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〝最低な男〟と〝最悪な男〟。偶然の再会から、歪んだ秒針が動き出すーー。
攻め本人自身はあまり自分が受けに執着していることに気づいていない模様。とにかくぶるったり震えたり泣いたり挙動不審になるくらいに、細胞レベルで受けに執着愛を抱いているのだなと。
攻めは攻めで学生の時から受けも今までよりたかってくるモブたちの一人だと自分に、言い聞かせるように思っていたみたいだけど、攻めの元奥さんの話とか聞いていたら、攻めもまた受けに執着していることが分かりなんだかすごい作品を見たような気にもさせられました。ダーク感も感じられ魅力的な作品でもありました。
もう1番大好きな作品…。イラストもストーリーも何もかもが最高です。是非未読の方は読んで頂きたい…後悔はしないです…!!表紙では分からないのが残念なのですがいい意味で気持ち悪い、情けない攻めがこれまた最高なんです…。受けもいい意味で受けっぽくなく女王様なところが愛おしいんです。受けの方が身長がある所も大好きです。タグに同級生がありますが先輩と後輩で年下攻めになります。二人の話なら朝まで語れます。読みすぎて夢によく登場します。1巻完結で綺麗に終わってはいますが続きが読みたい…ずっと待ってます。。。
作者さん漫画家よりイラストレーターが向いてるかもしれない。結論から言えば期待したほどじゃなかった。
表紙と受のキャラデザがめちゃくちゃ好みで、あらすじからどんより暗い、鬱BLかとワクワクしながら読み始めたらあっさり終わってしまい肩透かし。
直近に読んだのが「ハッピー・オブ・ジ・エンド」と「スリーピングデッド」だったのが影響してるのか……。
BLに限らず一般漫画も結構読んでるんだが、一個の作品として読んで、相応の満足感を得られたとは言い難い。
黒髪塩顔ビッチ受けめっちゃ好き!性癖に刺さる!って人なら楽しめるかもだけど、低賃金労働者の閉塞感たっぷりな日常を描いた一話で期待値上げたら、思いのほか障害も修羅場も何もなくハッピーエンドに至ってしまってあっけない。ドロドロは何処?
中盤で唐突に石神視点が入るのだが、これも置いてけぼり感強くて……物心付いた頃からルックスに恵まれ金持ち親に甘やかされ、何不自由なく育ってしまったが故の虚無感や物足りなさがモノローグで語られるものの、正直ありきたりな設定というか……それまで漂わせていた底知れなさが底の浅さに置き換わり、一切合切陳腐化してしまった。
要約すると「好きな人と十数年ぶりに再会したら相手が既婚者で色々あったけど結ばれました」ってだけの話。
作者さんの力量次第で↑のテーマは劇的に仕立てられるんだけど、全体的に盛り上がり所に欠ける平坦さで、共依存でグチャグチャになるヘビーな展開が読みたかったのに……と残念。
ここ最近の作品の中で、個人的には1番のヒットです。
少し独特な絵柄なんですが、石神くん(受)の美しさへの説得力が凄いです。
ほぼ全てのコマの仕草に対してエロいなぁ…という感想が出るくらいには終始色気があります。
あとこの作品の1番いい所は女王様が終始女王様なところ。回想から現在に至るまでずっっっっっっと女王様。攻めに対する支配力に長けすぎている。それでも逆転とかリバは一切想像出来ないのが素晴らしい。
終始女王様してくれているだけでも神評価なんですが、ストーリー自体も凄い良かったです。
ハラハラさせられる展開も何度かあったし、単純に読んでて楽しかった。
ドシリアスな作品が好きなら読んで損ないと思います。
暴力による物理的な痛々しさを感じる部分と恋心のコントラスト、執着や独占欲で構成されたふたりの繋がりがすごく深かった…。
カチCOMIというと"殴り殴られ"みたいな方向に偏りがちなイメージだったので、いい意味でそれを裏切ってくれる展開でした。
潤の想いはただ真っ直ぐ石神に向かっているのに対して、石神の本心はとてもわかりにくく歪んでいて。
見えそうで見えない石神の心の内側が知りたくてたまらないのに、でも知る術が無い…。
どこにもぶつけることができない気持ちを抱えたままだった潤のことを考えると、なんとも切なくなりました。
中途半端なまま離れたものだから何年経っても石神のことが忘れられず、石神に執着し続けている潤の姿が異常みたいに映ったけれども。
きっと石神はそうなるように仕向けていて、すべてお見通し、みたいな冷たい微笑みにゾクゾクしました。
再会したときの「本当に更生したのでは…?」と信じてしまいたくなる好青年っぷりもお見事。
でもいつも完璧な彼が人間的な一面を見せるのは潤だけなので、すべてを計算し尽くしているかのように見える石神にとっての唯一の弱点は潤だったのかもしれません。
それが無自覚でもそうでなかったとしても、もうとっくにお互い「特別」になっていたんだなぁと感じたのでした。
甘さはないけれども、最終的にはふたりとも幸せそうだったのが素敵で。
周りには理解し難い関係でも、絶妙なバランスで支え合っているのがすごく良かったです。