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表題作スキとキラキラ

宮内蒼
女装趣味の高校生
井口博之
かわいいものが好きな高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

人気インフルエンサーのイベントに参加した井口は、隣にいた美人な女子がなぜか気になる。 見れば見るほど、顔が中性的な同級生の宮内が頭をよぎり、 追いかけてその正体をつきとめると、頭をよぎっていた本人である宮内だった。 驚きつつも、同じ可愛いものが好きな友達ができた井口はそっけない宮内に懐き、学校でも積極的に絡んでいく。 宮内と話す機会が増え、女装姿の宮内と一緒にデート(?)に行ったり、誕生日を祝ったりして徐々に距離を詰めるが、宮内に対して純粋に”可愛い”と思う気持ちや、自分以外の人が女装の秘密を知っていることにモヤモヤする気持ちは、友達としての「好き」じゃないかもと悩み始めーー?

作品情報

作品名
スキとキラキラ
著者
会川フゥ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784823605680
4.6

(68)

(50)

萌々

(14)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
318
評価数
68
平均
4.6 / 5
神率
73.5%

レビュー投稿数13

最高でした

会川フゥ先生の作品が大好きで、今回もとても楽しみにしておりました。
かなり期待値高めで読み始めたのですが、遥かに超えてきました...

好きなことを自らの気持ちに嘘をつかず貫き通せる強さや、好きなことを共有できる存在の大切さが、丁寧に丁寧に描かれています。
お互いに自分の気持ちは誤魔化さないのが素敵。

みんないい子だし、ひたすらに穏やか。
久しぶりにじっくりと癒されました!


激推しです。
ぜひ読んでいただきたいです!

8

優しくて可愛い

とても面白かった。
メイクやキラキラしたコスメのパッケージや可愛いパンケーキなどが好きな井口と、女装が好きな宮内。

推しモデルのイベントに参加したら女装した宮内がいて、推し語りが一緒にしたい!とオタクのテンションで強引に友達になりに行く井口。逆に宮内はイツメンの友達以外とはあんまり交流しないタイプで井口にも最初は塩対応め。一緒に遊んだり推し活してちょっとずつ仲良くなっていく二人の様子が良い。

井口は自分の好きなことを貫いている宮内をかっこいいとリスペクトしているんだけど、それに対して宮内が好きなことを大切にできてるのは俺の力だけじゃないって答えるシーンがとても印象的で好き。可愛いって言ってくれる井口の言葉も力になってると言ってくれる。寝る前に井口が言ってくれた嬉しい言葉を噛み締めている宮内が可愛かった。

デート中に手がぶつかってそのまま手を握って、お互いに照れて無言になる空気感とかも甘酸っぱくて良かった。

あと描き下ろしが最高すぎた。社会人になった二人の話。

6

創り込み過ぎない自然体が響きます

お話し自体もキャラも商業に向けているって感じではなくって、あくまでも宮内と井口の生活と人生をそのまま描き出しているかのような、そんな自然体な空気感に惹き込まれます

彼らが自然体でスキなものをスキでいる姿に元気をもらえるような素敵な作品に感じてとても読んでいて気持ちがいいです

そしてその気持ち良さは読後もしっかり胸に残るような感じが心地いいです
描き下ろしの内容もこの心地よさを後押ししてくれた気がします

スキなものを見つける、知ってる、それだけでも世界はキラキラして見えます
BLをスキで良かったって思います

5

共有する喜びを

同じ高校の同級生だけどこれまで喋ったことはあまりなくて、でも中性的な宮内のことをなんとなく目で追ってしまっていた井口。
そんなふたりがインフルエンサーのイベントで会ったことをキッカケに仲良くなって、それぞれの気持ちが動いていく日常を描いたお話でした。

自分とは違うタイプだと思っていた宮内と好きなものが同じだったと判明した井口が
嬉しさからグイグイ距離を詰めて懐いてしまうのがめちゃくちゃ微笑ましくて、そんな井口に最初は引き気味だった宮内もどんどん心を開いていく様子にほっこり。
自分の中で大切にしていた「好きなこと」を共有したふたりが無理なく同じ気持ちになっていく、その自然さが彼ららしくてものすごくキュンとしました。

もしもイベントで会っていなければ交わることがなかったのだなーと思うと、冒頭シーンでふたりともバタバタ会場に入ったことすら運命的に思えたし
宮内が真っ直ぐに井口を信じているところが本当に素敵で、付き合っていることを迷うことなく報告した理由になんだかジーンとしてしまったのでした。

男子高校生がメイクに興味があったり女装が趣味だったりということを後ろめたく思う作品は数あれど、こんな風に自分が好きなものを胸を張って好きだと伝えてくれるお話に初めて出会った気がして純粋に感動。数年後のふたりも描き下ろしで見ることができて大満足でした。

難しいテーマだなと思ったのですが
それを重たい雰囲気にせず、でもそれぞれの感情はしっかりと見せてくれてものすごく読み応えのある作品でした!

4

好きなことに正直な少年たちが眩しすぎる

メイクやコスメが好きな井口くんと女の子のカッコが好きな宮内くん。好きなモデルのイベントで偶然出会った同級生の2人が好きなことに向き合いつつ距離を縮めていく姿があまりにも眩しくてすごく良い。

とりあえず井口くんの彼氏力が高すぎる。純粋にこういう人と付き合いたいな?とBL読んでて思ったの初めてかもというレベルでめちゃめちゃ良い人。これは世間に見つかったらモテるぞ〜〜

そして宮内くんは宮内くんで男装女装関係なく見惚れてしまうくらい美人。そして標準装備でデレ多めのツンなのが良い。褒められると素直に嬉しそうなのも、人のこと信用したらオープンなのもとても可愛い。

拗れることなく順当に距離を縮めてすごく自然体で心を通わせた関係性になったのもよかった。
描き下ろしで大人になった2人を見ることができたのも最高でした!!井口くんBAになったのも相変わらずコスメ趣味にしてる宮内くんもとても良い。何より受け攻め明確にしないのが想像広がって大満足なラストでした!

4

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