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表題作花嫁はマリッジブルー

朝倉正嗣
28歳,御曹司で姉の婚約者
麻生拓海
20歳,大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大学生の麻生拓海には、双子と間違えられるほどそっくりの姉、美花がいた。
顔とスタイルのよさだけが取り柄の美花は、旧華族で名門ホテルグループの御曹司、朝倉正嗣と玉の輿婚することに。
麻生家は皆大喜びだが、拓海だけは朝倉が姉に愛情を抱いていないのを知って激しく憤る。
だがその冷酷さが複雑な家庭環境のせいだとわかり、姉の婚約者にもかかわらず拓海は朝倉に惹かれてしまい…。

作品情報

作品名
花嫁はマリッジブルー
著者
凪良ゆう 
イラスト
唯月一 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
シリーズ
花嫁はマリッジブルー
発売日
ISBN
9784592875352
3.7

(84)

(30)

萌々

(16)

(26)

中立

(7)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
13
得点
299
評価数
84
平均
3.7 / 5
神率
35.7%

レビュー投稿数13

幸せの形=結婚

BLや同人の世界でも愛が進行しすぎると、幸せの形=結婚、となるみたいです。昨今の流行りのひとつは花嫁らしいし。好んで読んだことなかったのですが、たまにはこーゆー手にとるのが恥ずかしくなるものを読みたいと。おバカな話かな~と思ったら(失礼!)おもしろかった。
玉の輿目当ての姉の婚約者は、結婚を契約としか考えていない男。見下した態度に腹を立てたが、それがきっかけで親しくなる。攻がもっと傲慢でイヤな男かと思ったら素直だし、受もおとなしいタイプではなく思いやりがあってかわいかった。セレブ×学生は本来好みではなかったけど、対等っぽかったのがよかったのかな。だんだんとお互いにベタ惚れになっていくのもかわいいし。
最終的に花嫁なのは弟のほうだけど、マリッジブルーなのは姉なので、タイトルに違和感が。
続きの番外編が雑誌掲載されてるそうです。新婚バカップルなのかな。やっぱ跡継ぎはどうなるのだろうと気になる。

2

姉の旦那とLOVELOVE

凪良 ゆう / 花嫁はマリッジブルー (白泉社花丸文庫)
純愛:☆☆
H度:☆
オススメ:☆☆☆
登場人物 受:拓海(姉の婚約者?) 攻:朝倉(御曹司)
花嫁ものです。
今回は姉の婚約者を弟が奪う?という形で男+男の結婚系の話になりました。
花嫁ものに登場する受はみんな女性よりもカワイイ人ばかり登場です。
今回もはずしはしてませんが、日本も合法になれば、このようなカップルがいてもいいと思うのですが・・。
但し、美少年が前提です・・。(個人妄想ですが。)

2

どうせイロモノだと思って舐めててゴメンナサイ!!

↑と、作者様にスライディングで土下座な気持ちです。面白かった~、というかもう楽しかった。
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
姉の婚約者で御曹子・朝倉×THE庶民の大学生・拓海…の異文化コミニケーションラブ。

花嫁モノという色眼鏡で構えていたら、あれ、新境地。
テンポ良し、キャラ良し、のってるね!っていう感じの楽しい文章にぐいぐい引っ張られました。
花嫁ってタイトルに10メートルくらい引いてしまう方にむしろお勧めしちゃいたい本かも。うっかりどうですか?

外見だけは自慢できる、そんな姉が連れてきた婚約者の朝倉は顔、家柄、才能揃った完璧な男。でも愛情面に問題アリ。愛はない、結婚は取引きだとはっきり言い切り、聞いた拓海は激怒。
そんな最悪の印象からスタートの二人が織り成す可愛い恋物語は、笑いが滲みます。

セレブと庶民、感情欠落と直球素直、ほとんど対極の彼らがちょっとずつ距離を縮めていく様子がこそばゆくなるほどかわゆい…!
朝倉がどんどん拓海に懐いていく姿に、にこにこ頬が緩みます。
そして、主役二人は言わずもがな、脇を囲むキャラも味がある御仁ばかり。
玉の輿にむけ詐欺並に猫かぶりまくりの姉や、そんな姉を今でも愛しまくっているヘタレの塊の元彼エディ(生粋の日本人です)、和めるけどどこか間の抜けた両親、昼ドラも真っ青の朝倉家の強烈な女衆、とまあこんな感じの彼らがいて面白くないわけない!

とっても楽しい読書時間をごちそうさまでした。楽しかったので甘めにMAX萌。
でもこの年でコレを書店で買うのは、エロい本を買うよりある意味苦行でした。
続編タイトルは「花嫁は今夜もブルー」。
……またしても!買うけど!

4

「嫁」に惑わされちゃいけない

何気にストライクゾーンの狭い私がこれまで避けてきた「嫁」やら「姫」やら。
けど凪良さんは大好きなんです!早く次のお話が読みたいんです!けど最近出たばかりなんでまだ出ないんです!
けども凪良さんが読みたくて、恐る恐る手に取った『初恋姫』が土下座する勢いで面白かったので、勢いで「嫁」にも手を出してみました。

ホント、「嫁」って言葉ひとつに惑わされて今まで読んでなかった自分を呪いたいです。
文句なく面白かった!

男前で優しくて思いやりがあって、頭も心も柔軟性のある、すごくカッコイイ受けがとにかく良い。
攻めも、嫌な奴に見えて実は、ぶっ飛んだ枠の中で培った不器用さ全開なだけで、悪意があるわけじゃない。
こういう攻めって、書く人や文章によっては「こんな変な家ねえよ」になりそうですが、そこを「不器用で可愛い」と思わせるのが本当に凪良さんの筆力だなぁ…と思います。

それにしても…おねえちゃんカップルはスゴイ…。
姉の「お前のものはオレのもの」的なジャイアン思想と、それに諾々と従うしかない「のび太」な受け。
理不尽だと思う余地すらない姉弟の力関係が妙にリアルで面白かったです。
けど、こののび太は気が優しくて男前(笑)

主役の二人がどう仕様も無くラブラブなのが、すごく可愛かったですww
個人的には、男がウェディングドレス着て結婚式とかはやっぱり若干引いちゃうんですが、この作品は攻めの趣味で着せられたわけでもないし、着なきゃならない理由がちゃんとあったので、ギリでOKでした。
ホントにギリギリですが;

3

過去最高の身代わり花嫁モノです

みなさん書いてますが、身代わり花嫁モノと侮るなかれ。
苦手な方にこそオススメです。間違いなく苦手意識がふっとぶと思う。
私も以前は身代わり花嫁モノは苦手だったんですが(実際テンプレ通りのつまんない作品が多いです)、何作品か面白い身代わり花嫁モノに遭遇したおかげで、苦手意識はなくなりました。その中でもこの作品は過去最高に面白かった。
さすが凪良ゆうさん。

何がいいって、「過程」がいい。
エキセントリックで傲岸に見えた攻めが、どんどん可愛くなっていくんですよ。
「根性曲がり」と言われたことにやたら拘ってたことから可愛さの片鱗が見えはじめ、ストーリーが進むにつれて攻めが愛しくて仕方がなくなる。
これけして攻めの性格が変わっていったわけじゃないんですよ。ほんの少しずつ角度を変えながら攻めを描いてくれてて、そこから見える可愛さなのだ。
凪良ゆうさんの上手さだなーと思います。
受けも攻めも、会うたびにどんどん互いを好きになっていく。その過程に胸がキュンキュンしました。
一目惚れよりよりも好き。

あとこのお姉ちゃんいいね~w
結局エディを選んじゃうあたり、計算高い女にはなりきれてないわけで、ハチャメチャなのに憎めない。
ハチャメチャだけど、二人が出会えたのはこのお姉ちゃんのおかげなわけだしw

2

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