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ミオくんは飼い慣らされている

miokun wa kainarasarete iru

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表題作ミオくんは飼い慣らされている

楢崎ミオ 祥士の家に居候している 21歳
小宮山祥士 サラリーマン 29歳

その他の収録作品

  • ミオくんは骨抜きにされている(描き下ろし)

あらすじ

骨の髄まで愛されたい

社畜サラリーマンの祥士は癒やしを求め、10か月前から「ペット」を飼っている――イケメンでセックスが抜群にうまい21歳のミオという男性を。
数か月前にバーで知り合い、家がないと言ってミオがそのまま居着いたのだ。
そしてミオとのセックスは、今や日々の癒やしになっている。
男の恋人に裏切られた過去があり、恋愛をしたくない祥士にとってミオの存在はとても都合がよかった。
しかしある日突然ミオが姿を消してしまい、さらに友人から彼がAV男優だったことを知らされて――!?

作品情報

作品名
ミオくんは飼い慣らされている
著者
梅渋ちうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047372757
3.8

(16)

(6)

萌々

(5)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
60
評価数
16
平均
3.8 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数2

献身的で誠実なヒモ

癒しワンコなヒモ×社畜リーマン。

会社員の祥士は年下のイケメン無職男子・ミオと同居しています。
けれど、二人の関係は友達なわけでもなく、恋人でもない。
いわゆる“飼い主”と“ペット”の関係なのです。

飼い主である祥士がちゃらんぽらんなミオに絆されて
振り回されちゃうお話かと思いきや、思いの外ミオの愛が誠実でした。
むしろ先に好きを自覚したのはミオなくらいで。

こういうヒモ系のお話って飼い主→→→→→←←ペットなイメージでしたが、
本作の場合は→→→←←←←←←ペット とミオが祥士を好きすぎている!

いい…こういう愛の重めな攻めって大好物なのです♪

過去のトラウマから恋愛を避けていた祥士ですが、
ミオが自分の元を去ったことで初めてその存在の大きさに気が付きます。

そこからの祥士のなりふり構わぬ行動力がよかったです!
冷めているのかと思っていたけれど、ちゃんと情に厚くなれるじゃない!

本編後の番外編では遠回りをしたけれど、ようやく心身ともに通じ合って
恋人同士になった二人のイチャ甘恋人編が堪能できてしまいます♪

本作がデビュ―作とのことですが、キャラや空気感も魅力的で
次回作も楽しみです。
ただ、惜しかったのは二人の心理描写をもう少し深く掘り下げて
欲しかったな、と。
ノンケで今までも散々他の飼い主たちに飼われてきたミオが
どうして祥士だけにそこまでこだわるのか、溺れちゃったのか?
確かに祥士は可愛いけれどね…!
その辺りの心理描写や登場人物の背景がいまいち物足りませんでした。

※ミオの前職がAV男優のため女子との絡み(映像)なども若干あり。
 地雷な方はご注意を。

2

ヒモと癒やし

お疲れ気味リーマンの祥士とそんな彼にヒモとして飼われているミオのお話でした。

バーで知り合って家がないというミオを祥士が誘ってワンナイト…的なところから始まるふたりの関係。
仕事や恋愛に疲れ癒やしを求めていた祥士はミオとのセックスでデトックスできるし、ミオは衣食住を提供してもらえるということでどちらにとっても快適な日々を送っていたのだけど。
その関係の捉え方がミオと祥士では違っていて、ギクシャクしたりすれ違ってしまったりするわけです。

ずっと付き合っていた人に裏切られてから恋愛を避けていた祥士にとって、ミオのようにふわふわした存在は心地よくて自分の心を擦り減らさなくて済むので楽だったのでしょうね。
軽めに始まった関係だからこそミオの言葉を真正面から受け止められなかったのだと思いますが、居なくなってから彼への想いに気付いていくのが切なかったし歯痒かったです。

でもミオの過去が明かされてからの祥士はすごい行動力でミオを探したり、彼を見つけてからは感情を剥き出しにしてぶつかっていったり。
ミオのことを大切に想っているのがわかる言動ばかりだったので、彼らにとっては離れていた時間も必要なものだったのだなと感じました。

いびつな関係から始まったふたりですが想い合ってバランスのとれた恋人同士になっていくという、幸せな結末になってくれて本当に良かったです。

3

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