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后宮のオメガ 下

kouguu no omega

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表題作后宮のオメガ 下

ハーリド,ハヌ国の国王,18歳,(α)
イリヤ,ハヌ国王后,26歳,(Ω)

その他の収録作品

  • 手がかかる子ほど可愛い(描き下ろし)
  • カバー下(ハヌ王家家系図)

あらすじ

同盟国の王子・ハーリドと政略結婚させられたオメガのイリヤ。ハーリドに心を開きかけた矢先彼の死を知らされる。彼の意思を継ぎ内戦から民を救う決意をして8年。イリヤの目の前に現れたのは……!?  絢爛艶美な後宮オメガバース、上下巻同時発売!

作品情報

作品名
后宮のオメガ 下
著者
露久ふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403668913

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82

4.5

(382)

(273)

萌々

(70)

(26)

中立

(8)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
39
得点
1731
評価数
382
平均
4.5 / 5
神率
71.5%

レビュー投稿数39

8年越しの両想いが遂に実を結ぶ…!

上巻から引き続き…

訃報から8年を経て、ようやくハーリドが帰ってきました!
しかも、ハーリドめちゃくちゃイケメンになっている…!
あどけなかった少年が色気匂い立つ逞しい青年に成長を遂げておる( ´艸`)///

これはもう感動の抱擁まったなし!と思いきや、
意外とハーリドもイリヤも冷静でした。

ハーリドの生存に驚き、嬉しいはずなのに、
戦場ゆえに再会の悦びにも浸れないなんて…
早く8年分イチャイチャしたかろうに~!

けれど、その後、イリヤが突然ヒートを起こすと、
ほんの束の間の甘いひとときを過ごした二人でした…(歓喜

兄の襲撃後、運よく命を救われたハーリドは反乱軍の長となっていました。
国を守るため、イリヤともう一度会うために、
幼いながらに辛い日々に耐え続けてきたハーリド。

その姿はハーリドだけを想い、民を救い続けてきたイリヤと重なり、
離れ離れでも心は繋がっていた二人の絆に胸が熱くなります。

そして、再会を契機に物語はハーリド&イリヤの巻き返しへ。
ただ、長年機を狙ってきただけに何かどんでん返し的な計画が!?
とも期待したのですが、そんなこともなく…。

クズ兄もとい王と対峙するもあっさりと勝利してしまい、
ちょっぴり拍子抜けでした。
初登場時から小物感しかなかったけれど、最後の最後まで
ラスボスとしては役不足でした…。
その最期もまたこれまでの悪行が自分に返ってきた結果で、哀れなり…。

そうして国を取り戻し、やっと本当の夫夫になった二人。
ここまで長かった…。
いくつもの障害を乗り越え、8年もの間お預け状態だっただけに、
その喜びは一入というもの。
出会ったときにはまだ少年だったハーリドがすっかり大人になっていて、
その腕の中にイリヤが抱かれているという奇跡を噛みしめずにはいられません。
ずっとずっとこの瞬間を待っていました~!
(おそらく)初恋で、初めて同士で、離れていても想い合っていた二人が
結ばれたというこの事実、なんて尊いんでしょう…。

ラストは民の中で口伝されてきた後宮にまつわる噂話により、
二人が末永く幸せに暮らしていたことが伝わってきました。

できればもっともっと二人の蜜月を堪能していたかったし、
なんなら二人がたくさんの子供に恵まれる後日談も見たかったし、
ハーリドがイリヤに誓ったように生涯イリヤだけを后として
愛し抜いたその後も見届けたかったなぁ…。

一貫して王道ストーリーではありましたが、個人的にはとても魅かれました。
展開の予測はついたとしても、その過程の登場人物たちの心情や繋がりが
丁寧に描かれていて、読み応えを感じさせてくれた作品でした。

11

上下巻、絶対に一気読み

 とにかく美しい!扉絵に鷲掴みにされて、連載をずっと追っていました。しかし、コミックス上下を一気に読むと(もちろん神本買い)、更に素晴らしいです。
 作家のお二方の構成力と画力の賜物ですね。上巻のハーリドとイリヤのやり取りの中で、幼いながらもΩ云々ではなくてイリヤ個人を認め、大切に思うハーリド、それによって人生を諦めていたイリヤが変わっていく様子、ほんとに好きです。タルジュはずっといい仕事してますね。
 このまま互いを想い合って鴛鴦夫婦になりましたってならないところが肝。下巻ではイリヤ、ハーリド、それぞれが国家再建に向けて、過酷なロイヤルデューティを果たしていきます。成長したハーリド、すてきです!そして、自分の人生を自らの決断で生きて行くイリヤ、美しく、かっこいい!
 なぜ後宮ではなくて后宮なのか、タイトルに戻って物語が閉じる、爽やかな読後感とともに幸せな気持ちに包まれました!
 露久ふみ先生、本当にありがとうございます。

7

2人の愛に感無量〜!

ハーリドα×イリヤΩ


2人の感情の進化して、強大な愛に昇華される下巻。

8年後の展開。
18歳大人になったハーリド、
褐色イケメンの完成形!
カッコよすぎる!目つきにやられた!

2人の再会、
お互いに忘れる日のない8年間の想い・・・
イリヤと一緒に泣いて、

最後、
一直線で愛の宣言するハーリド。
そんなハーリドを変わらない気持ちで受け入れるイリヤ。
もう一回、魂が震えてまたウルウルしちゃった〜。

やっぱり離れ間があっても、
お互いへの確固たる感情が一番愛しい〜!


イリヤ、
ハーリドへの想いを抱きながら、8年間の強さ、優しさを経て、
ハーリドへの愛によって、彼と共に力になりたいという決意、
すべてがグッとくる!

ハーリド、
賢明に予算を立てるなど、さすがの王の才能の持ち主。
本当の王になる意志、国を思う剛力、
イリヤの番にふさわしくなりたい気持ち、
全部が男前さを際立たせている。
一途で巨大な愛情が本当に尊敬しちゃう!男前度1000%だね!

10歳で王になって、よく考えると、可哀想だよね。
イリヤと出会って救いだったのだろう。

2人の初対面のシーン、
上巻はちょっと面白かったけど、
その時はハーリドがイリヤに一目惚れしたのを知って超感動!

2人が8年分の想いが結実して、ついに結ばれて、萌える〜!
番になった瞬間がうっとり〜!
描き下ろしのエッチ、また萌えまくる別次元!

8年前の約束を果たすように、国のための戦い、統領。
何世代も先に語り継がれるような王と王后の2人に息を呑むしかない!
『后宮のオメガ』の意味が、こんなにも愛に溢れているなんて・・・!

服装やアクセサリー、細部まで艶やかで、
壮麗な世界観が魅力で、

オメガバースの要素と王族のドラマの重厚さも損なわず、
読みやすさも堪能できる、
年の差の純愛の愛おしさが、切なさを伴って、
上巻で可愛らしく築かれた絆を、
下巻で強化された愛の力として、2人がカッコよく見せつけてくれる。
お互いがお互いの強くなるワケになっているのが尊いったらない!
どんな時も折れない2人の逞しさと愛情に
感無量で胸キュンが止まらなくて、本当に最高でした!




・アニメイト上下巻2冊同時購入特典12P小冊子(有償特典)
描き下ろし漫画8P「水辺にて」:
ハーリドが10歳のときに言っていた場所に、泳ぎに来た2人。

5

壮大なファンタジー

読み応え抜群の壮大なファンタジー上下巻!!
やはり露久先生のファンタジーは面白い!

オメガバ×ファンタジーで王の立場をめぐって兄弟が争い国を巻き込んだ内紛がメインテーマになっていて、そこにオメガバ要素が入ってる作品です。

まずオメガバと言ってもヒートを利用したされたとか、運命の番とかいう設定は出てこず差別、身分の象徴として扱われていたのでメインテーマとの違和感がなく、また久しぶりに想い人と会ったらヒートが起こったとかBL要素も十分に補っててすごくよかったです。

上下巻で読み応えはあるけど登場人物を増やしすぎず、また悪役が最後まで明確に悪だったのでファンタジーとしても複雑になりすぎずすごく読みやすかったので普段ファンタジー系をあまり読まない人にもおすすめです。

何より一度は離れ離れになってしまった2人が互いをずっと想い再会し助け合い、大団円のハッピーエンドという王道なストーリーですが、世界観やキャラ設定がよく本当に最高でした。

5

読み進める手が止まらない

受けと大人になった攻めが再会するシーンから始まったのですが、攻めが受けを持ち上げて抱っこするシーンが読み始めてすぐにあり、あの小さかった攻めが大人になっていて、絶対かっこいい攻めに成長してるじゃんと確信した場面でした。
その予感通りかっこいい場面もありますが、攻めかわいいなと感じるシーンもあり、緊迫した状況の緩和剤になっていました。

そして上巻に続き、受けが凛としててかっこいい。民を守ろうと、攻めと歩んでいく姿が素敵すぎました。

離れ離れになっても受けと攻めが国、民のことを思う気持ちは同じで、別の場所で、でも同じ思いを抱いていたと思うと感慨深いです。

3

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