推しと寝てしまったんだが?

oshi to neteshimattanndaga

推しと寝てしまったんだが?
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×226
  • 萌9
  • 中立5
  • しゅみじゃない0

249

レビュー数
11
得点
191
評価数
51
平均
3.8 / 5
神率
21.6%
著者
藤峰式 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784823600845

あらすじ

スーパーブラック企業に勤め絶望の日々を送る江夏(えなつ)。
彼を救ったのは貞操観念ゆるふわな舞台役者、ゆきくんだった。
「推しごと」に勤しむ江夏だったが、ファンイベントで行われたバスツアーで
ゆきくん とエッチしてしまい罪悪感で押しつぶされてしまう。
禊として離れることを決めた江夏だったが
仕事から帰ると家の前にゆきくん 本人が!
しかもセカンドエッチに加え同棲することになりーー??
ごはんやおふろ、えっちまで…
推しごと全力がんばります!

表題作推しと寝てしまったんだが?

ゆきくん,舞台役者
江夏耀,28歳,会社員

その他の収録作品

  • ABOUT ゆきくん(描き下ろし)
  • あとがき(カバー下)
  • さらに拗れる関係(カバー下)

レビュー投稿数11

藤峰式先生ワールド全開

電子の『ゆきくん』の時から単話で読んでたけど、とにかく最高の一言に尽きる!
耀くんの独特な思考が好きすぎる〰️
ゆきくんなにげにめっちゃ紐男だし、支える耀くんが健気で可愛い♡
特にラスト!
オーソドックスなラストを迎えるかと思いきや、そこはさすが藤峰式先生!!
ワールド全開でめちゃくちゃ笑わせてもらいました〰️!
さすがとしか言えない展開で本当に好き♡♡♡
買うならぜひ初版分と重版分と揃えてほしいな!
帯がめっちゃエロ可愛いんだもん!!!

0

奇跡の出会い

藤峰式先生は「有休オメガ」と「番手当って出ますか?」のオメガバ作品しか読んだ事がありませんでした。

キラキラして色っぽいカバーとタイトルに惹かれて購入しましたが、こちらは受けの耀から見たフィルターがかかったゆきくんの事後の姿らしいと知り納得しました。

今回は会社員と舞台役者との恋のお話でした。やはり2人ともぶっ飛んでて初エッチから同棲に流れ込むまでが早くて、甘々エッチな生活が続きます。

これってヒモでは?耀は騙されてるの?とか読んでて心配になるのですが、そこはやはり藤峰式作品なので一味違うのです。
ふるゆわで何も考えて無いのかなと思えたゆきくんにも、しっかり耀への気持ちがありました。周りから言われて彼なりに努力はするんですよね。

だけどそれは耀が望んだ事では無かったと言う…。ゆきくんの役者仲間が2人の関係を「割れ鍋に綴じ蓋」って言ってましたが、読んでてその通りだと思ってしまいました。
だから最近の2作に比べるとインパクトが足りなかったように思えました。

耀の同僚の有近の使い方が勿体なかったです。
でも彼と愛犬の関係にはキュンと来ました。www

ゆきくんに出会って生き甲斐を見つけてドン底から這い上がった耀と、ありのままの姿を愛して貰えて初めての感情を耀に抱いたゆきくんの出会いは奇跡だったのだと思いました。

1

好きなものは好きなので

推しがいる生活ってすごいですよね。
毎日良いことばかりじゃないじゃないですか。
でも、推しが1人いたり、推せる何かがあるだけで人って結構な活力を貰えたりするんです。

と、絵に描いたようなスーパーブラック企業に身も心も毒され、自殺未遂をしてしまうほどギリギリの精神状態だった会社員の耀。
そんな彼を救ってくれたのは、舞台の上でキラキラと輝くゆきくんだった。
神も仏もいない世界だけど、ゆきくんは存在する。
ゆきくんに会いたい・見たい一心が耀の人生を良い方向へと変えていくんです。
ここまでは良い展開。
ちょっと辛口レビューかもしれません。

やがてその想いは、純粋な好意から性欲を孕んだものへと変化していく。
ゆきくんと行くバスツアーなるファン向けイベントに参加し、ゆきくんと2人っきりでお話が出来て、さらには願いごとまでひとつ叶えてもらえるという、夢のような特賞に見事当選する耀。
憧れのゆきくんを前に、本音と建前が脳内で殴り合いをした結果、本音を口に出してしまい、なんとさらっと抱いて貰えてしまう。
そして、あれよあれよと同棲をすることになり、あっという間に恋人関係に。

え、え〜〜っ?!早くない…?!
と、ジェットコースターのような展開に若干ついていけなくなりそうになりながらも、幸せそうな耀の姿に破れ鍋綴じ蓋か…?と思いつつ、なんだかもやもや。
そう、ゆきくんはヒモなんですよね。
それも、ゆきくんに生きる意味を見出していた耀にとっては、居るだけでとびきりの活力をくれるヒモ。
推しと毎日一緒。毎日抱き合える。
そんな幸せ絶頂の中で、だんだん何かがだめなことに耀も気付いていく。
好きだけど、もしかしたら自分がゆきくんをだめにしてしまっているのではないか?と葛藤し始めます。
違うんですよ。ゆきくんは元々だめなんです…
でも結局は、好きなものは好きだからしょうがない。
ヒモだってなんだっていい。ゆきくんならなんでも良い。

なんだろうな、破れ鍋綴じ蓋カップルのお話だったので、2人が幸せならもう何も言うことはないという感じなんですけど…
そもそも、ゆきくんはなぜ耀を抱こうと思ったの?いつから好きなの?という疑問でいっぱいだったことと、えっちは多いのに、根本的なBLのLの部分がハイテンションさに隠れてしまってあまり見えて来なかったのが残念。
藤峰式先生の漫画、好きなんだけどな。
あくまでも個人的にですけれど、1番重要な"萌え"がなかった。
耀が舞台に立つゆきくんのことが好きなのはよく分かるんですよ。
けど、それは推しているゆきくんの姿であって、人として、恋人としてどこが好きというのがあまり出てこないんですね。
どこかファン目線のままというか…そこが知りたかったな。
だから萌え切れなかったのかも。
推しが好き!という気持ちの爆発は気持ちが良かったんですけど。

今回は、当て馬ではなかった有坂くんとのエピソードの方に萌えてしまったな。
セクハラからさり気なく助けてくれたり、なんだかんだと優しかったり、決して耀を否定しなかったり。
うん、有坂くんの方が良い男だった。
でも耀はゆきくんが良いんだよね。

3

推しは経済を回す

作者さん買い。
刊行ペース早いなと思っていたら、
まさかまさかの2日連続刊行。
どんなスケジュールで仕事こなしてるんだろうと心配にもなったり。
購入したときは気付かなかったんですが、カバー表紙がキラキラしてます。江夏視点からのゆきくん。
この装丁は出版社の推し作品って感じですね。

推しって大事。
なんだかもう元気が出る一冊です。
「チ〇ポの型取らせてください」から始まるんだもんなあおったまげた。

世界一大好きな推しとの同居が始まって幸せだけど、もしかしてゆきくんはヒモ?と思い始める江夏。
僕がゆきくんを甘やかしてダメにしているのでは?と心配になり、やけに距離が近い同僚の有坂に相談。
街中でハグされている所をゆきくんに見られてしまい、連絡が取れなくなる。
ゆきくんがいない世界なんて生きている意味がない。
落ち込んでいる江夏を慰めるように抱きしめる有坂。

はい!この部分をを見るとシリアスだけど、エセシリアスだ!と思って読んでました。
切なさを混ぜたいんだという作者さんのこだわりと言ってもいいのかな。
私はここが結構好きで買い続けてます。
良い意味で頭空っぽにして読めるのです。
コメディのタイプも合っているので楽しい。


吹っ切れた人って時に強く時に怖いくらいの行動力見せる。江夏ってそんな人。
経済が回ってますよ。
今作で一番好きなキャラは同僚の有坂です。
ネガティブな江夏が怒るくらい言動が勘違いの元を作り出す人。
同じく有坂好きさんの方はカバー裏の4コマおススメです。

修正(紙)1話1エロ
白抜き




1

生涯一本、究極の推し事

書き終えたらかなりネタバレしちゃってました。お気をつけてくださいませ。



最初は笑えて、ファンイベントでいきなり、ええ!?やっちゃうの??マジで?
からの押しかけ彼氏で甘々生活からの、なんだかこの生活って…と思ったら主人公もやっぱり同じ気持ちで。
そんなところに関西支社から有近が現れ耀がお世話係になり、なんだか当て馬登場か?
というところで一旦休憩しました。
あれ?なんだか藤峰さんの新刊なのになんだか…。

気を取り直して読み進めるとゆきくんの気持ちがわかって。
な ん で 言 っ て あ げ な か っ た の?と滅茶苦茶頭をはたきたくなりました。

一旦二人は離れ離れに。一ヶ月も。

はぁ、耀は自分がゆきくんのそばにいたくて彼をダメにしてるのではないか?もし自分が支えられなくなったら他の人のところへいくんじゃないか?と葛藤して悩む耀も切なくて見てられなかったけど一人ぼっちの耀も気の毒で。  

しかしそんな間にゆきくんはなんと!耀のために自分を変えようとしてて。
ゆきくんは今までいつまでもヒモのまま変わらない自分を捨てられ、皆は自分のどこが好きだったの?
と思ってたところに耀が現れ見返りもお金もなにも求めず、ただそのままのゆきくんが好きって言ってくれて。お芝居もキラキラした目で褒めてくれて。
ゆきくんはそんな耀を好きになって。

再会してゆきくんが変われたら会いに行くよ、仲間もこいつ頑張ってるぜ!待っててやれよみたいな流れからの。

いつ?それいつなの?とまさかの答えが!皆もびっくり。
変わる必要ない!今のままのゆきくんが好きって究極の愛の告白で。
ありのままのゆきくんを受け入れる覚悟、皆を幸せにするゆきくんを支えるのが僕の役目だよ。って。

ヒモだっていいじゃない、いろんな愛の形があるよ。
推しを輝かせるのも、ヒモでもそばにいたいのも、誰かを幸せにするためのゆきくんのやりたいことをさせてあげるため生活を支えるのも。

最後の辺りで感動しました。

推しはいたことないのですが、こんなに生き甲斐や潤いをくれる神で推し事のためなら頑張れるなんて素晴らしいですね。

エッチもいっぱいでした。
私もゆきくんの気持ちがわからずヒヤヒヤモヤモヤハラハラしてたので大満足です。

0

神も仏もいない世界だけど。ゆきくんはちゃんと存在する。

うーん…。嬉しいんだよ、推し作家さんの新作を読めるのは。今人気で依頼も殺到しているであろう注目作家さんが次から次へと新作を発表してくれる。その事自体は歓迎すべき事なのだ。けど、多過ぎないか。乱発し過ぎではないか。
寡作ゆえ、近況が心配になってしまう作家さんに比べると、遥かに安心感はあるのだが。乱発ゆえの乱打にも見えなくも無い。次の作品へのブリッジとしての小品として読むべきか。
少々評価に迷ってしまう。
単話で発表していた作品の改題も最近では多い。
特に藤峰式先生は先回もそうだった。
「褒めると伸びます」改め「調教上司」「調教彼氏」へと。
本作は「ゆきくん」改め「推しと寝てしまったんだが?」
文章から単語へ。単語から文章へ。セオリーも何も無い。説明も無い。うーん。
それぞれ元のタイトルの方がフィットすると思うんだが?どうだろう。

耀くんはブラック企業でボロボロになって死にそうだったところを「ゆきくん」と出逢えたことで生きる意味を見つける。ただファンとして見つめていただけなのに。
舞台を見るために、「貢がなきゃ…」とばかりにブラック企業から脱し、キャリアUPして収入もUP!「ゆきくん」を応援する事が耀くんの生きる原動力になる。
『今の俺を生かしてるのはゆきくんだ。』
生きる理由なんて何だって良い。その事自体は否定出来ない。
しかし。ゆきくんは倫理観ゆるゆるのヒモ体質だった。もちろん耀くんと致してからは耀くん一筋なんだけど。寄生している事に変わりは無い。
最推しのゆきくんのお世話をさせて頂いている、という耀くんの所謂ドMっぽさも気になってしまう。実際、耀くんは増加していく生活費に困惑しているし、それをゆきくんに言い出せないでいる。ゆきくんの性格は元々のものだが、耀くんは自分のせいでゆきくんをダメにしているのではないかと悩んでもいる。

エッチで大胆な耀くんは実はしっかり者だったりもするのだ。もしくはダメンズ好き?
「あとがき」には、耀くんは自ら経営に携わり、ゆきくんはスクリーンデビューを果たす。と書いてあるのだが。ご都合主義でも何でもいいからそこはちゃんと描いて欲しかった。
ヒモだろうと何だろうと、本人たちが幸せだったら何も言うまい。というテーマらしいが。

当て馬未満の有近くんのルックスが本作中では一番好き。藤峰式先生定番の「攻め」ルックスの彼は大した仕事をせずに退場。紛らわしい。
激しいエチシーンばかりでは無くて、もうちょっとそこはきちんと膨らまして欲しかったかも。本当に有近くんは耀くんに特別な感情を抱いていなかったのか?は、謎。
「すげー可愛いと思って。」た筈なんだがなぁ。飼い犬に似てたからのLOVEはあるあるなので。あって欲しかった。

エチは白抜きなれど激しめ。激しくて逆にエロくない。
恒例の白黒クマさんは素敵なダイニングテーブルを買いたいらしい。

4

推しがいるって素晴らしい

作家買いしている大好きな藤峰式先生の作品です。
藤峰式先生は絵が丁寧で、スッキリしているので読みやすいです。

舞台役者のゆきくんと社畜リーマンの江夏 耀くんのお話。

スーパーブラック企業に勤める燿くんは残業パワハラセクハラモラハラを受ける毎日に生きる希望を失くし、公園で首つり自殺をしようとします…が、枝が折れてしまいました。
「これは神様が死ぬなと言ってくれているのかも?」と思ったのは勘違いで、翌日も上司からパワハラを受けます。
…神も仏もいなかったんだ
仕事の帰りに街中を歩いていた燿くんはフライヤーを配っている劇団員の男性とぶつかってしまいました。
いつの間にか泣いていた燿くん。
それを見た男性は自分の出演する舞台のチケットを燿くんに渡します。
「絶対観に来てね」

翌日、舞台を観に行った燿くんの人生は大きく変わります。
神も仏もいない世界だけど、ゆきくんはちゃんと存在する。
ブラック企業を辞めキャリア転職に成功し、ゆきくんの舞台を観に行ったりイベントに参加したりする楽しい日々。
燿くん、わかるよ~。推しがいるって楽しいよね!
ある日、燿くんは「ゆきくんと行く温泉バスツアー」に参加したのですが、そこで特賞が当たりました!
特賞は「ゆきくんと二人っきりでお話~ひとつだけお願い聞いてあげる♡~」ですが、もう完全にフラグが立っています(笑)
部屋にゆきくんと二人っきりの燿くんはあまりの嬉しさに初エッチにしてエロさが爆発!!
しかし、翌日 推しと寝てしまったことで罪悪感に苛まれる燿くん。
ゆきくんを汚してしまったと、舞台断ちをすることにしましたが…。

もうゆきくんには会えないと思っていた燿くんですが、なんとゆきくんと恋人になるという夢のような展開に!
さらに、燿くんのお家で同棲することになります。
でも、ゆきんはヒモなんですよ(汗)
舞台俳優に限りませんがクリエイティブな職業は何かと難しいですよね…。
収入が不安定なゆきくんのため衣食住を支える燿くん。
大好きなゆきくんを支えられて幸せなはずなのに、だんだん「ゆきくんの何なんだろう?」と考えます。
個人的に、ヒモは良くないと思う……思うんだけど、ゆきくんって突き放せない魅力があるんだよな(汗)

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラでは、燿くんの同僚 有近くん、ゆきくんの劇団の監督と俳優仲間 テツくんが登場します。
みんないい人ですが、途中まで有近くんに騙されました(笑)
藤峰式先生もインタビューの「愛犬家に悪い人はいない…。」は、その通りですね。

Hシーンは、たくさんあります!
どれもエロくて濃厚なのはお約束ですが、今作は甘さも加わっていますよ。
恐るべし、ヒモの魅力…。
どのセックスもきっとご満足いただけます(笑)

描き下ろし『ABOUT ゆきくん』
ゆきくん視点のお話です。
燿くんはちゃんと愛されているんだな~。

天然人たらしのゆきくんと健気で一途な燿くん。
推しを支えることは立派な経済活動だと改めて思い知らされました(泣)
「俺の神チ〇ポは生涯に1本だけ」
もうBL界の名言集に入れて欲しい…。
最後は、まさかの選択に驚きましたが、燿くんの覚悟を応援します。
スクリーンデビューするゆきくんを観たかったな。
「ヒモ」という新たなジャンルを開拓した藤峰式先生に拍手!
ピンクのホロ箔全面貼りの可愛い表紙も必見ですよ。
ぜひお手に取ってキラキラさせてください(笑)

2

天晴れ*・:*・'・˚✧₊⁎

とにかく表紙が最高ですね!読む前からかなりテンション上がります。推しの藤峰式さんの作品なので自分なりに書き込みます。

主人公の耀(よう)は自さつ失敗後見た舞台で推しに出会い生きる希望が湧き、推しの応援(貢ぐ)為に転職とキャリアアップしていきます。
「調教上司」もそうでしたが、プライベートが充実しだして図らずも仕事も充実してしまう流れ、自然でポジティブですごく好きです。

ちょっとだけ「ヒモ…」と悩んだりしますが最後まで一貫して推しへの愛があり、言葉の選び方と重複の仕方も抜群で、クスクスも吹き出す笑いも有りの楽しい一冊でした!

藤峰さんの作品の主人公はたびたび羨ましく思うほど欲望に忠実で、適材適所清々しく生きる姿が好ましいのです。
ドM教師が不良高校に就くことや、オメガ性を利用して公然と仕事を休むことに比べると、耀は突き抜けていて笑えても共感できます。推しは死の淵からの希望で生きる糧なのですから。
ファンというのは少なからずそうですよね。

耀の推しに本気過ぎる真剣みと必死さ(ポスター貼りまくりの部屋を見られて「死ッ…‼︎」と思ったり)が共感もありつつ行き過ぎてて笑えます。1コマゾッとするほど耀の目が恐いのあります…
泣き顔も一般人ではなくファンの涙という感じで、拘って描かれているのが分かります。

エロ的には分量はあり台詞もとても良いのですが、体型や白さ、動きがコメディ寄りな印象で、既読の数冊に比べると個人的に少し滾るものではなかったかな。
ゆきくん自体ちょっと緩い性格なので、その緩さが二人の恋愛の不安定さ(お話)を生み出しているのですが、天晴れなラストでも緩さを禁じ得ないのが賛否別れる気もします。でも耀が離れていかないように頑張ろうと思うのが可愛いし、顔が良い。
バスツアーしてるけどビラ配りするゆきくんの有名度は謎ですが話の流れは好きなので気にしません。
神よりの萌2です。

1

ゆきくんは〇〇

リーマンの耀はブラック企業勤務で精神がすり減り、追い詰められ、命を絶とうとしてしまいます。
そんな中出会った劇団員に自らが出演する舞台を観に来てと誘われ、舞台上の『ゆきくん』に魅入られ、ゆきくんに全身全霊を捧げ推し貢ぐ生活へとシフトチェンジ。
ファンミで急接近したゆきくんに抱かれ、さらには付き合い一緒に住むことになりー…というそんなバナナな展開(笑)も藤峰式先生のテンションを持ってすれば無問題〜!なんです。

人たらしなゆきくんはヒモ。でもあり、耀にとっての生きる希望、そして人生の支えであり、神。
ヒモといったら、交際する上でどうしても不安材料になりがちなんですが、でもその一般的なヒモの概念を覆すのがこちらの作品。

普通の展開なら、距離を置いて耀のために変わろうとヒモを脱却する努力をして、一人前になったゆきくんが耀を迎えに行く…みたいな感じだと思うんですけど、そこはさすが藤峰式先生、盛り上がりポイントが違うんですよね。
耀は一人前の定義に異議を唱え、今のままのゆきくんが好きだから変わらないでほしいし、むしろ自身の推し力不足を悔いる、という一般常識からはかけ離れた愛情論を羅列しちゃう。
一応、ゆきくんの努力は認めたい…。
それがふたりの愛だから仕方がないのです。

ヒモだって幸せならいいじゃない!

をテーマに繰り広げられる、一風変わった楽しい神推しヒモ愛ストーリーでした。

2

ヒモ気質の舞台役者 × 推しのために生きるリーマン

本編からカバー下までいっぱい笑った一冊でした。
めちゃくちゃ面白かった〜^^
「障子にメアリー」、明日から使おうっと。

主人公・耀は、ブラック企業に勤めるサラリーマン。
もう死のうと思っていた時に、舞台公演のチラシ配りをしている「ゆきくん」に出会い公演のチケットを貰います。
舞台上のゆきくんを観て生きがいを見出した耀は、ブラック企業から転職し、自分を救ってくれたゆきくんの「推しごと」に勤しむようになるのです。

それにしても、見事転職に成功しキャリアも給料もアップさせた耀、できる子だな。

耀の推しごとっぷりがもはや崇拝レベルで面白い。
例えば、ゆきくんが車酔いしやすい体質だと知っただけでも可愛さのあまり震え出します。
ゆきくんのやることなすこと全てが尊い模様です。
わたしからしたら、女性ファンばかりのハイタッチ会やバスツアーにも果敢に参加している耀のほうがよっぽど健気で尊いぞ!

さて、その黒一点で参加することになったバスツアーで、なんとゆきくんとエッチしちゃいます。
推しを汚してしまった罪悪感から、離れることを決意した耀でしたが、ある日仕事から帰ると玄関の前にゆきくんがいて…
実はヒモ男だったゆきくんに、ゆる〜く甘〜く言いくるめられ、耀とゆきくんの同棲+恋人生活がスタートするのです。

耀は尽くすことに幸せを感じる一方で、ついつい甘やかしてしまう自分がゆきくんをダメにしているのでは…?と不安な気持ちを抱えるようになります。

一方でゆきくんも、耀が同僚の有近に抱きしめられているところを目撃してしまい、脱ヒモすべく耀のもとを離れるのですが――

いやぁ、ラストはまさかの展開でした。
それでいいのか?!とつっこまずにはいられなかったけど、耀とゆきくんらしい終わり方が最高。
あとがきで語られているふたりの行く末までぜひ見届けてほしいです。

そして、当て馬の有近。
耀に横恋慕か?と思いきや、実家の愛犬と耀に似ていて…というオチでした。
藤峰式作品はサブキャラもただのイケメンでは終わらないのだな(悟)
この犬ネタにまつわるカバー下の漫画も面白かったです。

1

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