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表題作センプラ 相方が親友で時どき恋人

武井周作、お笑い芸人、ゆうたろうの相方、30歳
長崎祐太郎(ゆうたろう)、お笑い芸人、武井の相方、28歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • おまけ:初期キャラクター設定

あらすじ

結成5年目のお笑いコンビ センチュリープラント(通称センプラ)を組む、ゆうたろうと武井。 ある日、コンビ愛を確かめるため、ゆうたろうはテレビ番組で解散ドッキリをしかけることに。 しかし酒の勢いで相方に童貞を捧げたことから、好きになったと告げられてしまう。 恋心を知られた以上、解散するしかないという武井に、 ゆうたろうはある提案を持ちかけるがーーー。

作品情報

作品名
センプラ 相方が親友で時どき恋人
著者
河飯じろう 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
発売日
電子発売日
ISBN
9784823606311
4.1

(42)

(23)

萌々

(10)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
172
評価数
42
平均
4.1 / 5
神率
54.8%

レビュー投稿数11

重いコンビ愛

とても面白かった。
相方の攻めが急に塩対応になって不仲なのが悩みの受け。TVのドッキリ企画をきっかけに理由を聞き出し、攻めが受けに惚れていると知る。コンビを解消したくないし攻めを相方として大切に思っている受けは交際を提案する。この時受けは攻めを恋愛的な意味で好きな訳じゃないんだけど、違うベクトルでちゃんとコンビ愛が重いのが良かった。

芸大とか出てそうな気難しいコント職人な攻めのキャラも良かった。ネガティブすぎて恋人バレするシチュエーションの妄想が逞しい攻めも笑った。そして受けが自分と同じ気持ちで付き合ってるんじゃないとわかっていて、ポロッと出た「俺のこと好きになった?」や「ごめん」ってセリフが切ない。

そうやって攻めを悩ませてたら付き合ってる意味がないって受けが「好き」って言おうとするけど、攻めは言わせてくれない…この辺りの展開が切なくて好き。

最後受けに告白されて理解が追いつかなくて吐きそうになってる攻めも好きだった。恋心とは別に二人がコンビを大切にしている思いや絆、お笑いへの熱さもあってとても良かった。

0

反対でも良かった

受け攻め性格的に反対でも良かったかなと思うのと同時に途中、受けが提案した部屋の一室だけ恋人設定というところに、相方でもあり親友的でもあるのによくそれが提案できたなと思った印象が強かったです。と、いうのも途中から攻めに付き合ってるんだ俺は、相手の熱が冷めるまでという感じにこれが受け役が攻めだったらもう少ししっくりきてたのかな?と思ったり、やはりその考えは中々のゲスで最後のひっつきかたに、本当か?と思ったり※個人の見解かと思われますが
あとは濡れ場は程よくあったのと途中リバかな?と思うような攻めの表情に、それならリバでも良かったなと思ったりもしました。

0

お笑いBLってやっぱり面白いの法則(両手を合わせながら)

最近相方がオフのときに無視するようになった。

どうしてだろう、、、??

ドッキリ企画にかこつけて探ろうとしたら、まさかの告白をされてしまい?!!というお笑いコンビBL。


元チャラ受けと仕事熱心で超真面目でDT攻め、センチュリープラント。
略して、センプラの2人が、恋に仕事に試行錯誤していく姿はとても良かったです。


立場上、部屋限定で恋人にならなければならない設定に切なさを感じつつも、これからどうなるんだろう?? という秘密の関係へのドキドキ感のほうが個人的には上回りました。

やはり芸人BLって面白いですね!!

個人的には、2人のビジュアルがめっちゃ好みでした。
これはテレビで映えますねえ♡

0

蓋をあけてみれば、互いにド執着

お笑い芸人のコンビって最高に思わせぶりな関係ですよね。
友人よりも遠いけれど、ヘタをすれば家族よりも近かったり。
冷たいのか、熱々なのか、よくわからない。

そんな悩ましい関係性の二人を描いた本作。
お笑いコンビのゆうたろうと武井は結成5年目を迎えるも
その関係は冷え切っている。

かつては同居までしていたのに、
突然相方の武井から避けられるようになってしまったゆうたろう。

もはや修復不可能とも思われた二人の関係ですが、
ある日、解散ドッキリを仕掛けると武井が泣き出してしまい…。

毎度その愛の重みに差異はあれど、重く歪んだ恋心を抱える
登場人物たちを描かれる河飯じろう先生。

さて、今回はどんなヤバい奴…と思ったけれど、
愛はたしかに重いけれど、思ったより純愛なのかもしれない?

ただ、拗らせすぎているのだ。
どちらも互い一筋のくせに、愛の表現方法が独特ですれ違ってばかりいる。
同居して、身体も繋げて、仮とはいえ恋人同士を名乗っているくせに
両想いという心が伴わないためにやたら切ない…。

武井のことを芸人として相方として心から惚れているゆうたろう、
ゆうたろうに童貞を捧げ初めての恋に落ちてしまった武井。
どちらもその愛の形は違えど、互いなしには生きていけないし、
ド執着しまくっているのだ。

にもかかわらず!
いつまで経っても同じところをぐるぐるぐるぐるしている二人に
お互いさっさと心の底からぶちまけてしまえ!と何度思ったことか。

シンプルに好きでいいじゃない。
でも、そんな奴らだからこそ、自分の気持ちに気付いてしまえば
どこまでも深みにはまってゆく激重×2人なのでした。

普段えらそうなのに、ゆうたろうと二人きりになると
ヘタレたり甘えんぼモード発動しちゃう武井くんがいとおしすぎました。
どこまでも一途だし、こんな男、絆されずにいるわけがないんですよ。

0

夢を追いながら

コンビ結成5年・センチュリープラントの武井とゆうたろう。
解散ドッキリをかけられた武井が思わぬカタチで隠していた本心を明かすことになり、それによって相方という立場と並行して恋人になったふたりの日々を描いたお話でした。

コンビ解散を避けるため、同じ想いではなかったけれど武井を受け入れたゆうたろう。
でも相方ではしない"恋人として"の触れ合いやこれまで見たことがなかった武井の表情を知るたびに、少しずつ彼の気持ちも動いていくことになるわけです。

わりといつも軽いノリなゆうたろうに対して武井は何に関しても重く考えるタイプなので、彼の固い決意をゆうたろうは受け止められるのだろうか?とちょっぴり心配でしたが。
関係が変わったことでゆうたろうの意識はかなり変化していって、自分自身を見つめ直したりもしていて。
ハプニング的な始まりではあったけれど、色んなことがうまくいくキッカケになってくれて本当に良かったなと思いました。

芸人として夢を追っている努力のなかに恋愛モードなふたりの気持ちをしっかり絡ませてくれたので、同じ場面を見ながらふたつの事柄を知ることができるような充実感があってすごく読み応えのある作品でした。

0

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