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「番契約解除までに俺の欲しいものを用意出来なければ離婚してくれ」
番になるまでの紆余曲折を楽しむオメガバースが主流の中、こちらは既に結婚してます。
番っていて体の関係もバッチリ上手くいっているはずなのに、受けくんからの突然の離婚要求。
猶予は番解除薬の効果が出る1ヶ月後まで。
攻めはハンサムでお金持ち、仕事、地位もあり
由緒あるα家の次男で受けを溺愛してます。
すべて完璧なようですがオレ様気質なため自分基準で物事をとらえてしまい、言葉足らずな面があります。
受けはβからΩにバースが変わったことによって攻めとたまたま番えたと勘違いし引け目を感じています。
素直じゃないので本心を言えず、攻めを愛しているからこその離婚宣言なのです。
幼馴染みで友達から夫夫への関係の変化にほんとはお互いにすごく嬉しいのに大切な事を言葉にする努力が足らず、残念ながらすれ違ってしまいます。
陰湿、差別的な要素は極力抑えながらもオメガバースの特性から逃れられない切なさが甘く素敵にまとまったお話でした。
特定の番にしか反応しない番因子が発見されその働きを無効化できる薬、グッズがある世界です。
後天性のΩが運命の番相手に、緩やかに効果が表れるチョーカータイプの向こうグッズをつけて、効果が出る1か月以内にほしいものをくれなければ離婚してほしいと切り出します。
いろいろと複雑な背景と気持ちがあるゆえのΩのちょっと難しそうな条件に、余裕そうな態度で応じるα。
噛み跡の上にチョーカーという組み合わせが独特で興味をそそられました。
それぞれ想いあっているのに、どっちも素直じゃないやりとりがじれったくも楽しいです。
グッズの効果で番が解消され、その後に大事件が起こってそこでようやくお互いが両想いだったことがわかります。
その展開、わかっていたけれど、わかっていたからこそ、わかっていても、うーん、とにかくとっても甘々で安心しました。
最後はちょっと駆け足だったけど、甘い甘いハッピーエンドでかわいいお話でした。
オメガバの番が解消できる設定
面白かったです
最初から両思いなのにもだもだしてて最後までもだもだしてるの可愛い
アルファがオメガに尽くすのが大好きなので
途中のプリティー○―マンのようなシーンが楽しかったです
お互いに好き同士なのに
無理矢理番契約させてしまったと思い込んでのモダモダ
大変良かったです
クセのあるお兄さんも良いキャラクターでした
オメガのトロ顔がとても可愛くてセクシーでした
それがすごく好きです
お話も絵も可愛くて良いです
近道で番になったけど、なんか遠回りしちゃってる2人でした。あー…焦ったいぃぃ〜
好きなのになぜ離婚を切り出したんだろ?と意味プーでしたが、番になった経緯を知るとなるほどでした。
好きの気持ちを伝えてない、伝わってないところからのモヤモヤで始まる離婚宣言。寝耳に水の通告に焦る天星の離婚回避奮闘劇が始まります。
お互いに大好きなのに、しかも番にまでなってるのに、拗れている2人にやきもき…。親友のときから既に想いはお互いにあって、番になったことはむしろラッキーじゃね?って感じなんですけど、仕方なく番になってしまったと思い込んでるからこそのボタンの掛け違えに胸が苦しくなりました。
本気で好きだからこそ、変に誤魔化す態度になっちゃったのが全ての元凶なんですけど、番関係に甘えずにちゃんとそこは言葉にしておくべきでしたね。完璧なαの天星とて、うまく立ち回れないこともあるんだなと、それはそれでキュンときちゃいました。でも焦ったいぃぃ〜(2回目)
離婚が物語の始まりってのがあまり見ないオメガバース展開で面白かったです。
付き合っていたわけでもなく、告白し合っていたわけでもない交際0日の番契約は、不可抗力のシチュエーションだったかも知れないけど、その状況でしっかり結ばれてしまうことや、βだと思っていたのにΩだったってことが分かったこと、しかも発情期に居合わせたことを考えても、番うべくして番った2人なんだと思わざるをえませんでした^ ^
好き合ってるのが分かるだけに、すれ違いの攻防が続くシーンは切なかったです。
それでも最後は文句なしの読後感。幸せに満たされて本当の意味での番になった2人を見て思わず笑顔になりました。
オメガバースで「離婚へのカウントダウン」という斬新さ!
まず、「番因子フェロモンを無効化する薬剤の使用で番契約を解消できる」という世界観。
そして、元々βだったレイは「後天性Ω」。バースの変化という設定もあり。
そんな中で初めは「俺様な名家α夫・天星の横暴に愛想を尽かす」…的な空気で進むストーリー。
天星は気楽に考えてプレゼントや外食攻勢、Hで有耶無耶、しかしレイはそんなものが欲しいわけじゃない。
「レイが欲しいもの」がわからずに期限の1ヶ月がきて、遂に番契約が切れて…
…というところで過去編が挟まれて、2人は元々友達だったこと、名家の重圧、レイの家の苦境などが明かされ、レイは天星を愛しながらも自分から離れようとしている、という裏側が明かされていく。
この辺は正直…目新しくない展開になってくるし、そもそもレイは番になった時の天星の感情を誤解していたことが発端だった、というちょっと拍子抜けな…
天星の独占欲とか結構強いのにたった一つの「言葉」が無かったことでレイは不安が消せなかったのかなぁ。
ともかくも、誤解は解けてすれ違いも解消、あとはハッピーなエンディングということで斬新な冒頭の割に既視感な展開になっちゃったなぁ、という感想。
絵柄は良いです。天星の俺様なカッコよさ、レイも受けだけどカッコいいしキレイ。
「萌x2」で。