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表題作人でなしの恋

岩田天涯,無頼なる文士
篠原カヲル,寡作な美文士

あらすじ

獣のように勝手で強引な天涯。清楚でおっとりしたカヲル。小説家の二人は、親友で恋人同士だが、独占欲むき出しの攻撃的とも言える天涯の愛情に、身体ごとさらわれ困惑するカヲルは…!?人気のシリーズ連作、描き下ろしも収録で登場!

作品情報

作品名
人でなしの恋
著者
生嶋美弥 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ビブロス
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
人でなしの恋
発売日
ISBN
9784882717232
3.8

(5)

(2)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
19
評価数
5
平均
3.8 / 5
神率
40%

レビュー投稿数2

誰を縛る鎖ぞ

岩田天涯の篠原カヲルへの執心は独占欲の様に見えて、
実は何かに対する崇拝なのではないか、とふと垣間見える
一瞬がある。
そう。人でなしが恋しい男に執着しているのではない。
人でなしと自らを責めている男が、恋しい男の中に救いを
見出したいと無意識に願っているのだ。

文士同士の恋模様を描くシリーズ、端緒であります。

3

なんだかんだ言いながらでもラブラブ

初読み作家さんです。
絵柄はちょっと少年漫画っぽい感じがしました。垢抜けないというか、ムサイというか。
でもその絵柄が作品が持つ少しほのぼのした雰囲気には合っていると思います。
ちょっと古い時代(年代は書かれてないのですが、明治の末~大正初めくらい?)の文壇が舞台になっています。
主人公2人は物語が始まった時点で既に恋人同士の関係なのですが、岩田の性格が元々俺様で傲慢なのもあって、カヲルに対する執着と独占欲はかなり凄まじいものがあります。
主に岩田のこの性格のせいで色々問題が起こるのですが、なんだかんだ言って結局は上手く収まる(少なくともこの巻では)お話になっています。
カヲルにはまだ少年の書生、広太がいるのですが、この子がまた健気で可愛い。
広太の友人、竜虎も含め、どんな物語が展開するのか先が楽しみです。

0

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