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こまどりは、夜の帳 下

komadori ha, yoru no tobari

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表題作こまどりは、夜の帳 下

橘紀人
警察官
卜部慶臣
村の地主・神職者

同時収録作品こまどりは、夜の帳 下

仮攻め:橘慎仁
民俗学者 紀人の双子の弟
仮受け:卜部三輪
神職者 慶臣の双子の弟

その他の収録作品

  • 描き下ろし:『こまどりは、掌の中』
  • カバー下:サブCPプロフィール

あらすじ

捜査のため片阪村に向かった警察官・紀人。村人に捕らえられるが、慶臣と三輪を連れ村を出ることに成功する。共に過ごす内距離が近づいていく紀人と慶臣に!?

作品情報

作品名
こまどりは、夜の帳 下
著者
露久ふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403668944
4.4

(204)

(125)

萌々

(50)

(24)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
26
得点
898
評価数
204
平均
4.4 / 5
神率
61.3%

レビュー投稿数26

女の恨みはこわいこわい

とんでもない村ぐるみの事件でありんした。

村ぐるみの組織犯罪だったとはいえ、結局皆を扇動していたのは独りよがりの女の嫉妬心。下巻はあの人物の本性が暴かれ、人相もえらいこっちゃの悪人顔になってしまって、ぎょえーーー恐ろしかったです((((;゚Д゚)))))))
慶臣の父親への憎しみを容姿が似た息子である慶臣に重ねて見ていたみたいだし、逆に母親似の三輪に傾倒していたことからも異常な執着性が伺えました。村のことなんかなんかどうでもよく、全ては自分の自己満足のため。こんなにも悪行を重ねるオンナの思考は完全にイカレポンチでした。

慶臣たちも含め、村の人たち共々彼女に洗脳されていたに等しく、なんだか哀れな結末でした。
彼女がいなければ慶臣たち親子は3人で幸せに暮らしていたと思うと果てしなく切ない……。父親の報復なのか、彼の死によって悪女の所業が暴かれることになったのは良かった。息子たちの解放を導く大きな手かがりを残してくれて、父の最後の愛を感じるところでした。

紀人と慶臣のロマンスも、しっとりとまとまってくれてホッとしました^ ^
紀人の前では心も身体も素直に曝け出すことができる慶臣の感情の昂りにはグッとくる一場面も。飄々として、掴みどころのなさそうな紀人の慶臣に捧げる求愛も胸アツでした!( ´∀`)
一本のミステリー映画を観たような高揚感に包まれた重厚なサスペンスストーリーでした。スッキリとした読後感も良く、全てが解決したあとの2人の甘い時間も文句なしの神評価です。

1

因習村として、やはりモヤった箇所が多い

↑これに尽きます。これ以外はすごく良かった。

兄同士のお祭りでのキスがすごく自然で、その後のセッも彼らの心情がすうっと理解できました。
男性が女性のように簡単に泣く描写があまり好きではないのですが、本作は全くの無問題でした。
でも紀人の目がずっとそこまで熱を持っているように見えなくて、どうしても慶臣からの矢印の方が大きく見えてしまう。
やっぱり自分は弟同士CPの方が萌えるなぁと。
この二人はまだまだBのLと言えるような段階ではなく、友情やブロマンスで片付く感情なのかもですが、今後も目が離せません。

<その他 モヤった点>
・そもそも ○す人物の選定基準はなんだ…「宗教の目的」=「○人」?
・100人目って誰が決めたんだ…里江の妄想?
・村人たちの動機&メリットはなんだ…慶臣とヤれること?
・ニュース映像で「NEWS」の綴りが「NWES」になってる… 一気に現実に引き戻されましたよ…
・セッは3回もあったけど、願わくば2回にしてその分 雫と里江がどれだけ仲良かったのかとか、上記のガバい設定を少しでも埋めて もっと説得力がほしかった

<特に良かった点>
・7話の扉絵で双子同士と雫さんがニアミスしとるー!
・玄関入ってすぐやるやつ!
・「顔見たい」←これありそうでなかなかないんですよー!

<注意点>
・慶臣がモブたちから暴行を受けます
・百合要素(片想い)アリ

1

余白が良い

2人の思いが溢れて結ばれる場面がもう本当に美しい。
モノローグは慶臣のだけれど、きっと紀人にとっても初めて遭遇する巨大感情だったことでしょう。
いつも余裕綽々な男の余裕無い顔最高でした。

一転、一時しんどい展開となりますが、絶望と諦めに呑まれそうになった時に紀人のことを思い出して生きる意思を見せる慶臣か尊かったです。

結局、呪いとは何だったのか、義臣に課された役割に意味はあったのか、三輪が一命を取り留めたのはどうしてか、等々明らかには提示されないのですが、色々と考察する余地が残されているのがむしろ好きです。
誰かと感想戦したいくらい。

紀人のストレートな告白も、描き下ろしの激重なモノローグもごちそう様です。
基本的に素直に感情表現しない2人のモノローグが読めるなんて、よくよく考えると美味しいポジションすぎますね。

1

みんな帰ってきてほしい


 超人的な力で人を呪い殺してきた双子の兄弟が、警察官の橘紀人とその双子の弟によって村から連れ出された話の続編。
 紀人と卜部兄弟の兄である慶臣、紀人の双子の弟である慎仁と卜部兄弟の弟、美輪の二組でそれぞれ共同生活しています。慶臣の心の傷に触れ、紀人は彼のことを大切に思うようになり、一線を越えます。
 ただ、その後、村人が迎えに来て、帰らなければまた誰かが代わりに犠牲になると脅され、慶臣は村に帰り、彼を追って三輪も帰ってきました。
 三輪が言われるがままに呪い殺していた理由は、100人呪い殺したら母が帰ってくると言われていたからでした。
 100人目に紀人を殺すよう言われ、三輪は自分自身に呪いをかけて意識を失います。
 その後、警察が踏み込んできて、首謀者の女性と村人たちは、卜部兄弟の父親を殺した罪で連行されました。三輪は意識を失ったままです。

 二人が背負わされてきたものはかなり重いし、慶臣が紀人に愛されて救われるのは、ストーリーとしては涙してもおかしくないのですが、ストーリーもキャラの描き方もすごくあっさりしている気がして、あまり感情を揺さぶられませんでした。
 続きがあるようなので、三輪も、彼が呪い殺したとされる99人の人たちも、無事に帰って来てほしいなと思います。

1

No Title

露久ふみ先生の作風が大好きで、こちらの作品にもたどり着きました。
お話の構成から素晴らしかったですねー。

三輪が可愛すぎたので、早く目を覚まして欲しいなぁ。
そして、たくさんテレビを見せてあげたいです。

紀人にはもっともっと権力ゴリゴリの俺様ぶりを発揮するところを見せて欲しいです。

慶臣にはおいしいものを食べさせてニッコリしてもらって〜
慎仁には、引き続き紀人に振り回されていただき不便なポジションを継続していただきたい。

この後の続編も楽しみ過ぎます!

0

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