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表題作愛される人

岩田天涯,「愛される人」となった隻眼の文士。
篠原カヲル,無頼を陰で支え尽くした文士。

その他の収録作品

  • 友と言う名の君へ
  • 蒼天
  • あとがき

あらすじ

いっそ幼いまでの愛情表現。我が儘で傲慢で。
かつては手ひどくカヲルの純潔を奪い、自分のモノにした天涯も、今はカヲルと居ることに安らぎ、小説家としての歓びを感じるまでになった。
激動の時代、一つだけ手放さなかったもの、それは互いへの愛…。
彼らを取り巻く個性豊かな人々と、時代を綴った描き下ろし完結編!(裏表紙より)

作品情報

作品名
愛される人
著者
生嶋美弥 
作画
生嶋美弥 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイコミックス
シリーズ
人でなしの恋
発売日
ISBN
9784835216782
4.5

(6)

(4)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
27
評価数
6
平均
4.5 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数2

秘めたる花

岩田天涯と篠原カヲルの関係は、
単純に男女のそれに置き換えられる
ものだろうか?

否。

そう断ずる事が出来る関係性なら、
何も残るまい。
そして、何かは確実に残っている
様に見受けられる。

同時収録作は篠原カヲルの書生・
野山広太とその友人花屋敷竜虎の
物語。そして、時代の断絶と再生の
物語。あたかも版元の後日を予見
しているかの様な。

4

シリーズ完結

5冊に渡って描かれた天涯xカヲルのカップルもこの巻で完結になります。
1巻から一気に読んできましたが、これでお別れと思うと寂しい…><
最初は絵柄が好みではなかったので、そんなに読みたいと思って読み始めたシリーズではなかったのですが、時にググッと心にくるものがあって、何度涙ぐんだか分かりません。
「人生って、そうだよね」と共感させられたことが多かったシリーズでした。
この巻は主人公の2人のみならず、広太や竜虎、そして灰夜達の未来も少し描かれています。
みんな一生懸命に自分の人生を生きてそして死んでいく。当たり前の事なんですがそういう時間の中での営みも感じさせるシリーズでした。
でも人の営みに関係なく時間はずっと流れていく。
普通の人ならそれで忘れられるかもしれないけど、作家に限らず優れた芸術家の人達は作品を残すことで後世の人達にもその存在を覚えられていく。
そんなことをしみじみと思わされた作品でした。

3

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