電子限定かきおろし漫画付
衝撃作「イトウさん」の著者・冥花すゐによる至高のメリーバッドエンドラブストーリー 禁を犯す外科医×健気に恋い慕う余命僅かな青年――優しく残酷なモラトリアム 君が生きていてくれるなら、たとえ誰を犠牲にしても――
試し読みで気になっていたので購入。
電子で読んだので紙面の方もっとわかりやすいかも。
結論からいうと好きなタイプのお話でした。共依存モラトリウムバッドエンドのような(体調によって読めない時もありますが)今回は求めていたようで、楽しめました。
でも読む人は選ぶかも。
とても面白かったです。少し、病気のことや受けの過去などがふんわりしているので、そこがもう少し突っ込まれてると説得力が増して良いのに、もったいない感じです。星マイナス1がその分です。
でもそこを入れると一巻に収まらないかもしれないし、冗長な感じになってしまいテンポが悪くなるのかも。自分で想像する楽しみもありですね。
イトウさん、三角オペラどちらも好みじゃなかったんですが、&.Emo作品好きな感じ多いので読んでみました。
私には刺さりませんでした。
結局不治の病って何なの?薬投与で生きられるの?
寧は幼いけど、精神疾患なの?それとも知的障害なの?病弱な相手を抱くって身体的に負担ないの?
病気の人とSEXなんて到底できないわ、それが原因で悪化したらどうしようって。
愛する人を生かす為の高額な薬代を稼ぐ為に人殺しをして臓器売買繰り返していた霧崎。
医師免許剥奪されて、自分で違法?クリニックをひらいてお金のない人達を受け入れてた。ここの患者の臓器を売ってたんか?
描写が少ないからよくわかんないけど。
何回も「僕は死ぬんだ」「死にたくない」とかウジウジ言う寧にもうんざり。
そんな風に思う私は冷酷なのかもしれないけど、2人にちっとも共感しませんでした。
ラスト霧崎が老けてるから数年後って事よね?
寧生きてるやん。不治の病って早死にするって意味じゃないの?しかも、ちっとも老けてないし。
最後のシーンは印象的でしたが、なんかあの1ページの絵を描きたかったが為のお話なのかな?
おとぎ話感満載、自分達に酔ってるだけに感じてしまいました。
不幸ぶってる主人公のお話好きじゃないんだわとつくづく実感。
シーモアで購入
白線修正
余命わずかの青年・寧と、
禁忌を犯す外科医・霧崎の物語。
帯にどどんと明記されてるので、ネタバレも何もないとは思いますが、メリバです。
自分がいなくなることで残される人が悲しむのは嫌だ、笑えるうちに早く逝ってしまいたいと願う寧、一方でどんなことをしても寧に生きていて欲しいと願う霧崎。
なんかもうね、寧の想いも霧崎の想いもどちらもとにかく切ないんですよ。
この作品、本編だけ読むとそれこそモヤモヤが残るメリバです。ここで終わってたら「はぁ!?」ってなってたと思います…
が!!!
そのあとの描き下ろしを読むと、納得というか…あぁ良かった…って思うし、読後感は一気に良くなりました。
描き下ろしでこらえ切れず号泣。
描き下ろしがあったからこそ☆4つけましたが、本編だけなら☆2か3になってたと思います。
その一方で本編だけで終わってたら、その後どうなったのか…という、メリバとしての余韻というか想像の余地みたいなものは多かったと思います。描き下ろしをどう捉えるか…ですね☆