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山葵さんのあとがきによると、この作品のまたの名は「BL少年まんが風味に無謀にもトライしたハイテンション色物まんが」だそうです。
正にその通りじゃないかと思うのですが、若者のノリと受け様が常にHのことを考えているお話に入っていけませんでした(汗)。
主人公は高校生で、1冊丸ごと表題作カップルの作品です。
『ネクラートホリック』の関連作ですが、そちらの方を読んでなくてもお話は分かります。
ただ、雰囲気は『ネクラートホリック』とは随分違うような…?(もう何年も前に一度読んだきりなのではっきり覚えてないですが…)。
最近、この作家さんの作品を続けて読んでいるのですが、今の所、ギャグのノリは個人的には余り合わないかなという印象です。
この作品はファンタジー要素があって、私は普段はそういう設定は大好きなのですが、一度サラッと読むだけでは、少し分かりにくかったかな。
もう少しじっくりと読めば理解が深まるかもしれないのですが…。
中国の道術と西洋の吸血鬼に過剰淫乱にヤンデレ。
破格メニューのオンパレードですが、書きたい欲望はハッキリしてて、その意欲が最初から最後まで貫かれてるんで読みやすかったです。
結局なんじゃいといえばたんに体重ねるだけなのにいつのまにか愛情が生まれるという、普通のBLなんですが、
とくに仕掛けた側が戸惑いまくるのと、逆に愛情に気づいちゃった受け側が攻めの喘ぎ声を可愛いと思っちゃって縛っちゃうのは意外なくらいないですね。受け攻め交代か!?と思った位。
実体を現すまでは禍々しい存在のようだった金龍が出てきちゃったら愛情なんて嫌いだぁわぁん的な大人気ないちびっこだったりする、
一冊の本だけで随分いろんな感情をこちらに持たせるよなおい、ってな感じの本です。
ちなみにネクラートホリックは既読ですが、どこが繋がってるのかイマイチわかりませんでした。これだけでもいいかな。
この話、壮大なんだよね。多分。
それを1冊にまとめようとしちゃだめだよね。
こうなっちゃうよね…的印象でした。
先生自身、巻末で「BL少年まんが風味に無謀にもトライしたハイテンション色物まんが」と記している位です。
もともと先生が得意とする世界観でBLにしちゃった感が満載なのですが、作画鑑賞目的ならよろしいかと思います。先生の世界観を大切にするのであればも少しじっくり話を進めた方が良い味が出ただろうなぁ…と残念に思いました。手近で済ませた感満載でした(._.)
絵が木下さくら先生に似てるなぁ…と思ったら、別PN(東山和子先生)で合作したりしてるんですね。それは似ているはずですよねぇ(。-人-。)納得☆
勉強不足で恐縮です。
最初の1ページを読んだ時点で何だかぶっ飛んでいてついて行けるか
不安だったんですけど、個人的には読めば読むほどよく分からない話
だったと思います。ストーリーも設定も凝っているといえば凝って
いるのかもしれませんが、その説明や世界観を消化出来ないままに
過ぎていったような気がします。新しい設定だからこそ、そこらへんは
もっとちゃんと書いて欲しかったな…。
そして個人的にはキャラもあまり好みではありませんでした。特に
受けに関しては、気が強い系かと思いきや急に包容力を出してきたり
天使っぽく笑ってみたりと、一定感がないように感じてしまいました。
抱いている感情にもついていけなかったです。
主人公が好みじゃないから美味しいはずの逆ハーでも萌えないという
悪循環で残念だと思いつつ、私的にはキャラもストーリにも正直
惹かれるものがなかったので、この評価にさせて頂きます…。
表紙を見て4Pかしら♪と期待してしまった当時の私。
いや、もちろん分かっていましたよ?分かっていましたけどね。
妄想が止まらない良い表紙です。
そしてまたドラゴン出てくるとか、
本当に山葵さんの作品は方向的には私個人にマストです(笑)
前作より、こっちの方が私の好みには合ってたようです。
本作は主人公が金龍のせいで「オナニー」をしたくなったり、ネコ耳になったり、ユンという中国人の房中術うんぬんなど、美味しいシーンが色々あります。
更に「弟」→「兄」という弟の黒い愛情が美味しい展開もあります。
ドラゴンが最後に実態化して出てくるんですが、
意外に可愛いヤツでした。
渉はユン・弟・ヘルシング、皆に愛されるキャラなんですけど、
その総受け的なところも良かったです。
最後、三人にキスされている渉のコマにもキュンっとしました。
そして描き下ろしのユンと渉の渉×ユンからのユン×渉が良い感じでした♪