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miageru glare

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表題作見上げるGlare

景塚星那、小学生、12歳→18歳、Dom
城戸八雲、プログラマー、23歳→29歳、Sub

その他の収録作品

  • 求めるものと、願うこと
  • あとがき

あらすじ

「俺が、八雲さんにふさわしいDomになります。
だから……待っていてほしいんです」

グレア過敏症という厄介な体質を持つ八雲。
その体質のせいでDomの支配が受けられず、
鬱症状が出るSub不安症になった八雲を救ってくれたのは、
偶然出会った11歳下のDom・星那だった。
優しく包容力があり、大人びた表情を見せる星那。
自分より頭1つ分低いところから放たれる、見上げるグレア。
星那からのグレアだけは何故かとても心地よく、
もっと求めたくなり……。

年下に溺愛される、愛されDom/Subユニバース

作品情報

作品名
見上げるGlare
著者
コオリ 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799761922

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11

3.9

(35)

(17)

萌々

(8)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
10
得点
133
評価数
35
平均
3.9 / 5
神率
48.6%

レビュー投稿数10

小学生

円陣先生なのでマストバイ。楽しみにしていたのですが、萌ポイントからずれていたため、中立寄りの萌にしました。本編260Pほど+その続き50P弱+あとがき。Dom/Sub好きで10歳以上離れている年下でも大丈夫な方でしたら良いかも。

Subなのにグレア過敏症のため、ろくにプレイできず病院通いの八雲。ある日酔っ払いのDomに絡まれていたところを小学生の星那で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻め両親(攻め父!!!!個人的にはこっち推し)、攻め両親のパートナー、受けのかかりつけ医、受けの仕事仲間ぐらいかな。

++攻め受けについて

受けは、グレア過敏症というやっかいな症状があり、Domとのプレイが出来ず、不安症で腕を傷つけたりもする状態な方。それがなぜか小学生の星那のグレアには暖かさを感じて、プレイが出来ます。

攻めは小学生で、まだグレアを上手く使えない方。両親は二人とDomで、グレアを上手く使えるようになるための練習中のところ、星那のグレアを感じる受けと出会い、練習相手になってもらいます。最初は可愛い、誠実な小学生で、一生懸命受けを気遣い、役にたとうとする本当に良い子でした。

受けはプログラマーというお仕事をやや無理しつつ頑張る方ですが、Subなので強いなあという印象はなく、弱っている様子が多かった気がします。攻めは様子見ながら少しずつ受けとの関係を築いていくDomで初々しく可愛らしいです。

ただ好きになるか?と言われると個人的には圧倒的に星那の父!かっこいいいいいいいいいい!と思うので、自分の萌からは外れていたなあと感じた一冊でした。18歳になった星那はかっこいいけど、若くてピチピチなんだもん。やっぱ星那父の勝ち。

4

最強のちびっこスパダリ!

グレア過敏症のSub八雲を助けてくれた少年星那は早熟のDom。星那のグレアだけは平気だった八雲は、まだDomとして目覚めたばかりの星那の練習相手になる事に。小6なのに大人びていて優しく聡明な星那に、11歳年上の八雲は葛藤しながらもSubとして人としてどんどん惹かれていく…。「ちびっこスパダリ」という言葉がピッタリの、星那の格好良さと紳士っぷり。八雲の中で高まっていく熱情が感じられてこちらも共に高揚。成長するための星那の留学という断腸の別離期間を経て、5年後に再会した2人の待ち望んだ想いの爆発に思わず涙。もう子供相手にいけないと無理に気持ちを抑え込む必要はないのだ。それは美しく素敵な青年に育った星那の完璧ぶりよ!時折見せる年下らしさと、八雲の不安を受け止めてくれる包容力。悩んじゃう八雲がいじらしくて可愛くてこの2人大好きだ〜!景塚家族や八雲の友人恵斗たちの存在も良い。円陣闇丸先生のイラストの美しさにもうっとり。また1つ特別な愛おしい作品が増えた。

4

期待と違った

コオリ先生って凄く人気なんですね。私はコオリ先生のアカウントはフォローしてなかったんですが、SNSのフォロワーさんがRPしてて驚きました。BL繋がりじゃなかったからです。www

そして今回はオニショタでDom/Subユニバースじゃあないですか!前作の「高嶺のSubは擬態する」が凄く好みだったので凄く期待してました。

なんですが、どうも八雲の性格が好きになれなくてですね、終盤まで冷めてる自分にビックリしてしまったんです。個人的な話になってしまうんですが、薬や治療法が分かってるのに自分の身体を大事にしない人に嫌悪感を持ってしまうんです。八雲の自分を大切にしない、体調を疎かにしてヘラっとしてる態度が受け付けなかったんです。ここら辺が自分では努力してるけど、どうしようも無かったとかの設定だったらまた違ってたかもしれません。

あと、星那との関係に罪悪感を感じるのは理解出来たんですが、誰にも相談出来なかったところです。周りは手を差し伸べていたのにって思って冷めてしまったんです。

プレイをしなくて不安定になるのはSubだけなんでしょうか?こちらの作品にはDomにそういう設定は無いのでしょうか?星那は「早熟」なんですよね?何かしら問題があると思うのですが。

好きな事を詰め込み過ぎてて、この辺りの設定が凄く甘いなと感じました。

そしてせっかく魅力的に育った星那なので、彼をめぐって争う女性たちを冷たくあしらう所とか読みたかったです。八雲だけを特別扱いするところとか。www
母親のシーンがあまり無かったのに母親の元パートナーの登場シーンとかいります?

4

グレア過敏症の受けを助けたのは小学6年の未来の攻め。当然そこにはエチは存在しないんだけど、小6なのにとっても大人な彼はひたすら甘やかして助けてあげる。読んでいても「えっ、あっ!まだおこちゃまやん!」ってなるんだけど、ホントにスマートに癒してあげる姿は尊いです。そして、小6なのにちゃんと未来を見据えて攻めのために留学するカッコ良さ。ちゃんと受けの為に頑張って研究して帰ってくる。更に男前になって。想像の斜め上のイケメンになって帰ってくるですよ。それからはもうあまあまな日々が始まります。萌え萌えなお話しです。

3

視点違いがほしいなあ

カバーイラストの八雲に惹かれて。
このとろっとしたなんともいえない放っておけなさがある表情、たまらなくないですか?

攻めが小学生からスタートする今作。
年の差ものは数あれど、こちらの組み合わせはなかなか珍しいのではないでしょうか。
いったいどんな小学生なんだろうと思っていると…
大人っぽさと子供らしさが共存していて、これはきっと将来良い攻めになるに違いないと確信。
円陣先生が描く星那がまたとっても良くって、ちびっ子verも成長後も想像していた姿とぴったりでした。

どうしても年齢差に目線がいきがちになりますが、景塚家に見るDomとSubという第二の性を交えたパートナーとしてのあり方が自由な雰囲気で面白かったですね。
登場人物も嫌な人はほとんど登場せず、八雲のことも星那のことも尊重して大切にしてくれる人ばかりなので安心して読める作品かなと。
どの人も性格が良く、思いやりがあって素敵です。
でも、萌えたかというと個人的には微妙なところ。

小学生の星那が出す、子供っぽさが少し残る敬語でのコマンドはかわいらしかったですし、一途なところもしっかり者なところも良かった。
ただ、うーん…大人の八雲視点で進むからか、八雲が星那に恋愛感情を持つ姿が妙に生々しく感じられてしまってちょっと萌えられなかったです。
両視点か、もしくは小学生の星那が大人の八雲に恋をするような攻め視点だったら萌えられたのかもしれないなあと思います。
子供→大人ではなくて、子供←←大人の図だったので。

年齢差を楽しむのがベストなのだろうなと思いつつ…
自分の萌えとは合わなかったことと、もう少しテンポ良くメリハリがあった方がうれしかったなとこちらの評価に。
八雲の主治医の寺嶌先生の一人称もちょっとだけ気になりました。7,80代かと思ったら50歳だった…

6

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