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櫛野ゆい先生の新刊と共にお迎えした、こちら。
溺愛獣人大正風浪漫「第二弾」とのことですが、
第一弾(虎獣人、今作の攻めの上司が攻め)未読の自分でも
問題なく読めました☺︎
安心安全!の、櫛野先生の獣人溺愛もの、
あまあまに浸りたい…!という今の気分にピッタリ、ドンピシャでした✨
櫛野先生があとがきで語られているように、
恭一郎(攻め)は本当にまるっと”理想の旦那様”。
そんな旦那様を、自身の能力を使い
幾度も助けることになる千春(受け)もまた
健気で一途で一生懸命(+不憫)で、
心から応援したくなるキャラでした。
小さな薬屋を営む千春。15の時に母を事故で失い、
商店街の人々に見守られながら暮らしています。
そんな彼はある日、銃に撃たれて傷ついた銀狼を
自身の持つ治癒能力で救い、短くも温かい交流を持ちます。
その後銀狼は森へ帰り、またひとりぼっちになってしまったー
と思っていたところ、なんと千春が華族の血を引くものだと
告げる人物が現れ、そのまま成り行きでなぜか
霊獣一族・狼谷(かみたに)一族当主・34歳の恭一郎のもとへ
嫁ぐようにと強制され…
と続く物語です。
治癒能力を人に対して使ってしまうと、
激しく疲弊し場合によっては自身の命も危うくなる千春。
そんな彼のトラウマとなっている、「母の命を救えなかった」過去。
終盤、千春を庇って大怪我を負った恭一郎を
目の前にし、過去のトラウマが蘇るシーンでは
思わず泣きそうに( ; ; )
絶対に恭一郎を救ってみせるー
と決意し、持てるだけの力を全て注ぎ込む千春の描写、
息を呑んで手をギュッと握って読みました。
銀狼がまさか恭一郎だとは思わず、
自分の悩み事をとつとつと語る千春の様子、
そしてそれを聞いた銀狼(恭一郎)が慰めるように
千春にスリスリする姿には、萌えしか広がらず。・:*+.
そして何よりじーん...と胸熱くなったのは、
引き裂かれた千春の父母の悲恋と、
その千春の父と恭一郎(&恭一郎父)との繋がりのお話。
恭一郎と千春との出会いは、まさに「運命」と
言えるものだったんだなあ…
諜報活動を見事にこなす、軍服姿の最高にカッコいい旦那様。
まさに自分の理想の年上スパダリです。
愛する番のため、安心できる場所に巣を作りたいー
と、千春が薬屋を続けられるよう、
自分の屋敷ごとお引っ越しさせちゃう
大胆さと懐の広さ、愛の深さにグッときました(๑•̀ㅂ•́)و✧
第一弾の虎獣人のお話もまた、溺愛あまあまとのこと。
そちらも追って拝読し、溺愛の海に浸りたいと思います୨୧
第1弾の「白虎と政略結婚」が面白かったので、第2弾が読めて嬉しかったです。イラストは高城先生に代わっていましたが、高城先生の描く恭一郎と千春が美しくて眼福でした。
不運な境遇ながらも母の思いを継いで薬局を切り盛りする千春は凛としていて素敵。周囲の支えも温かくてほっこりしました。
銀狼姿の恭一郎を真摯に看病をする千春だから、恭一郎が一目惚れしたのは納得でした。思いを吐露されるのも頼られているようで嬉しかったのでは。
千春の出自には驚いたし、雅章の横暴なさには憤りましたが、結果2人の関係が始まってよかったです。
少しずつ距離を縮める中で印象的だったのは薬局での初めてのくちづけ。恭一郎の狂おしいほどの想いに心掴まれ、千春の初々しい恋心にドキドキ。またお話のギアが上がったようでワクワクしました。
ただ千春の能力に関して相手が大事だからこそですが、意見が分かれるのはもどかしかったです。またあんな事に巻き込まれるとは。
やっと幸せになれる!と思った矢先の誘拐、正直雅章が疫病神に思えました。船に監禁されもうすぐ出港、売られるって考えると怖い。万事休すでの恭一郎登場にホッとしました。狼のつがいは一生、最愛の千春を奪われんと戦う恭一郎はかっこよかったです。またそんな恭一郎を命をかけても守る千春にも涙が出ました。
その後の雅章にらイラッしましたが、雅代が現実を見極めていて安堵。2人が結婚できる事になり嬉しかったです。
ラストの支えてくれた人達も結婚式に招待するのも素敵でした。
優しくて強い2人が互いに守り合う対等な関係が眩しかったです。第2弾も大満足でした。また第1弾の高彪と琥珀の様子が知れたのも嬉しかったです。
「白虎と政略結婚」と同じ世界のお話なのでスピンオフと言っても良いと思います。
前作の白秋高彪に使える家が攻めの狼谷家になります。
今作も安定した面白さで櫛野ゆい先生の他作品よりは優しい世界観になってると思います。
千春は確かに天涯孤独ですが商店街の人々には愛され大事にされてて、狼谷家の使用人の面々にも大切にされてました。
このシリーズって屋敷の使用人が家族的で個性的なんですよね。
今作もそこが楽しくて、決して受けが辛い目に遭わず最後には幸せになるところが想像出来たので安心して読めました。
攻めの恭一郎視点もありますし、恭一郎が狼になる事を知らない千春が狼に思ってる事を吐露するので、どんなに秘密にしていても恭一郎にバレバレなんです。
狼姿になれば千春の本心が分かると味をしめた恭一郎が、湯上がりで石鹸の匂いをさせている事に気が付かれそうになったシーンには爆笑してしまいました。恭一郎が大真面目なだけにです!
上手く行き過ぎ感があったのと事件後のセックスシーンがちょっと長過ぎたので萌評価にしました。
白虎以外の他の四神のお話も出ないかなぁと思ってます。
今回は四神家当主に仕える銀狼獣人と
治癒能力をもつ薬師のお話です。
攻様の許嫁の身代わりだった受様が攻様の伴侶となるまで。
受様の両親は婚約の約束をしながら周りに引き離され
実家からも絶縁された母は薬師として港町の商店街で開業し
受様は母を手伝いながら育ちます。
受様には生まれた時から治癒能力がありましたが
その力は悪用されかねず、人前では使わず
母の薬によく効くようにと"おまじない"をするのみでした。
そんな母も受様が15の時に事故に巻き込まれて亡くなります。
事故の直後、知らせを聞いて駆け付けた受様は
瀕死の母に止められて治癒能力を使わなかった事を
ずっと悔いています。
せめて多くの人を助けたいという母の願いを継いで
商店街の人達に支えられて7年を過ごした受様でしたが
怪我をした白銀の狼のため治癒能力を使うことになります。
人間に被毛目当てに追われただろう狼は
あちこちに焦げた傷痕がある上に左後脚に重傷を負い
受様は大髪を救いたいと必死に狼治癒能力を使い
受様の看護の甲斐もあって数日後には森に帰っていきます。
受様が狼を森に返した数日、
華族である椿男爵家の執事だと言う人物が薬屋を訪れます。
受様が先代当主の息子である事、
当主の義弟に会いたいと伝言を受けた受様でしたが
当主が受様に望んだ事とは妹の代わりに婚約者に嫁ぐ事で!?
既刊「白虎と政略結婚」のスピンオフで
既刊の攻様の部下が本作の攻様になります。
既刊の攻様は客演していますが
本作単巻でも問題なく読めるお仕立てです。
当主の妹の婚約者は四神の一族の1つ
白萩家の直属の家臣である狼谷家の当主である攻様で
懇意にしていた父同士で決められた事らしいのですが
三ケ月後の妹の誕生日に式を挙げる予定が下男と駆け落ちし、
手を尽くしても見つけられず、現当主は折よく見つかった
受様に白羽の矢を立てたのです。
当主は受様が椿家に入らず、狼谷家に嫁がなければ
薬屋のある一体を買収して立ち退かせると脅して
受様を従わせますが
当主と挨拶に向かった受様の代わりに受様が嫁ぐと話すと
受様に一目惚れしたからしばらく屋敷で生活して
本当に結婚してみてもいいか考えて欲しい
なんていうのですよ Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
攻様がどうして受様を気に入ったのかが明らかになり
攻様と受様の仲が深まっていくのは王道路線でしたが
狼の攻様が銃創を追った出来事に義妹の駆け落ちまでに
攻様が追う隣国の秘密結社が絡んでいく流れは予想外で
ハラハラ&ドキドキ、
受様が攻様の伴侶となるまで
とっても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
櫛野先生おっかけで購入。攻め受けともキャラにめちゃ萌えるとかお話に萌え上がるといった点がなかったので中立よりの萌にしました。全頁二段組260頁弱+あとがき。しっかりもの健気さん好きな方にはいいのでは。
母親亡き後、ご近所の方々に見守られて、母の遺してくれた薬屋をしっかり継いできた千春。優しく症状を聞き処方し、自分の持てる力をほんのちょっと加える優秀な薬屋さんです。ある日、店のすぐ脇の路地裏で大きな獣が倒れているのを見つけ・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
椿男爵、その妹、薬屋のご近所の方、攻め宅にお仕えする方々、悪党少々、攻め上司等。「白虎と政略結婚」の攻めがちっぴり出てきます。
++攻め受けについて
攻めはうーん。。。溺愛ってほど溺愛とは感じなかったですが、欧米風にちゅっちゅっキスするので、受けは戸惑っていた感じですね。時代としては大正とか昭和初期とかな印象かなあ。イケメンスパダリ超優良物件てなとこですかね。狼ちゃんになったら単身突っ込んで(そしてケガもする)ます。指揮官ってタイプではない感じ。
受けはど健気。持てる力(治癒力)を自分の限界とかわかってないまま、ケガした人に注ぎ込むんですよね、攻めがケガしたら本気で自分の命全部そそいじゃいそう。お涙頂戴的に儚げ美人というのではなく、よく働くしっかり者という印象。元気玉!という感じではなかったです。
お話は王道、攻め受けのキャラともそんなに好きなタイプではなかったし、めちゃ好きなエピソードも無かったので、さらっと読み終えてしまった一冊でした。
