電子限定かきおろし付
前作「スイートアワー1R」が好きで今作も購入しました。
カモバーガー先生の描く繊細で緻密な絵柄が好きになったきっかけのひとつだったので、今作の中世のような西洋のBLを読めるのをとても楽しみにしていました。
案の定、背景や室内の様子、そして豪華なジュエリーやフリルいっぱいの衣装などとても素敵で隅々まで楽しめる作品でした。
攻めの貴族ルパードと受けの使用人ノアの偽りの恋愛関係から、ふたりが幸せになるまでの物語です。
ふたりは正反対です。体格も身分も性格もなにもかもが違っていて、それがまた萌えてしまうんですが、1つ同じ想いがあります。それは母親に対する愛情と悲しみ、そして喪失感になります。
~下巻についてお話します~
上巻の最後に約束したお祭りにふたりで出かけます。ランタンが飛ばされる空をバックに幻想的な愛の告白があります。上巻からずっと美しい絵が続き、興奮しながらふたりのラブラブな姿を読み進めて行けます。
そして両想いになってのセックスです。ふたりの顔が前回とは違うんですよね。もちろん身体の重ね方も。それがまた萌えます!!
この後も何度かベッドシーンはありますが、ふたりの表情が回数を重ねるごとによくなるんですよ。ああ、幸せなんだなって感じられます。
ルパードが母親の悪夢を話し、またノアの母親も亡くなってしまいます。
子どもにとって愛する母親を亡くすことは、ある意味自分の身体の一部が亡くなるのと同じだと思います。それでもその悲しみや喪失感をただ克服するのではなく、一緒にいることで支え合っていこうと言うルパードの言葉にノアは強く生きようとします。
それから最後の試練がふたりを襲いますが、泣いているばかりいたノアが凛とした顔をして堂々と自分の意思を伝える姿にまで成長したのを見て、感動しました。
そんなノアにルパードも影響され、父親も気づかされます。愛することや神からの試練、そして貴族としての生き方など。この親子のシーンは世代交代の象徴で、新しい時代の幕開けなのかな?と感じました。
父親も母親も幸せだったし、子どもの幸せを願っているんですよね、やっぱり。
コミックスの描き下ろしもとってもよかったです!!
もし単話のみで読んでいる方がいたら、ぜひぜひお読みください!
ルパードの付き合う前からの独占力や恋人になってからの執着、溺愛がたまりません!!
とにかく圧倒的に素晴らしい画力によって魅せられた作品でした。
もちろん、物語も素晴らしく年明け読んだ作品の中で一番大好きな作品になりました。
「野ばらとプリテンダー」、野ばらのようなノアと偽って生きるルパードの愛に出会って成長した物語でした。
前回の作品スィートアワー1Rの作者様だったのてすね。
前作が大好きな作品だったので購入してみました。上下通しての感想となります。
前回の作品とは全く違った美麗で優雅で切なく泣けるお話でとても良かったです。
何よりお人形さんみたいで綺麗で可愛い天使のようなノアくんにきゅんきゅんでした。
ルパード様は、冷酷な主人と見せかけて実は愛情が深すぎる溺愛系というギャップがたまりません
出会い頭に嘘の恋人になれと言うルパード様
そこはオイオイと思いましたが、な~んだぁやっぱりはじめから、ノアくんにひかれるものがあったのですね。納得です。
好きを自覚してからのルパード様の溺愛が止まらないのが良い!ノアのためならなんでもしてあげたいのね。もう本当に純愛です。
途中ルパード父がいらんことするけど、ルパード父よお前そんなんで生きてて楽しいか?ってほんとルパード様と同じこと思いました。彼も可愛そうな人なのかも知れません
そんなルパード父には、ぜひ名もなき黒髪美形のルパード様の秘書?執事?さんと幸せになってほしいものです。年の差が萌えます
よくある転生物語ではなくて、純愛物語だったのがとても私好みの作品でした
上下巻の感想
恋を知らない攻めがピュアな子に癒されてどんどん溺愛攻めに変わるという…幸せしかなかったー
まぁピュアでかわいい子!攻めがしょっぱなから病み気味!なので純粋にあてられて浄化されていく様がほっこり人間模様。救われましたね。
衣装、お城、馬車、舞踏会など、ファンタジー好きにはおススメ。
むかしむかしあるところにお母さんの薬代を稼ぐ少年がいました…ある時ひょんなことから王子様の恋人の役をすることになったのです…みたいな。
お幸せに。
電子版で読了。
プリテンダー「Pretender」
意味は、 詐称者。・・偽りの愛で始まるから。
上下二部に別れていて、
上巻の説明は
貴族×使用人のドラマティック身分差BL、かりそめの恋人編
母の好きな薔薇を摘んで母に見せようと
バルコニーの母に呼びかけたら 母が投身・・という衝撃の場面で物語が始まり、
ルパードは、奉公に来たばかりのノアを仮初の恋人に決める。
下巻の説明は
貴族×使用人のドラマティック身分差BL、永遠の宣誓編
純真なノアに惹かれ、トラウマが癒えていくルパート、
義母や実父の横槍が入ってもなんてことない、二人は相愛の仲。
下巻はエピソード6-9を収録
巻末の4.5と9.5で、エピソード4の補完 あとがきと、書き下ろし。
二人を引き裂く出来事はない安心のハピエン。
ノアの笑顔が素敵。
コロナ禍で色々身の回りでも起きているので、
心が晴れないものはなるべく避けて ハピエンだけを選んで読んでます。
この作品、読後感とても爽やか。
癒やされた(ノ´∀`*)ふぅ
なんかあれだよね
登場したばっかの攻は強面でどんだけ拗らせてんのってかおしてたのに
とことん優しくて、とことん甘くて、とことん大きな男だったわけで
突然巻き込み事故みたいに始まった関係なのに
まっすぐに素直で、野に咲く花のように可憐な
受がまたすごくお似合いなわけで
ハニカムように笑う受も
それをみて嬉しそうに微笑む攻も
どっちもすごく魅力的なお話でした。
幸せそうすぎて、なにか起こるんかと思えば
すんなり乗り越えてくるとこも好き
父もこれからは心いれかえて
愛せる後妻さん見つけられるといいよね
巻末の、絵画みせる自慢シーンが何気に好き
画家も苦労しただろけど
これ自慢するために呼び出したんかとおもわれる
シチュエーションに笑った
お幸せにという言葉しかみつからない。