ゾンビ蔓延る世界で愛を掴めるか⁉

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作UNDEAD 1

香坂藍,21歳,幼馴染
朝比奈光,19歳,幼馴染

同時収録作品UNDEAD 1

香坂藍,21歳
吉高由紀夫,28歳,ともに行動する仲間

その他の収録作品

  • dim(描き下ろし)
  • カバー下:人物紹介

あらすじ

死んだ人間が立ち上がり人を襲い、噛まれるとゾンビに感染するという未知のウイルスによって世界が壊れはじめた。そんな世界で生き残り続ける、隣同士に暮らしてきた幼馴染の光(ひかる)と藍(あい)。
光のことをずっと好きだったという藍は、感染者がひしめく中で暴漢に襲われている光を助けるものの、襲われた姿に激昂。光はこれまでに見たことのない顔で藍から「俺のものにする」と宣言されーーー!?

作品情報

作品名
UNDEAD 1
著者
露久ふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784864424172
4

(89)

(44)

萌々

(26)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
10
得点
354
評価数
89
平均
4 / 5
神率
49.4%

レビュー投稿数10

世界の終末で守り抜きたい愛がある

『雨月堂アンティーク』に続いて読んだ露久ふみ先生の作品です。

香坂 藍と朝比奈 光のお話。

「また救急車…今日すごく多いな」
高校から帰宅した光がリビングを開けると、そこには父親を食べる母親の姿が…。

どこかの国から発生した未知のウィルスはあっと間に世界中に広まった。
それは、死んだ人間が立ち上がり、人を襲う。
噛まれた人間は、同じように人を襲う。
――1年後、両親を亡くした光は幼馴染の藍と世界の終末を生きていた。

名作からB級まで、映画やドラマの「ゾンビ系」には目がない無類のゾンビ好き♡
BL界でもブームが起こりつつあるゾンBLですが、同時にかなり難しい設定でもあると思います。
しかし、露久先生の丁寧な絵柄と上手なストーリー構成ですぐに物語に惹き込まれ、先の見えない展開にドキドキしながら読み進められました。
藍と光のそれぞれのバックボーンを回想シーンに絡めていて、光の視点でありながら藍の気持ちにも寄り添えます。
また、2人以外にもさまざまなキャラが登場し、作品の世界観を盛り上げていました。

蔓延する感染者(ゾンビ)と悪意ある人間が渦巻く混沌とした世界。
明日を無事に迎えられるかもわからない。
全てが変わったあの日からなんとか生き延びてきた藍と光。
2ヶ月前に要と由紀夫と出会い、今は4人で行動していました。
ところが、光は藍と由紀夫がセックスしている現場を目撃してしまい…言葉では言い表せない気持ちにモヤモヤします。
――お互いに唯一残された“家族”だと思っていたのに
そんな中、ホームセンターで食料を調達していた光は背後から暴漢に襲われ…。
ここからは、ぜひネタバレなしでご覧ください。
ハラハラするエピソードの数々に、最後の一コマまで目が離せませんよ‼

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、警察官の要、小児科医の由紀夫、そして途中から一緒に行動する生存者達も登場します。
うーん、要と由紀夫は何かあるんだろうな。
当然ながら、感染者もワラワラ登場しますよ!
…が、ゾンビ好きとしては、もっとゾンビを見たかった。

Hシーンは、本編に2回ありますがエロさは薄めです。
優しさや甘さは感じませんが、それぞれの胸に秘めた想いが伝わりました。
とくに、普段はクールな藍の泣きそうな表情が良かったです。

描き下ろし『dim』
本編途中のお話。

藍と光のラブストーリーと並行して、未知のウィルスに恐怖と怒りを抱えながらサバイバルを続ける人間ドラマも見どころの一つです。
個人的には、ウィルス感染のメカニズムが知りたいと思いました。

――こんな世界じゃ、大事なものほどあっという間にいなくなる
光を守るために生きている藍。
その願いが叶わなくなった時、自ら下した決断とは?
キャ━(;´༎ຶД༎ຶ`)━ッ!!!
とんでもないところで終わってる!!
ヤバい…気になって眠れない。
2巻っていつ発売されるのでしょうか?

ゾンBLが好きな方はもちろん、たくさんの方に読んでいただきたい作品です♡

12

果てにあるのは愛か死か

ゾンビもののBLを読むのは初めてだったのですが
最初から少し辛かったです。(本当に一瞬ですが)

ゾンビ×BLがちゃんと成立するのか疑問でしたが
そこはさすがの露久先生でした。
ストーリーがすごくしっかりしておりお話に入り込むことが出来ました。

藍(攻め)の一途な愛に涙無しでは読めませんでした。
果たしてこの作品はハピエンで終わるのか…?
1巻の終わりを読んだ限りではそのような不安も出てくるので
メリバ等が無理な方は全て出てから購入するほうが良いかもしれません。
私はハピエン厨なので、1巻の終わり方がすごく不安なのですが
この二人の最後を見届けたいので引き続き露久先生の世界を堪能したいと思います。

8

ゾンBL!

今作はゾンBLです!
私は、ゾンビモノをBLじゃないものも含めてほとんど見たことがないのですが、怖さやグロい表現は少なめかなと思いました。(怖い話は好きです)
なので、ゾンBL初心者オススメです。
もちろん、血や人を食べる描写は出てきますのでダメな人はダメだと思います。

攻めの藍くんが受けを大切にするとこがめっちゃ好きです!
描き下ろしとかは、ああいう影でやってるのに弱いのでウルウルしました。
エロは少なめなので、BL初心者にもオススメです。



















紙本購入
白短冊です。

7

sanarinn

このような紙本や電子書籍の修正情報…本当にありがたいです。

愛と死の狭間、

絵柄がとても好きだったので表紙買いしました。
露久ふみ先生の御本は元々気になっていたのですが、今回初めて手に取らせて頂きました!



ざっくりとした内容としては、未知のウイルスによって人々がゾンビ化していく中で、幼い頃から一緒に育ってきた藍と光が紆余曲折を経ながらも互いの存在を(恋愛的な意味も含め)確かめ合っていく、という感じでした。
紆余曲折と言うものの、話途中でそこまで大きな何かがある訳では無かったですし、ゾンビ!流血!絶対的な愛!というのを求めるとん〜?となってしまう部分はあると思います続きものなのでここら辺は続刊に期待かな、と思います。
ただ、続きが気になる〜!!となる様な終わり方だったので、絵柄もタイプでお話も面白いしまだまだ気になる部分は沢山あるので2巻が出たら絶対買います。

あと、受け(光)がモブにヤられそうになってたり、攻め(藍)が他の人とシている描写がほんの少し(本当に数コマ)あるので、苦手な方は気を付けて欲しいなという感じです。

ゾンビ×BLの世界観は初めて読ませて頂いたのですが個人的には凄く好きな世界観だし、とにかく攻の顔が綺麗というのと、絆される受が可愛いので少しでも気になる方は読んでみて欲しいです!

5

ゾンビもののハラハラもBLの切なさも両方

作者買い+TwitterをフォローしてるBL漫画家さんが面白かったと呟いてたので、購入しました。
露久先生の作品はコメディものを読んだことがあるのですが、とても面白くてお気に入りの一冊(番外編も含めると二冊)となってます。

本作は真反対のシリアスBLですね。
未知のウィルスに侵されゾンビが蔓延した世の中でサバイバルするゾンBL。
親を失った幼馴染の藍と光2人が生き残り、仲間を増やしたりゾンビと戦ったりします。

藍の光への気持ちが激重なのがよろしい!
執着攻めはやはり良いんよ。
なのに他の仲間と身体の関係持ってるとかなんなん?光への欲望を抑えきれず止むおえずみたいな描写が欲しかったかもです。

あと2人の記念すべき初Hが「してみようかな」みたいな軽い言葉から始まったのが少々残念でした。
エチ中の藍の表情はとても良かった!
攻めのエチ中の表情をもっと見たい!

後半の展開はゾンビものらしくハラハラさせられて、即2巻に手が伸びてしまいました。
好きだから離れる選択を?
気持ちがやっと通じ始めたのにこの展開は切ない!

少し残念な部分もありつつ、登場人物が多めで内容も複雑な割にスッキリまとまったお話だったので評価は萌2といたしました。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP