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表題作リスキードッグス

渋谷 彗太,高校生,暗殺者
マル,ペット

あらすじ

このイカれた盛り犬、飼い慣らしてやる――天涯孤独の高校生・渋谷彗太の裏の顔、それは社会悪を抹殺する「暗殺者」。凄腕アサシンとして淡々と任務を遂行していたある日、ターゲットの自宅にあられもない姿で監禁(?)されていたガタイの良いヤンキー・マルと出会う。ご主人を殺した代わりに彗太に新しいご主人様になれと迫った上、「キモチ良くしてやるよ」と跨ってきて…!?無気力高校生暗殺者×ガチムチドM駄犬、アウトロー同士の危険過ぎる恋!

作品情報

作品名
リスキードッグス
著者
鯨田ヒロト 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866696485
4.1

(23)

(14)

萌々

(2)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
93
評価数
23
平均
4.1 / 5
神率
60.9%

レビュー投稿数4

奇妙な関係の心地良さ

エッッッッ
これはその後の2人がもっと読みたいなあ…!!
読み終えてすぐに続編が読みたくなるくらい面白かったです!

まず、あまり見かけない設定におっ!と興味を惹かれます。
幼くして天涯孤独となった主人公・彗太を引き取ったのは、悪党専門の掃除屋のボスで…
と、幼い頃から掃除屋としてのいろはを仕込まれ、高校生となった現在では1人でサクっと標的を仕留めて回る、腕の立つ立派な暗殺者としてあちこちで暗躍している彗太。
昼は野暮ったい高校生。依頼を受ければ凄腕の殺し屋。
二足の草鞋を履いて生きる彼と、とある標的の元から犬のように懐きついてきてしまった「マル」による奇妙な同居生活が描かれています。

なんだろうなあ。やはり彗太の裏の仕事的にも、全体的に甘さよりもピリッとしたスパイスが効いているお話なのです。
かと言ってすごく殺伐としているわけでもなく読みやすい。
読み進めてみて、なるほどそっちが受けなのね!となりましたが、殺しが当たり前のように日常の中にある世界で繰り広げられる、奇妙な関係性の2人の暮らしがなんだかとっても良くて。
身体の関係込みであっても決して甘くはありません。
でもちょっと2人の不思議な関係がすごく良いものに感じられるのだから面白い。

暗殺者としての腕は大人顔負けな彗太ですが、その分年相応の生き方はしてきてはいないんですね。
そんな彼が自由奔放なところがあるマルと過ごしていく内に、少しずつ今まで知らずにいたあたたかみを知っていく。
バディものなわけでもなく、恋人同士なわけでもない。
出逢いからして奇妙でしかないご主人様と犬の関係が、次第に心地の良いものになるのだから本当に不思議です。
しかしながら、そもそもマルという人物自体が謎めいているわけで…と、この辺りが見どころになるかなと思います。

始まりから終わりまで、流れるような話運びとインパクトのある展開の数々で読ませてくれます。
うーん、非常に面白かったです!
フェチ的な部分で言えば、褐色受け・尻抱きお兄さん・攻め小さめの体格差・一筋縄ではいかない世界あたりのワードにピンとくるものがある方は、もしかしたらお求めのものが見られるかもしれません。
作品の雰囲気も、結びの部分も私は好みでした。
その後を想像したくなってしまいますね。

1

この2人の関係性が麻薬のようにどハマってしまう

【主人命令が聞けねぇのか・・・この駄犬が(彗太)】

エロス度★★★★★★★★

おやおや、高校生暗殺者と暗殺対象者の愛人の社会の闇に棲まう者同士の主従愛が刺さりますね。
無気力な彗太が駄犬のマルに振り回されたり、彗太とは正反対に感情豊かで色々と駄犬なマルが魅力的でした。

漆黒と鮮血の罪が重なりあいながらも、マルの存在がボスに命じられるままに社会悪を抹消してきた彗太の感情に影響を与えていくのが尊い。

狂犬同士に芽生えていく情、マルが彗太の傍に飼い犬として居続ける理由がとても胸熱で、紅く染まる獣の咆哮の果てに地獄の底まで堕ちていく覚悟を決めたアウトローな愛が素晴らしい。

0

鋭い眼差しにしびれる

普段は地味で目立たない高校生だけれど「暗殺者」としての裏の顔を持っている彗太と、彼のことをご主人様と呼ぶ男・マル。
非現実的な世界に生きるふたりの歪な関係と、そこに生まれていく感情を描いたお話でした。

冒頭から躊躇なく人を殺すし社会悪を始末するシーンが何度も出てくるので、全体的にヒリヒリした雰囲気はあるけれど。
その空気をマルが程よく緩ませてくれるおかげで、シリアスになりすぎない展開になっていたかなと思います。

いつも冷静で淡々と仕事をこなし心もあまり動かない彗太ですが、マルにだけはわりと振り回され気味。
でもペースを乱されて迷惑だと思いながらもマルの存在に救われていたところがあったのでしょう。
仕事を辞めると言ったときにはじめて見えた彗太の本心のなかに、マルへの想いがあったことがすごく素敵だなと思いました。

ふたりの絡みはなかなかに激しく、それこそ恋人同士みたいなイチャイチャもナシ。
でも彗太の感情が変化していくにつれてセックスにもそれが表れてきて、最後には荒々しさの中にほんの少しの甘さが感じられたのが最高でした…!

これまで色々なことを経験してきて、たくさん危ない目にも遭って。
そんなふたりが出会ったことは運命だったのではないかと思うくらい、とても素敵な結末になっていたお話でした。

4

申し訳ない

わりと途中までは見ていられたのですがあまりにも人をさくさく致しちゃう感じにちょっと途中から内容がまったく頭に入って来ず。また、紙派で通販で一気に新刊買うので、受け攻めの区別も表紙判断しか出来なかったのですが、普段の好みは美人系の長髪攻めでしたので好みからかけ離れていることもあってそこもまたお話が入って来ず。攻めくんは逆にそのまま攻めでも受けでも私はどちらでもいけました。
絵はとても好みだし綺麗だしキャラたちの設定も出来上がっていたので、また先生の新作が出たら拝読したいと思いました(=^・^=)♪

1

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