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モーニングムーンに奪われて

morning moon ni ubawarete

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表題作モーニングムーンに奪われて

長谷川朔眞
大学教授,みつきの幼馴染,28歳
朝丘みつき
大学1年生,18歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし:〜十六夜月にはご褒美を〜8P
  • あとがき

あらすじ

「不毛で醜いこの気持ちを、お前にだけは知られたくなかったー。」大学入学を機に10歳年上の幼馴染・朔眞の家に半ば強引に転がり込んだみつき。成長するにつれ疎遠になるも変わらず朔眞を慕っていたみつきだが、朔眞には「俺に関わるな」と強い拒絶を示される。ある日の夜、酔っ払ってしまい、朔眞に介抱してもらったことがきっかけでみつきは朔眞とキスをする夢を見てしまう。同性に対して初めて抱く気持ちに戸惑うものの嫌悪感はなく、むしろ朔眞との距離にもどかしさを感じるみつきだが朔眞にはみつきに優しくできない"ある理由"があるようで…。

作品情報

作品名
モーニングムーンに奪われて
著者
芽生 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866696942
4

(61)

(23)

萌々

(24)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
13
得点
238
評価数
61
平均
4 / 5
神率
37.7%

レビュー投稿数13

10歳差幼馴染の一途で健気で臆病な恋

朔眞とみつき
朔眞はみつきの兄、洋介と小学校からの親友で家族ぐるみのお付き合い
そんな洋介に弟、みつきが生まれたのが朔眞と洋介が小学校4年生
10歳も離れてる事もあり兄洋介はみつきを溺愛♪
溺愛といってもほんと純粋に弟が可愛くって仕方ないという良き兄としての溺愛で、そんな兄についてまわる幼きみつきがまた可愛い~
BL的展開の溺愛ではないほのぼの系な2人に癒されます

溺愛する兄を尻目に兄より朔眞に懐きまくるみつきwww
ココもココでほっこり可愛い~♡

そんな温かな思い出がたくさんある幼少期を経て暫く疎遠だった朔眞と再会したみつき
朔眞が助教で働く大学に入学
入学を機に朔眞の母の半ば無理やりな提案で朔眞のお家で同居する事になったみつき

でもなぜだかあんなに仲の良かった「朔ちゃん」はみつきと距離を置きがちで、、、
それでもずっと「朔ちゃん」が大好きなみつきは尻尾をぶんぶん振る子犬の如く変わらず懐きまくります
なかなか埋まらない2人の溝
だけどある夜をきっかけに、朔ちゃんからみつきへ告げられるみつきの知らない朔眞の事…
この事から2人には更に距離が生まれてしまいますが、、、

と続きます
年下の天真爛漫な「好き」の矢印
その矢印の「好き」の意味と自分の抱える「好き」の想いの違いに目を背けてしまう拗らせクーデレ攻め

どちらも本当に一途!!!
一途で健気・・・!!!
相手が大事だから動けなくなってる年上の苦悩、、、
悩める美人なイケメンの耐える姿に大変萌えますし、耐え抜いた先の解放には萌え転がります♡

そして兄、洋介の存在が大変有能な緩衝材(о´∀`о)
10歳差でずっとみつきを大事にして来た朔眞、、、穿った見方をすればちょっとその思考はヤバいんじゃない?という設定かも知れない…
(私自身は創作内でのこの設定は全然許容範囲なんですけどね♪しかも今回は純愛感ありますしね?)
でも、そんな万が一の可能性に対しても、明るくカラッと「ショタコン君!」という発言を以てして笑いにさせつつ、もしかしたらモヤっとするかも知れない読者の溜飲も下げる効果を発揮していた気がするんですよね
この兄、洋介の存在はかなり大きかった気がする…!と同時に先生のキャラとストーリーの動かし方の上手さに感心しました(ღ˘͈︶˘͈ღ)

初めての作家さまの作品でしたが今後も読んでみたいな!って思える作品に出会えました♡
お話しの上手さもありますし、今回はメインキャラ達には約20年の時間の経過があるのでその時代に合わせたキャラの描写が存在します
幼少期も青年期も成人期も、しっかりとそれぞれのキャラのそれぞれの時代に合わせた描き分けがされていてイラストで魅せる力も感じられたのが何よりも今後も読んでみたい!!と期待したいポイントでした
イマドキ感のあるスッキリとした画風で見やすいのも良かったです

お話し自体に過度な緩急や大仰なドラマティックさはないけれど、緩やかな心の揺れをしっかりと追っていく丁寧さを感じるお話しでした
とてもこのお話しを象るキャラ達に合った空気感を感じさせる統一された世界でした

この作品の雰囲気にあった濡れ場も丁度良かった気がします
流れ的には無くてもいい位かも知れませんが私的にはあって良かったですし見れて満足でした
折角描写の上手い作家さまなのでそんな先生がどんな濡れ場を描くのか?はやっぱり見たいですからね~( ´3`)~♡下世話な人種なんでね、私♪
描き下ろしの、これぞ年上甘やかし!な濡れ場、、、良かったです♡
攻めも受けも気持ち良さそうな表情は見ていてとても気分が上がります⤴⤴

カバー下でしょうかね?プロット案が読めるんですが、、、
是非、いつか(次回作でも大歓迎!!)その≪案1≫と≪案1調整≫を共にお披露目して欲しい~~~~(>ω<)と個人的には萌える設定、、、‼
読ませて下さい!お願いします!!

そんな次回作への期待も大いに込めて、限りなく神に近い萌2評価ではありますがプラス加点で今回は神評価にしました
良き御本、良き作家さまに出会えました
嬉しい~~(♡´∀`♡)

5

美しくて目が幸せ

ものすごく絵が綺麗!
Xで流れてきた試し読みが面白かったので購入したのですが、ストーリーももちろん良かったし絵の美しさにも心奪われた作品でした。

歳の離れた幼馴染の朔眞に昔からべったりで、大学生になった今もその背中を追いかけているみつき。
彼の気持ちは読み始めてすぐ、その言葉からも表情からもビシビシ伝わってくるくらい「朔ちゃん大好き!」がただ漏れ。
でもその"大好き"はどこからくるものなのか本人はまだ無自覚なんです。
純粋に"朔ちゃんのそばに居たい"という感情だけがみつきを動かしているので、どれだけ朔眞に冷たくされても全然めげない健気さが可愛すぎます。
自分の気持ちを抑え込んでいた朔眞としてはどれだけ大変だっただろうか…思うほどに、可愛さが炸裂していました。

朔眞自身は生まれたときから見てきたみつきに対して、好きだけでは動けない様々な葛藤があるのですが。
でもそのぐるぐる考えていた部分をみつきはポーンと乗り越えてくれて、抑え込んでいた気持ちごと救わってくれたのが本当に嬉しかったです。

10歳差って結構離れてると思うんですが、その差を感じさせない幼馴染の距離感にも萌えました。
切なげなところと甘さのバランスもばっちりで、すごく面白かったです。

3

好きの対比が良かったです

隠さなきゃいけない「好き」と正面から言える「好き」
みつきがさらっと「ただ好きなだけだから」と朔眞に言えるのは邪な気持ちがないからで、朔眞はずっとその「好き」を秘めている葛藤でうまくみつきに接する事が出来ない

2人の「好き」へのすれ違いが切なくて、早く想いが重ならないかな、、、と見守るように読みました

10歳も年上で大人だけど繊細過ぎる朔眞に対して年下で幼馴染というバックグラウンドからそのまま育ったみつきの純真さ
あれくらい純真さを武器に鈍感(悪い意味ではないです)でいける位があの繊細さには必要だったんだな、とこの2人のデコボコながらもお似合いな所に妙に納得しました

さすが、名付け親なだけありますね!!
兄の扱いが雑な感じもちょっと面白かったです
でも自分も「仙太郎」よりは「みつき」の方が似合ってるとはおもいました笑
仙太郎もいい名前ですがw

イラストがとても作風に合っていて、セリフやモノローグの量もとても丁度良くて本当に最後まで読み易かったです

生まれた瞬間から相手を知っている!という設定も良く考えたらすごくエモいなって思いました
読んでみて良かったです!

3

健気な一途受け

 攻めも受けのこと好きだけど、それ以上に攻めが好き好き大好き(恋の自覚なし)な一途受け!
 幼い頃から一緒にいる、28歳×18歳の年上攻めと年下受けの年の差!
 高いところに物を置けなくて背伸びする受けの後ろから物を奪い、軽々と代わりに仕舞うほどの身長差20cm! 尊い。
 年下受けの健気に好意をぶつけるのが可愛い。
 攻めがゲイだと知り、男同士の性行為について調べてるときに、攻めと自分がしてるところを想像して慌てる場面や、手を出されなくて必死に誘惑するシーンが可愛かった。

2

丸ごと愛しちゃう攻めのデッケー愛に包まれる満足度が高い1冊

レビュー主も、オススメした友人も何これ良すぎると頭を抱えた作品。
年の差幼なじみの両片思い、数年越しの拗らせ愛といった感じ。ポーカーフェイスの助教と真っ直ぐでピュアな大学生という組み合わせ。
年の差だけで見ると構えてしまうかもしれませんが、中身はとても優しい物語が詰まっていて中盤泣きかけました。昔馴染みであるが故の葛藤や、幼い頃やもっと距離が近かった無邪気な頃を一緒に過ごしているからこそ踏み出せない一歩、大事にしたくてから回る気持ち...
複雑で悶々としたシーンが続くところもありますが、最後は受けが丸ごと大好きで大切な攻めのデッケー愛に巡り会えます。
秋の夜長に読むと激メロいです。

1

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