ボタンを押すと即立ち読みできます!
とても面白かったです。
口をひらけば罵詈雑言ばかりで公爵家の身分をひけらかす白豚悪役令息のディルク。
それが嘘をつくと勃起する呪いもとい、愛されると解ける魔法をかけられ…。
嫌いな護衛騎士フリッツと頑張り打ち解けあい、気がつけばお互い…なところ。
痩せて可憐なはかない美少年な見た目と、今までの自分を反省したディルクが、本当は世の中はこんなふうだったのかと自覚するところ。
なのですがね。
そもそものディルクがこうなってしまった原因が家族の意地でも無関心だったことにあると思うんですよ。
それに黒髪であることで周囲になんて言われてるか家族なら知らないわけないと思うんですが。
どうして父親も兄たちもディルクに優しく教えてあげなかったの?幼いディルクを一人ぼっちにしてよくも平気だったね?と嫌味を言いたくなります。
最後はディルクも家族のことを知っていい感じにおさまるのですが、こちらとしては、おい!ちょ待てよ!ですよ。
後味が良いのか悪いのか。
ずっと気になっていたお話をやっと読めて良かったです。
家族のことをどう受け取るかで読み心地が左右されそうですね。
初読みの先生でした!ホームラン先生の可愛らしい絵の表紙に惹かれて購入しましたが、ストーリーも楽しく読める内容であっという間に読めました!ラブラブなシーンは少なめですが、ちょっぴり不憫な生い立ちに逆らうようにトゲトゲの反骨精神で生きてきた受けのディルクがこれまた理不尽な魔法(呪い)にかけられてしまい、結果実は愛されている自分自身の存在を知る…という心温まるストーリー展開で、特にディルクの母親、父と兄達家族のパートはうるっと来るものがありました。
最初は「白豚」のように太ってニキビだらけで醜さの象徴のようなディルクですが、学院の夏休みにあわせて全力ダイエットもして誰もが振り返る儚げ美少年に変身します笑
この辺りはコメディ要素も盛り込まれていて、素直な気持ちを言わないと呪いが発動するためか、不本意ながらどんどん素直な言葉を話していくことで護衛騎士のフリックや従者達、学園のクラスメイトや義従兄弟の王子達のディルクに対する態度が変化していくのも徐々に彼を取り巻く環境がいい方向にうごいていて心地よく感じました!
フリックとのラブですが、2人の年の差、体格差もありかなりゆっくり、あっさりな描写のみです。ディルクのみならず、フリック視点からの感情の動きにも触れられているので読みやすかったです。
傲慢で口が悪く、見場も白豚のように思わしくない公爵令息のディルクは、周りから嫌われていた。
ある日、その口の悪さから謎の魔法使いに呪いをかけられ、悪口を言う度に下腹部が反応してしまう身体となってしまう。
呪いによって起きてしまう現象に、護衛騎士のフリッツに気づかれ、助けられたディルクは、一緒に呪いを解く方法を手伝ってもらうことにしたが、、、
というお話。
いい感じに長期休暇を利用し、フリッツを始めとした周囲のダイエット作戦により、見事な儚げ美少年へと変貌を遂げたディルク。
自然と悪態をつくことも減っていき、自己肯定感低く、どうせ自分は嫌われもんなんだ...的な、ネガティブ内面までも変化していきます。
傍で支えていたフリッツの存在が恋となるのは、やはり必然ですよね。
そしてなんと言っても、個人的にはディルクのすぐ上の兄で、フリッツと同級のマルセルのブラコンが最高でした♡
家族にも虐げられているとディルクは思い込んでいましたが、度々フリッツの口から明かされる、マルセル兄の弟溺愛話。
もっとこの兄弟の幼い頃のエピソードが読みたかったーー!(cp違うだろ!すみません!!)
絶対なにか裏があるんだろうなあと思いきや...でしたね( ◜ω◝ )!!
後半で、亡き母にも愛されていることを知り、父からも愛されていることを知り、円満エンドでこちらまでハッピーとなった悪役令息BLでした。
「悪役」の概念はみなさんそれぞれですが、だいたい自分が思う本物の悪役ではなかったパターンが多いです。
こちらの作品の主人公受けもまた周囲に嫌われる「悪役令息」ですが、口が悪くて太っていて傲慢な態度をとるが、根はやさしくて勤勉家で自分を守るため虚勢を張る不器用な子でした。
受けはちょっとしたきっかけで術をかけられ、素直でいないと発情する体質になってしまう。
この設定だけで自然とエロを期待してしまうスケベな自分が出てきましたが、
思ったよりエロ描写が少なくて、薄めです。昂った受けのものを、攻めが手で鎮めるぐらい。結ばれてからようやく合体するが、それまでの道のりが長い。
エロを期待しているBL好きさんには物足りなさを感じるかもしれないです。
どうして呪いがかかったのかなど、気になる伏線や謎を解けていく流れがおもしろくて、BLであることを忘れるほどBL要素が薄めです。
呪いの効果でもあるだろうが、がんばってダイエットして美しくなった受けは暴言など吐かなくなり、性格まで変わってしまう、その変化が唐突すぎると少し感じました。
全体的に読みやすくてすらすら読める、設定や展開が面白い作品だと思います。
嘘をつけばつくほど勃起してしまう。
インパクト大な設定にちょっと笑ってしまいそうになりながら、両視点で進む物語を読み進める形のお話になります。
タイトルに悪役令息とありますが、主人公のディルクは言うほど悪でもないんですよね。
若干鼻につくことを言う、肥満体型の公爵家の三男といった感じです。
そんな、学園の嫌なやつだったディルクをひと皮ぺりっと剥いてみると、もしかして無理をして嫌なやつを演じていたのか?と思える、なんとまあかわいらしい子ではありませんか。
自己肯定感低め・肥満体型・思ってもみない嫌味なことばかり口にしてしまう捻くれ。
ディルクが抱える問題のどれもが、読めば読むほど彼の家庭環境が生んだものとしか思えないのですが…
ひょんなことからかけられてしまった呪いのせいで、生活に支障をきたす勃起現象を回避をするためには素直な性格にならざるを得ない状況になっていくわけです。
ディルクの護衛騎士で攻めのフリッツと二人三脚で、健康的な体を作るスパルタダイエットと共に素直になるための矯正が始まります。
周囲からの愛に飢えていただけで損な性格に育ってしまった不器用すぎるディルクの拗れた部分が少しずつほろほろ解かれて、どんどん素直な愛らしさを見せていく。
この辺りが見どころかなと思います。
0どころかマイナスからのスタートだった、どこか愛嬌があって応援してあげたくなる主人公の評価が次第に良くなっていく姿は読んでいて気持ち良いです。
口が悪いディルクに動じずに、あれこれと軽口を叩くような喋り方のフリッツも良かったなあ。
ただ、2人の恋愛面に関しては薄口に感じられました。
甘くはあるのだけれど、他のエピソードが濃いからかあまり強く印象には残らなかったかな。
話の展開と全体的なトーンもコミカルで入り込みやすいものの、視点の切り替えが急だったり、先述の通り濃いエピソードがぽんぽんと詰め込まれているので、もう少しひとつひとつをゆっくり読みたかったかもしれません。
とはいえ、みにくいアヒルの子のような王道展開はやはり楽しいですし、読み進めるごとに魅力が増していく主人公の図は好みでした。
お兄ちゃんと一緒に居るだけでうれしいディルクがかわいらしかったです。
