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仕組まれる、花嫁暗殺計画――。
正直4,5巻は少し失速したかなと思っっていたのですが、(エロが若干ストーリーのノイズに感じてしまいました。)とても力のある作者様なので、エロシーンも汁だくで大変エロくて良いのですが、少年漫画のようなアクションや、ストーリーが上手いので、そちらにもっと振り切っても全然良いと思いますね。
六巻、お話が大きく動いて、今までのキャラクターの心の動きや考えが腑に落ちる展開で、とても面白かったです。
バロとマルトゥさんのやりとりにジンときました。
そして晃一もカイウスも、様々な物事に対し考え続けて、自分自身を変えていくことが出来る、誠実に関わろうとしていく人間で格好いいです。
どのキャラクターも質量が或るというか、関わり合う中で影響し合って、キャラクターの心が変わっていくことがとても自然で、ちゃんと生きているなあという、手に取れるような、質感があるんですよ。ファンタジー世界にキャラクターが本当に生きているリアルさを感じて、毎回感動します。
キャラクターもお話の作りも丁寧で、アクションシーンがとってもハラハラしました。続きが気になってワクワクします。
そして、私は特にケモに惹かれる属性ではなかったはずなのですが、
こちらの作者様の描かれる獣人が、とてもリアルで、獣の骨の作りと毛の生え方が絶妙で、いろんな悪い顔がとっても良いです。今巻の悪そうな山羊の獣人、肉食獣の方々、狼獣人のバロ、仕草や表情がたまらなく、シリアスなシーンがどうなるのかドキドキしつつ、ときめきを禁じ得ない・・!画面があまりにも眼福で何重にも楽しみました。今巻大満足です。