電子限定おまけ付き
ハーリドが想像通り、や、それ以上のイケメンになって帰ってきてくれてテンション上がりました。タレ目具合もちょうど好き。
チェンとハーリドが手を組むとか、イリヤがおとりになるとか、民がハーリドにつくとか…予想通りの展開で意外性はありませんでしたがいいんです。おもしろかったので。
イリヤがΩであることを忌み嫌い半ば絶望していたのにハーリドに会うことによって、Ωで生まれてきてよかったと思えるところがオメガバ設定にした良さですね。
タイトルの意味になるほどとなりました。歴史上いちばん人気のある2人なのわかります。その後、国が繁栄した礎をつくったんですね。
スゥヤの忠臣ぷりに胸を打たれました。
ハーリドが成長してました!
そのくせ、中々くっつかない2人。そのハーリドのこだわり、わかります。
本筋と関係ないけれど、2人がちゃんとスゥヤに労いの言葉をかけるところが、グッときました。
私は基本、オメガバースは好きではないのですが、その設定が気にならないお話でした。
オメガバースによくある出来事が起こらないからです。
萌評価なのは、やはり、もっとじっくりエピソードを読みたかったからです。
ハーリドの成長過程とか、2人のその後とか見たかったです。
長年民と共に悪政の下で強く逞しく生き抜いてきた、ハーリドとイリヤの一国を背負う深い覚悟に惚れ惚れしました。まだ幼かった頃から、その強さと聡明さを備えていたハーリドにも驚くし、Ωの自分をずっと呪ってきたイリヤが、短期間ハーリドと共に過ごしただけで自分の役割を見出したことに、王族としての器を感じました。殺しをせず、誤った兵達にも赦しを与える行動は、現代の私たちはそこまで驚きもせず人徳だなぁと思うくらいだけれど、中世ではあり得なかったでしょう。その選択ができた若き2人の人望がすごいなぁと。露久先生の絵がさっぱりしているのと2人の性格もあり、オメガバースにしては色気が薄く、表情が簡略化されたコマも多いので重厚感が少し足りなかった印象でしたが、ストーリーはとても良かったです。
上下巻読了です。
大人になったイリヤが現れてからの下巻は物語がいっきに加速します。
上下巻あわせるとかなりのボリュームになりますが、もっと細かく描いてくれてもよかったのに!(巻数増やして)というくらい私はこの世界にどっぷりハマってしまいました。
オメガバものではありますが、オメガバファンタジーっていうのかな、普通のオメガバはそんなに…という人でも惹かれるストーリーかと思います。
もちろん私みたいにオメガバ好きな人には刺さりまくりでしょう!
2人が出会ってから番うまでの期間が長い、本当に長いんです。あっという間に番う作品が多い中、めちゃめちゃ時間がかかってる。
その年月を経ての番うシーンは、本当にぐっとくる最高のものでした。
もっと見たかったけど(笑)
ストーリー重視、かつ壮大な物語なので番になった後の2人がもっと見たかったなー!
物語としてはタイトルの回収込みで素晴らしい作品でした。
完全なるファンタジーのオメガバース。
先生の美麗な絵が独自の世界観を作り上げられていて、やっぱりすごく引き込まれます。
そして今回はなんと行っても攻め、ハーリド様がかっこよすぎるのです!!
年の差がある年下攻めですが、もう王になるために生まれたような男で、自然と頭を垂れたくなる、そんな人です。
身分が高いのにすごくいい人で優しくて器が大きくて、でも王としてよ貫禄や威厳ももちあわせている。そして戦うと強い!!!
物理的にも精神的にも強い最強の攻めさまでした!!
受けも、ただ守られているだけではなく自分から戦いに行くような、大事なものを守るために立ち向かえるカッコよくて美しい最強の受け様でした!!