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元ハルヒラ先生は、動物描写がとても綺麗でかわいいので、つい紙で手元に欲しくなる作家さんです。
今回のBLストーリーの対象は人間ですが、飼い犬チャヅケと宇宙猫サン(地球では猫の姿を真似ている)が登場します。
サンはそこまで可愛げがある性格ではないですが、憎めない感じ。チャヅケはとにかくかわいいです。毛の感触まで感じられます。
お話の良さと、動物のかわいさ、どちらも満足できる作品だったと思います。
もう何と言っても「宇宙猫」チャンの眼球が可愛い。
おっきくて水晶玉みたい。
そんなコが「地球をシハイする」なんて喋り出すから、これは勇ましくて可愛い〜と始まるんだけど、どうやらそれだけの話じゃない。
この作品のテーマって、「孤立」と「差し伸べられる手」なのかな、と思う。
高度で強気な宇宙生命体でも、ネコの身体は不便で子供にも空腹にも勝てない。何よりも仲間と離れてしまった。
元教師の穂堤は心に何かを抱えていて、元生徒の今市の寄せてくる愛にも心底からは応えていない。
飼い犬のチャヅケも傷付いた存在で、周囲の心の動きに非常に敏感。
穂堤がチャヅケを助け、今市が穂堤の横にいたいと思い、宇宙猫・サンもいていいよ、という話…では終わらない。
サンはやはり仲間に会いたいし、星に帰りたい。彼の必死さが胸に迫る。
一方穂堤に起きた事柄も明らかになるんだけど、これがさぁ…
超胸糞。
BLに女が出るとロクな事がねぇ、が持論の私ですから、余計に腹が立ってしょうがない。
何も知らなかった今市も知るところになって、その部分でも今市が寄り添うけど…
人ひとりの人生も心も変わっちゃったんだよ?早瀬よ、そこよく考えてみろよ。と言いたい。
こんな女のエピソードで読後感が変わってしまった。
サンの仲間も地球に落ちてきて、これからみんなで、ってなるけど、ノドに刺さった小骨は抜けない。
受け様攻め様のグダグダより猫の姿のサンとチャヅケにメロメロです〜
特にチャヅケが、可愛い!
ハルヒラ先生の書いた動物が好きな人には、おすすめかな。
サンもチャヅケもお気に入りです。
長めの本だったのですが、受け様と攻め+面倒くさい攻めにアタックする女性(むかつく)の話よりも地球の猫の姿のサンになった宇宙人と犬のチャヅケの様子をホワホワしながら読んでました。
特に、猫にチョコレートは良くないのを知っていたので読みながらドキドキしてしまいました。
今市と穂堤の恋愛模様がしっかり描かれてはいるのだけど、宇宙からやってきた猫・サンの存在感が強くてBLすぎないところが逆に面白かったです。
猫ちゃんと可愛いわんこ、時々人間。みたいな…
平和で不思議で、でもしっかりドラマがある展開になっていてたくさん見どころがあるお話でした。
今市と穂堤の関係はサンが地球にきていなかったらきっと今も曖昧なままだったのだろうし
高校教師時代の苦しみからも穂堤は抜け出せていなかっただろうな、と。
直接何か手助けしてくれたわけではないけれど、サンの存在がふたりの日々に刺激を与えてくれたことで前に進んでいけたのかなと感じました。
そして全体を通してチャヅケがめちゃくちゃいい仕事をしてくれていたと思います。
今市や穂堤にとってもサンにとってもなくてはならない存在だったし、一番空気を読んでいたのはチャヅケだったかもしれません。
サンの友達・エンも合流してわちゃわちゃ賑やかになり、今市たちもいいところに着地して。
しっかり幸せな結末で、とてもあたたかな気持ちになった作品でした。
元先生の新刊と聞いて、しかも猫ちゃんも登場すると聞いて購入しました。
先生の描く猫や犬がかわいいです。
人間達の方は、幸薄美人元教師と、大型犬の元教え子のお話。
感情の急な坂はありませんが、のんびりした日常が、きちんとした形になっていく経緯が描かれています。
驚くべきはコミックの分厚さ!990円ですよ。
出会いからの流れが全部描かれているし、最後にはイケメンも出てきます。
ちょっと不思議でほっこりとした。元
ハルヒラワールドを存分に楽しみました。
アニメイト特典は、チャヅケの1日でした。