体を売っていると知ってしまい…?タヌキ×キツネの異種姦ラブ!

作品情報

作品名
芝と銀
著者
鯨田ヒロト 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866695273
4.3

(40)

(20)

萌々

(14)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
174
評価数
40
平均
4.3 / 5
神率
50%

レビュー投稿数3

予想以上に良かった、感動しました!

↓ネタバレ含みます!

単話試し読みで気になり購入してみました!キャラクターが魅力的で動物姿は可愛く、また読み終えた後には予想外に感動しました。以前読んだ先生の別作品が刺さらなかったため少し購入を迷ったのですが、購入の決断をして本当に良かったです!


まず全体的にストーリーがとても面白かったです!終始ドキドキハラハラと楽しめて、最後には感動でうるっときてしまいました。サブキャラ含めてキャラデザも良く、リアリティがある動物姿もモフモフで可愛かったです!

銀弥の健気な一途感が堪らないです…!自己犠牲が凄くて胸がギュッとします。最後のお願いは色っぽくエロいのに切なすぎました…。この属性で見た目美人なのが凄く刺さりました。頼むから幸せになってくれ…と読みながら願わずにはいられなかったです。芝瞳はしっかりと見せ場がありかっこよかったです!見た目も好みで表情が豊かなのも好きでした!立場上は敵の幼馴染による両片想い(片方は無自覚)、最高でした…!

そしてメインの2人もとても良かったですが、それに加えサブキャラとして出てくる久代さんが良かったです…!途中でそうなんだろうな〜とは思っていましたが、傷と問題解決に至る出来事において"九重さんが貸してくれた"との記載を読んで、つまり全てそういうことじゃん…と想いを馳せて泣けました。私的に彼はこの物語の裏主人公です。
ブックカバーを付ける際に表紙裏をチラ見した時は「メインカプ2人の成長後か?」と思いましたが、読後に見ると誰かわかり、やはり彼は裏主人公だ…と思いました。

どうやってここからハピエンになるんだろう、というところから上手く解決に持っていき、少し可哀想だな〜と思ったキャラも幸せになれそうで安心しました。描き下ろしではさらに銀弥の努力が実を結んだことを知れ、大好きな九重さんも救われそうで本当に良かったです!


メインのストーリーに加え、少ない情報でも感情移入できてしまった九重さんにより読後感動するとても素敵な作品でした。ケモ耳可愛いしストーリー気になる〜となんとなくで購入したのですが購入して大正解でした!

3

切なさの先に

隣り合う山で暮らしていながら、昔からいがみ合っているタヌキ族とキツネ族。それぞれの山に入ることも許されないので、タヌキの芝瞳とキツネの銀弥は幼馴染なのに一緒に過ごすこともできないという…そんな事情を抱えたふたりのお話でした。

異種動物のいがみ合いや交流禁止的なモノはわりとよく目にするので、あまり目新しさのないお話かな?と思っていたけれど。
人間界で再会したあとのふたりそれぞれの葛藤や好きだけでは一緒にいられない苦しみが本当に切なくて。好き合うことすら簡単ではない状況を乗り越えていく様子にすごく引き込まれ、最初に思っていた印象とはだいぶ違うお話だったなと感じました。

タヌキ山の開発をストップさせるために人知れず体を張っていた健気さや、人間界で暴走しても夜露に居場所を知られることになっても絶対に芝瞳を責めない優しさ…銀弥の言動すべてに愛があふれていて感動でした…!

キツネ山を去るシーンは悲しいものでしたが、ふたりが一緒に居るためには必要な痛みだったのだな、と。
でもその先にある未来でふたりが幸せになったことはもちろん、夜露にも良い出会いがあるところまでが描かれていたので救われました。
そして想い合うふたりの本能的なセックスもエロくてすごく良かったです。

ほのぼのした雰囲気で進む中にもしっかり印象的なエピソードがあり、最後にはとてもあたたかい気持ちになれる素敵なお話でした。

3

因縁

初めての作家様です。
絵がとても綺麗だなぁと思って購入しました。


過去の因縁でいがみ合うタヌキ山とキツネ山。
そんな中でも幼馴染として交流を続けてきたたぬきの芝瞳とキツネの銀弥ですがー…。


正直、途中で読むのやめようかなぁって思ったんです。
開発計画とか、銀弥が人間に身体を売ってるとか
そのあたりでお腹いっぱいになってきたなぁって。
でも、最後まで読んでよかったです。
最後まで読まなかったら銀弥の健気さに気付けなかったから。
全部、芝瞳の為の行動だったんだなぁって読み進めてわかりました。
だから「最後に僕を抱いて下さい…」って芝瞳にお願いする銀弥を見て涙が出ました。

どうなるんだろう…と不安になる展開もあったけど
最終的にはハッピーエンドで良かったです。

タヌキ山とキツネ山にはまだまだ因縁があると思うけど
徐々にその因縁も薄まって言ったらいいなぁと思いました。

0

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