高潔な騎士を堕とすは、美しい悪――

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表題作毒を喰らわば皿まで 1

ヨルガ・フォン・オスヴァイン
騎士団長
アンドリム・ユクト・アスバル
悪の宰相,悪役令嬢の父

その他の収録作品

  • 描き下ろし番外編1.5話〜最愛の駒〜

あらすじ

竜の恩恵を受けるパルセミス王国。その国の悪の宰相・アンドリムは、娘が王太子に婚約破棄されたことで前世を思い出す。同時に、ここが前世で流行していた乙女ゲームの世界であること、娘は最後に王太子に処刑される悪役令嬢で、自分は彼女と共に身を滅ぼされる運命にあることに気が付いた。そんなことは許せないと、アンドリムは策略をめぐらせ、王太子側の人間であるゲームの攻略対象達を陥れていく。ついには、ライバルでもあった清廉な騎士団長を自身の魅力で籠絡し――

作品情報

作品名
毒を喰らわば皿まで 1
著者
戸帳さわ 
原作
十河 
媒体
漫画(コミック)
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュコミックス
シリーズ
毒を喰らわば皿まで
発売日
電子発売日
ISBN
9784434334368
4.3

(50)

(34)

萌々

(7)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
8
得点
213
評価数
50
平均
4.3 / 5
神率
68%

レビュー投稿数8

美しい男、アンドリムの手のひらで転がされる

Xにて試し読みし絵やストーリーに惹かれ購入
異世界転生ものでは珍しく、破滅フラグを回避というより復讐ものであり、自分すら差し出す主人公
主人公のアンドリムはめちゃくちゃ切れ者で、前世で得たゲーム知識を元に登場人物を手のひらで転がしていく

ヒロインサイドの男たちが純粋で素直
故にアンドリムやマラキアといった悪い男が際立つ
逆にジュリエッタはめちゃくちゃ良い子で、ナーシャやメリアへの好感度は下がっていく

めちゃくちゃ絵が綺麗で、それぞれ違うタイプのイケメンみれて眼福です

1巻はあまりBL要素はないですが大満足でした
2巻からBL要素増し増しなのでぜひ読んでくださいませ


0

強かな受が手の平でコロコロさせる

主人公アンドリム(受)が前世を思い出すとこから始まりますが、基本的に人格は前世に左右されません。思考的には前世の記憶が影響しますが、そのおかげで全ての物事がアンドリムの手の平でコロコロと転がされます。
『自分の利になる事が重要』なので、以前は権力物欲に重きを置いていたのが、前世を思い出した事で『処刑回避の為の逆襲』にスイッチ。その手段に必要な駒を手にする為、人心掌握していく様に感嘆です。
1巻ではまだまだ序盤ですが、自陣に引き入れた人物達に愛情……というか、お利口なペットを可愛がる?というか、大事にしてるんだなっていうのは伺える。
攻のヨルガに対しても、必要な駒として始まるけど、生涯を共にする唯一無二の番だと互いに認めるのがアツイ!!

画力としては拙い部分もあるけど、(原作)ストーリーが練り込まれていて、コミカライズに落とし込むのも上手い具合に出来てるので見応えはあるかと。

ダークなBLが好みなので、原作含め何度も読み返す程どハマりしてます。
余談だけど、アンドリムが「ヨルガよ」って呼ぶのが性癖にぶっ刺さる( ´艸`)

1

この先が楽しみ❤︎な読み応え~

最近ずっと探していた貴族モノが
TLに広告で流れてきたので
チェックしてたんですけど、
やっと読みました。

コミカライズだったんですね
原作の小説は読んでないんですけど、
話の方の設定や展開が幾重にも複雑に
重なっているのが伝わってきて
ぐっと話の方に引き寄せられる面白さでした。

一巻は、宰相の復讐劇が繰り広げられながら
その登場人物たちや背景の紹介に終始した感じで
BL的な展開は全くなしでしたが、
早急な展開にがっかりするパターンが少なくないなかで却って新鮮で良かったです。
じっくり読めるの、嬉しい…❤︎

美しい絵もまた、世界観を堪能できるほどで
大満足の画力にうっとり。
ここぞという場面のカット絵も、宰相の心象を伝えつつ、毒のあるテイストがこの話にぴったりで気分があがりました。
コミカライズはテキストが多めになりがちの印象もありますが、絵で魅せる場面の方が印象的でとっても良かったです。

続きが楽しみになる久々の大作な予感❤︎
おすすめです♪

0

悪の華

生前やり込んだ乙女ゲームの悪役令嬢の父である宰相アンドリムに転生してしまった主人公が、前世でのゲーム知識をフル活用して、自分と娘を破滅に追いやった清廉潔白な王子や正ヒロイン達に苦汁と辛酸をなめさせていく、ざまぁ系ダークファンタジーです。

原作未読でしたが、あらすじとサンプルを読んで即購入が決定しました。

もう、宰相アンドリムと神官長マラキアの腹黒いこと!そしてその頭脳や手練手管で正当派主人公達を悪い顔をしながら、じわじわと、いけしゃあしゃあと追い詰めていく様子が、そうなっちゃうんだ!?の連続で、次の展開が読めず、ゾクゾクワクワクしました。

人物の背景や、世界観の設定など、複雑な伏線が満遍なく張られていて、それがすごいと思ったのと同時に、その情報量に自分の理解力が中々追い付かず、3回くらい読み返して理解できました(多分)

いや、本当に、結構えげつないこともしてるのに、なんでこんなにも爽快感があるのか不思議でたまらないです。そして、美しい悪が、どのように高潔な騎士を堕とすのか、楽しみでなりません。

2

情報の波にのまれる

原作小説未読の者のレビューです。
とにもかくにも内容も情報もぎっしりな1巻でした。
絵はとっても美麗。美しいです。

物語的には、おそらく序盤・導入部分といったところ。
やはり主人公の復讐劇がこちらの作品の見どころでしょう。
ただ、元々が小説作品なこともあり、1巻はほぼ説明と紹介だと思っていいと思います。
どこを開いても情報量が凄まじく、これはどう描いてコミカライズされるか悩まれたのでは…?

1巻のみを読み終え、この後きっと面白くなるに違いないと思いつつも、本音を言えばこちらの巻だけではなんとも。
何せキャラクター数の多さと人間関係が複雑で、初見でサクサクと頭にはなかなか入って来てくれないものですから。
少しずつ噛み砕きながら読み進めていくと、アンドリムとして生きて来た主人公が前世の記憶を取り戻した…とここまではよくある設定だけれど、正義にはならず悪のまま突き進もうとする姿は新しく、読んでいておっ!となりました。
でも、なぜ前世の記憶があるのにここまで悪として生きるのか?と疑問な部分も。
これに関しては原作のシナリオ通りでしょうし、コミカライズ的には成功なのかな。

主人公の策略に翻弄されていく人々の姿は読んでいて気持ちが良いんです。
しかしながら、1巻時点で流れにスムーズに乗り切れたか?と思うと微妙かもしれません。情報大ですからね。
これから先もっと面白くなっていきそうな下地はたっぷりありましたし、2巻以降に期待をしたい作品だなあと現時点ではこちらの評価になりました。
小説版も気になりますね。

4

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