Renta!限定特典付き
1回目→萌
作家インタビューを読んでからの2回目→萌2
2日間ずっと頭から絵が離れずの3回目→神
と読み返す度に面白さが増す作品です。
もっとストーリーが上がったり下がったりするかと予想したのですがそこまでドラマチックな感じではなく
この時代特有の家や身分差にしばられて自由に生きられない「やるせなさ」に胸が締め付けられました。
逆にあまり上下してないからこそ現実味をすごく感じて切ないとかダラダラと関係を続ける人間のズルい感情が刺さりました。
丁寧な心理描写と美しい絵が印象深いです。
インタビューを読む前と後で作品の捉え方が変わりました。読み方甘いなぁとちょっと反省しました。
続きはこういうふうになったらいい。という自分なりのストーリーも既に妄想しているくらいハマってます。
とても素敵な作品なので出来れば最初から上下2巻くらいで読みたかったです。
最終的にハピエンではないけど完全にバドエンでもない、けどまとまってない訳ではない感じで終わった。
良くないことをしている主人公の磐吉だけど、許せる余地を与えるような要素も程よく用意されてて、最低限話寄り添って読めるお話になってる。主人公クズすぎてどういう感情で読めばいいか分からない問題はたぶん起こらない。
女目線で読むと辛いだろうし、どっちつかずな状態の磐吉を責めるような人物も出てこないから少しもやる部分も出てくるかも。
個人的には磐吉の過去がサラッと説明されただけで終わったように感じたので、父親や京極との(昔からの)関係性も深堀されてたら嬉しかったな。1巻完結なら難しいところだろうけど…。あと終盤で磐吉の父親が急に良い奴感出してくるけど、あれは要らん。最後まで最悪な父親のままくたばってほしかった。
Xのフォロワー様方の感想ポストで気になって、お迎えはすぐにしていたのですが今頃になって読みました。
舞台は室町時代。
少し言葉遣いが現代っぽい印象を受ける部分はありましたが、時代背景を色濃く反映させたストーリーでした。
そして、ありがち展開かと思いきや予想を裏切られました。
とりあえず攻めの性格が最悪だなという印象のまま読んでいたのですが、途中で色々と判明し...
最後の場面のモノローグとコマ割りが、そのどうしようもない胸の内を読者に畳み掛けるように展開され、お陰様で読後は放心状態でした。
この結末は何とも言えませんね...
最初は表紙の構図の美しさと一文字のタイトルに惹かれ、又主人公の磐吉と浜路と時代背景が好みだったから手に取った作品でしたが、読み進めていくたびに浜路の健気さに胸が熱くなり‥何とか添い遂げるようなラストを期待していたのに‥ラスト漆話での展開に胸がズキンと読み進められなくなりそうでした。仕方ないこととはいえ娶った妻との間に子を成した磐吉‥浜路が可哀相すぎる‥この先の未来にも浜路の幸せがないのなら、せめて、本当に愛してくれる別の人に巡り合って欲しい、長船先生のその後のストーリーを読み、そう願わずにいられませんでした。鞠と京極との関係性も気になりつつ、心に深く響いた作品となりました。続編でたら絶対読みます!