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君の夜に触れる

kimi no yoru ni hureru

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表題作 君の夜に触れる

榊千夏 → 阿座上洋平

御縁佳澄 → 土岐隼一

あらすじ

「本当の俺を知ったら…
きっとあんたは失望する」

殺し屋の千夏は、運命に再会した。

運命の名は、佳澄。
目の前で兄を亡くしたとき、手を差し伸べてくれた少年である。

数年後、千夏は偶然
ひったくりに遭った佳澄を助ける。
目が見えないと話す佳澄を放っておけない千夏は
近付くべきではないと思いながらも、
彼と距離を縮めることになるが…。

暗闇にとらわれた二人が
お互いの孤独を溶かしてゆく、救済の物語。

作品情報

作品名
君の夜に触れる
著者
もりもより 
媒体
CD
オリジナル媒体
コミック
メーカー
フロンティアワークス〈CD〉
収録時間
92 分
枚数
2 枚
発売日
JANコード
4589644788773

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10

4.8

(35)

(31)

萌々

(3)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
170
評価数
35
平均
4.8 / 5
神率
88.6%

レビュー投稿数10

聴いて良かった

原作既読でずっと買うのを悩んでいたのですが、思い切って購入。
ほんと聴いて良かったと思います。

もりもより先生の繊細な絵が、そのまま音になって表現されていました。
1回目は目を閉じってじっくりと浸り、2回目は原作をお供に。
原作のセリフ外の部分もしっかりと表現されていて、より物語に深みが出ていました。

役者さんって本当にすごいですね。
登場人物の声が、想像していたそのもののトーンでぴったりでした。
とくに受けの「うふふ」と笑う声が、ドンピシャで感動します。
攻めの縋るような声は、あまりに切実で聞いているこちらも切なくなります。

原作そのままの雰囲気で進むので、じっくりと世界に浸ることができました。
原作を読んだ方にこそ、聞いていただきたいドラマCDだと思います。

1

尊い

二人が抱える夜、お互いなくてはならない存在、
思いやる気持ち泣ける

1

原作片手に

原作既読です。
こちらは原作の画力が素晴らしいので、コミックスと合わせて聴くとより作品の世界が広がります。
千夏を阿座上さん、佳澄 を土岐さん。
最近阿座上さんのお名前をBLCDでよく見かけますが、どの役もちゃんとその役として聴ける素敵なキャストさんだと個人的には思っていて、千夏はちょっと特殊な影のある役ですが、その加減が絶妙でした。佳澄さんは目が見えない役でとっても素直でかわいらしい、そしてちょっと幸薄そうなイメージでしたが、土岐さんがこちらも本当に可愛らしく演じられていてコミックスのイメージぴったりでした。
そして、出番は多くないのですが、千夏の父親役で新垣さんが出てらして、凄く低音の迫力のある声で怖かったです。
音楽もうるさすぎずちょうどいい感じでバックで流れていて、全体的に素晴らしかったです。

2

原作片手に聴きたくなる

キャスト発表時から喋るとこんな声だろうなと思えたキャスティングだったので安心して聴けました。
聴いてみるとやっぱりそのままキャラが喋ったと思える解釈の一致具合でした。
原作既読済みの方はご存知かと思いますが、エッチシーンはかなり控えめです。
エロを聴くのではなく、もより先生の緻密で繊細な絵を思い浮かべながらしっとりした雰囲気と情緒に浸るCDだと思いました。
キャストお二方ともお上手ですし、原作未読でも聴ける内容なのですが、CDを聴く上であの画が頭に浮かんでいるかは結構重要な気がします。
一コマ一コマの力の込め方が素晴らしい、絵で魅せる作家さん(だと私は思います。)の作品なので、音だけで絵の世界観を感じとるのは難しいと思ったというか、感動が違ってくるというか。
聴き終えたあと、原作片手に聴き返したくなりました。

キャストトークはアニメイト限定セットの特典ミニドラマ&キャストトークCDに収録されています。
ミニドラマの内容はアニメイト特典小冊子のお話です。
先生が涙されながら収録を見学なさっていたと聴けて、あぁ原作者目線からもキャストお二方が作品をそのまま表現してくださったと思われたのだな、ドラマCD化してくれたことを先生がこんなによろこんでいらっしゃってこちらも嬉しいなと思わせていただけました。
阿座上さん、教えてくれてありがとう!

3

丁寧に作られている、しっとりとしたラブストーリー

原作未読(試し読みで1話のみ既読)。
主演の二人が好きな声優さんで、視聴でも良さそうだったので聴いてみました。

【キャストの演技について】
●千夏役の阿座上さん
阿座上さんは推しです。
本作では、地声に近い中低音でマイルドな雰囲気。千夏は多分まだ10代後半なので、役に合っている気がします。
3トラックの「俺を許さないでくれ」というモノローグが、すごく切なくてキュンとしました。

●佳澄役の土岐さん
ソフトな声が好きな声優さん。
可愛らしい雰囲気の役のイメージ通り、高音で美人声の演技です。とっても健気で可愛らしいです。ふふふって笑うシーン、かわゆい!

●千夏の父役の新垣さん 
千夏を精神的に支配している父親役。出番は少なめですが、重厚な演技が作品に深みを与えていると感じます。ちょっと演技がオーバーな感じも受けましたが、そういう演出なのかな。


【作品について】
収録時間: 50分01秒+42分23秒(2枚組)

原作の試し読みで、佳澄が和服で、また絵柄などの雰囲気からも、昭和初期とか少し古い時代の話と思っていました。けどスマホが出てきて、現代物と知り、ちょっと驚きました。

かなりシリアスな作風ですね。じっくりストーリーを味わうようなお話です。
普段はコミカルな作品を好んで聴いてるので、ここまでシリアスな作品は久しぶりです。私にはちょっと重かったかも。

ストーリーは、殺しができない殺し屋というのが、ちょっとリアリティを感じられないなと思いました。父親も妻を殺すぐらい非情な人物なのに、引き際が呆気ないというか。
不幸を背負った二人の純愛を描いていますが、殺し屋という設定は行き過ぎた感じがします。もうちょっと普通の設定でもよかったんじゃないかなと…(原作への感想みたいですが)。

とはいえキャストの皆さんの演技は素晴らしいと思います。聴き応えがあります。
1冊の漫画を2枚組で音声化しているので、きっと原作に忠実に作られてるんじゃないでしょうか。

残念だった点が…。
濡れ場やキスシーンなどはかなり少ない上、短いです。あと濡れ場に長めのモノローグが被っていて、正直モノローグいらないから、もうちょっと描写を聴かせて〜!と思ってしまいました。短すぎます、残念(泣)
好きな声優さん達なので、もう少し濡れ場も聴きたかったです。

フリートークはありません。
最近短めのフリトをつけてくれるCDも増えてきてるので、少しでいいから聴きたかったな〜、時間的にも余裕があるし。


とても丁寧に作られている美しい作品だと感じました。
他の方のレビューによると、原作ファンも大満足の出来栄えのようですね。
原作未読でも、しっとりした切ないラブストーリーを、じっくり楽しみたい方におすすめです。
ただ濡れ場もしっかり聴きたいという方には、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。

4

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