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表題作屈辱の応酬

いきなり青木を恥辱した美形大鬼畜 石岡貢(大学生)
TV局敏腕PD・鬼畜受け 青木

あらすじ

「俺がどういうつもりか、あんたが気づくまで嬲ってやるよ」。
ある夜、見知らぬ男に犯されてしまったTV局の敏腕PD・青木。
恥辱の限りを与えられた上に、その男・石岡は青木が手掛けるドラマの製作現場にスタッフとして現れた!!俳優をも凌ぐ端整な美貌で周囲を魅了する石岡だが、青木にとってそれは陵辱の日々のはじまりで…!?非情を自負する男が堕ちた罠―セクシャルLOVE。

作品情報

作品名
屈辱の応酬
著者
愁堂れな 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199004582
2.7

(4)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
9
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数1

鬼畜に癒される…シニカルな結末

これは氷のように非情な鬼畜攻男が、
更なる鬼畜から凌辱を受け、初めて他人の痛みと愛を識る…という、
SMではあるけれども…癒しのお話です☆
美貌で非情を自負する男・青木は、TV局の敏腕PDで、
仕事がらみの少年達を凌辱しては、捨ててゆく日々…。
そんな青木が…うかつにも凌辱され、
脅迫に怯える日々になろうとは!
謎多い相手の男・石岡は俳優をも凌ぐ美貌の大学生で、
目には目をとばかりに青木を犯し、問いかけます。
「ギブテが絡まないセックスって、したことないの?」
この話を読んで、ざまあみろと思った人は…正常です、たぶん。
(↑やっぱり、いじめっ子は成敗されなきゃね。)
クールで綺麗な貌と敏腕と、ついでに親の七光が災いしてなのか(?)
この青木という男、愛を否定することが人生の基本スタンスなのです。
「愛なんてありえない、だからTVでやればヒットする。」くらいにあっさりと!
仕事絡みの据え膳は日常茶飯事(当然のことながら…)
SEXはギブ&テイクが普通で、そうじゃないほうが気味が悪い…
…なんとまあ凄まじく、殺伐とした恋愛感でしょうか!
だから「ギブ&テイクじゃなく、他人の復讐のために凌辱までする男」を、
理解ができなくて、怖くて、それでも魅かれてしまい…戸惑っている…。
愛し愛された覚えが無いので、基本的に自分をも大事にしていません。
(↑これはもう、きっぱりと!)
そこへ石岡からの損得抜きのレイプは、ちょっと効きすぎの薬です。
他人の痛みを体で知って、無償の愛を想像してみる…もはや癒しに近い!
結果…ラストでこの二人、本気の恋をしますから、なんとも甘く皮肉です☆
愛がないと…とことん鬼畜化し、愛すればまた、ほどよくツンデレ化する…
(↑あ、これって…女性の美容にも当てはまります☆)
BL界の愛ある鬼畜のお約束の結末…といえば、それまでですが(笑)
といってもねぇ…ここで登場する悪夢のようなSMの数々はwww
とてもじゃないけど、人前でお話できません(苦笑)
氷の鬼畜を癒し改心させるのに、ここまでの荒療治が必要だなんて!!!
一般人と子供には、とても測り知れない…シニカルで深淵な愛です。
私…エステ程度で癒される一般人で、本当に良かった☆

3

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