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表題作できのいいキス悪いキス 上

あらすじ

女にモテモテのイケメン・鉄央は、実はインポに悩むポルノ作家。
ノーマルな鉄央は、親友・満郎がよせるひたむきな愛に気がつかない…。
ところが鉄央にホレた新人リーマン・桃山のゴーインなアタックで鉄央と満郎の関係に変化が起き…!?
鉄央をめぐって入り乱れる、華麗なオトコたちの禁断スクランブルLOVE! 

作品情報

作品名
できのいいキス悪いキス 上
著者
鹿乃しうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
双葉文庫名作シリーズ
シリーズ
できのいいキス悪いキス
発売日
ISBN
9784575725414
3.1

(12)

(3)

萌々

(0)

(5)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
34
評価数
12
平均
3.1 / 5
神率
25%

レビュー投稿数4

インポなエロ漫画家(笑

「鉄夫」
今回の主人公??
読み進めるたびに、どうしても「まりお」って読んでしまう。
目が・・・。
32歳。エロ漫画家。昨日から漫画家漫画おおいな。
鹿乃先生の・・・女の子・・・エロ本の・・・か・・かわええ!?
そっちでもいけるの?と、率直に思ってしまった瞬間(笑)
昔は女をブイブイ言わせていた遊び人。
色男。
けっこう振り回されてる感じが否めない人物。

「遥」
鉄夫の息子。15歳。
鉄夫が17歳の時の子供ですな。
女「あたし産むから。あなたの顔はすきなのよね。認知だけしてくれればいいから~~」
ってな感じで、一緒には暮らしてはいなかったわけですが、母の海外赴任に拒否し、鉄夫と住むことになることから、話は始まります。
で、このこさ~~~かなり面白いよね。
設定としては、ホモさんです。
父をおちょくって遊びまくり。
同級生の「玉置」という少年に恋をしている。
実際、鉄夫の居る家を選んだのも、転校していった玉置君に再び合いたかったから~~って感じやね。

「玉置」
このこな~~~最後さ、こんなにメインキャラに定着しようとは思って無かったよお姉さんは。
ちっとMOEとは程遠い感じの外見だったりするんだもん。
しまいには、鉄夫とくっつくなんて誰が思いつくかよっ!!

「桃山」
隣の部屋に越してきた坊ちゃん。鉄夫が、インポに嘆き、ポルノ映画館でであった男ですね。
自分が立たないので、人のちん子で代用(笑)それからずっと付きまとわれている。かなり・・・アホっぽいキャラ。勘違い君。
ウザイけど・・うん。まあ一途で可愛いところもあるんだよね。

「満郎」
鉄夫の高校?時代~の友人。親友。15年間の片思いΣ(@□@圧巻だよ。わたしゃ。同性愛者の女の人との偽装結婚してたり。
渡し的には、結局のところ、この人とまとまるんだと思いきや、なんだよ。なんなんだよ。
つか、この漫画さ・・・結局最初想ってた人とはだれも報われてないな。うん。

「間 キッペイ」
カンペイと被ってるよ。とおもったら、鉄夫さん「カンペイ」って呼んでた(笑)
ま、満郎が出版社やめて、後釜に来た、哲郎の担当編集さん。
ロリコン・・・征服収集・・・変態さんチックなわけですが、常識はあるみたいやね(酷)


複数のキャラクターが登場します。
少々古い作品かなとおもいますが、鹿乃センセの作品が好きなかたなら読んで損は無い一冊。
文庫版は普段苦手なんですが、今回のものは良いですw

5

めっちゃ面白い!

さすが鹿乃しうこ先生。
もうもう、めっちゃ面白かったです。
キャラはいいしストーリーはいいし、鹿乃しうこ節が効いてて素晴らしい作品でした。
登場人物みんな、必ずどっかに欠点があるのがいいね。しかも「とってつけたような」欠点じゃなくて、人間性の根幹に関わるようなダメダメな欠点で、でも、読み進むうちに欠点含めてそのキャラが愛しくなってきちゃう、みたいな。

この巻ではまだまだ最終的にどういうカップリングになるのか、まったく先が見えません。
ここまで見えないのも、昨今のBLでは珍しいんじゃないかなと思います。
読み手の趣味によって、カップリングの希望は様々に変わってくると思います。
それだけに、読んでてスリルがあるんですよ。
スリルたまらん!

2

さすがベテラン!

某電子書籍サイト・BL無料連載を読んで先が気になった作品。
最初に出版されたのは20年近く前なのですが、ストーリーが斬新です。
何より、複数の人間が出てきて、皆で生き生きと動くこと。
(メイン作品の脇役が他の作品の主人公になることはよくみかけるが、一作品の中で複数が入り乱れるのはあまりない)
それぞれに好きな相手がいるけど、なかなか上手いこといかないもどかしさが散漫にならず、伝わってくる。
さすがベテラン漫画家の力量だなと感心しました。

また、BLだと登場人物を男性ばかりにしがちな中、女性も要所で出してくるところ。
(これは賛否両論があるでしょうけど)
自然で私には好印象でした。

ただ複数の登場人物がいるので、誰か一人には感情移入はしづらいし、それぞれの事情がそんなに掘り下げられてないので、全体的に物足りなさありますね。

1

8年後の復刊版

1997年~1998年に3巻で完結したシリーズの復刻版です。
この上巻には1巻~2巻の途中までの1~6話までが収録されています。
作品自体のレビューについては1~3巻の方で既にしてしまったので、こちらでは旧版と復刻版の違いについて主に書こうと思います。
復刻版が発行される時に時々修正が多くされた作品をお見かけするのですが、この作品は漫画の部分に関しては元々の作品そのまま収録されていると思います。
旧版と違う所は、描き下ろされた表紙カバー、あとがきやフリートーク、旧版で『こばなし』として収録されていたトークの箇所でした。
旧版からそのまま移されたキャラ紹介もあるのですが、旧版当時ではまだ描かれていなかった『GATENなアイツ』のキャラのイラストが描かれていたりします。
でも絵柄の違いはほぼ感じないので全く違和感ありません(笑)。
改めて昔から綺麗な絵柄だったんだなと思いました。

1

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