コミック

  • バカで弱くて無様でも 下
マンスリーレビューランキング
97

バカで弱くて無様でも 下

baka de yowakute buzama demo

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作バカで弱くて無様でも 下

浅倉邦之、ホストクラブオーナー/モデル、元ホスト、34歳
斎条菊丸、大学生/モデル、21歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

新人ホストとして邦之の店で働き始めた菊丸。菊丸の想いを冷たく突き放しながら、邦之は彼を寮がわりに自宅に同居させてくれる。邦之を想う気持ちを捨てられない菊丸は……。上下同時刊行!!

作品情報

作品名
バカで弱くて無様でも 下
著者
千代崎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403669217

マンスリーレビューランキング

97

4.1

(99)

(55)

萌々

(21)

(11)

中立

(8)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
15
得点
400
評価数
99
平均
4.1 / 5
神率
55.6%

レビュー投稿数15

ホストは嫌いなんだけど〜

ホストが酷いことしてる場面はあんまり描かれてなくて、女の子が地獄みたいな目に遭ってる風にも描かれてはいないけれど、やっぱりホストクラブって歪だと思った
あゆみはくにを支えて頑張って、くにはそれで稼いでゆりを育てたんだけれど、あゆみはゆりを育てたわけではないんだよね
妊娠したら結婚するって、それなりに応えようともしてたみたいだけれど、あくまでも店に客として来てもらうことが一番なのって本当に変な話
客として来続けてもらうために結婚…同じ金をあてにするのでもヒモの方がまだ理解できる
あゆみが普通に事業で成功していなかったら見てられない
店の人みんなにゲイだって思われてる上でオーナーはイケメン好きだからとか言われてるの面白い
そしてマヤは…マヤはくにの店だからいるんだな??マヤのタイミングではくにの条件が揃ってなかったからな〜
ゆりは菊丸にフラレたとき、きっと察したけれどそれが理由の菊丸を憎めなかった
くにはゆりがフラレた理由はすぐに解った上で絶対に許せなかった
でも、それがくににとっての出会いだったとしか言いようがないんだもんな

上下巻で同じような言葉がまるで違う意味として発せられたりしているのがいくつかあって、前のときをちょっと思いだしたりして良かった

くにの元気がなくて落ち着いているのが元からの人柄だってのも面白い
落ち着いて見えるタイプだから中学生で高校生と遊べちゃうのね

ホストは刺されてもなんでも良いんだけど、自分が毟り取った女からじゃなくて、菊丸も別に大して何もしてなく強いて言えば愛さなかったってくらいでくにがアイスピック刺されるのはさすがに理不尽
でも愛を返さないから執着されちゃうっての、まぁ本当だもんね
あゆみは他人がやってくれて、目を覚ませて良かったかも

七五三が5歳だったのは地域性?それとも何も分からなかったってこと?自分もろくな躾を受けていないのに子を育てるって大変すぎだよね
売れない(本当は好みでなく惚れる心配のない、かな?)ホストらの良心に触れて?反面教師にして?ゆりが地味で意思のある感じの女性に育ったのはゆりが賢い子だったからだと思う

マヤの距離感では負けて次挑むのは難しいし、菊丸が現れるしかなかったよね〜
マヤ、楽しく生きて欲しい
そんでせめてあの店の奴らはお金のない女を相手にしないで欲しい

3

バカで弱くて無様でも 下

めちゃめちゃ良かったです
上下巻で読み応えがあって
ストーリーもすごく良い
画も素敵でホストやモデルなこともあってとにかくオシャレ

キャラクターがみんな個性的でクセがあって、先を想像しながら読むのですが
心地良く裏切られます
それがとても好き

読後感も最高でした

千代崎先生の画にとても合う雰囲気で、キャラがとにかくイイ
お話に描かれていない余白も想像するのが楽しい

きっと読み返すたびに感じ方が変わるのだろうと思う素敵な作品でした

2

最後まで読ませます!

ネタバレ有り。↓









妹を溺愛している兄とか(娘を溺愛している父親とか)の場合、それはほぼ異性への愛が含まれているとわたしは思っています。
(現実にはそんな兄は普通はいません。
異性のきょうだいって疎遠になります。)
ただBLマンガの場合そんな隠された意味はなく、恋人への愛が大きくなると妹の存在は都合良くフェイドアウトしますよね。
なので今回もそういうパターンですか、と醒めた目で見ていました。
で、ラストの秘密明かしには東野圭吾氏もびっくり。
でもわたし的には納得しました。
バカで弱くて無様な若い邦之の行動がとりかえしがつかない結果を生み、その事実に慄いた彼がせめてもの罪滅ぼしのつもりでゆりを守り続けたんでしょう。
過酷な家庭環境であったから妹を溺愛していた、ではこんな感動はないはずです。
確固たる溺愛の動機につながるのは「兄妹」では弱かったのですね。

最後にこのコミックス2冊と連載された12話ではエピソードなどずいぶんと変更されているとのこと。
削除されたエピソード読みたいなぁ。

バカで弱くて無様なのはどの登場キャラにも言えることで、もちろん大抵の人間もそうであるから憎悪も生まれるし愛おしさも募るし
人の生ってやっかいですね。

更に追加。
何年も前にデビューコミックスを出した先生が「新星」と帯に表現されていてちょっと違和感ありです。
まあ、新書館では初コミックスですけど。

2

混乱からのスッキリ

色々と苦手な設定がある方だと読めないかもしれませんがすごーく面白かったです。上下両方まとまった感想になります。

上巻から引き続きバランストイ(やじろべえ)みたいに邦之と菊丸の気持ち、生き方がそれぞれユラユラ揺れています。
邦之は13歳からずっとゲイである自分を否定し、未成年時の軽率な行動の責任を取ることを優先して生きてきました。
筋金入りの偽り人生をおくってきた為、自分を好きという菊丸を信じる事が出来ません。

菊丸はかなりチョロいけど素直。彼もゲイである自分に気づかないふりをして女性と付き合っては別れるを繰り返していました。
モデルで頑張るかと思えば邦之に会いたくてホストになっちゃう中途半端で残念な大学生です。

このゆらゆら模索してる感じは21歳の菊丸はありですが34歳の邦之が自己確立出来ていない様子から彼の心の状態の深刻さが分かり、かなりせつなかったです。
上巻で私が感じていたモダモダは自分を肯定していない邦之の不安定な精神状態を指していたのだと下巻を読んで分かりました。

彼が長年抱えている自己否定感は
菊丸の純粋さ、チョロさ、健気さ、諦めない素直さ
によって少しずつ救済されていきます。
菊丸はまたモデルに復帰。自分が本来いるべき道に戻り歩き出します。エライ。

かなりチャレンジングなストーリーで独自性高く出会えて嬉しい作品でした。
売れっ子ホストのマヤ、タトゥーたくさんありのキャラがいいです。いつかマヤも幸せになってね。

7月に出る次作「liar上下」も読むのが楽しみです。

5

甘くはないけれど

菊丸がストーカー被害に合うことから始まるストーリーです。こちらでも菊丸くん、冷たくされています。
くにさんが酷い家庭環境で育ったこと、女性を傷付けた事実や過去が分かります。
そして下巻で伏線回収されます。全部持ってかれました。まさかの展開で頭が追いつかなかったです。
決して甘い2人が見れるわけではなくストーリーも重い方でしたが展開が面白い。次がどうなるのか気になって最初から最後まで読むのをやめられませんでした。

1

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP