【SS付】【イラスト付】【電子限定SS&コメント入り】
こちらはオメガバであり身分差もあり、またストーリー上ハラハラする場面もあって切なく苦しい要素もありますが、セノとイルネドのキャラなのか元気と幸せをもらえる素敵な作品でした。
特にセノが素晴らしい。賢明で健気で前向きで、そんな彼だからこそ幸せになってほしいと思わせる人で。そんな彼にはイルネドがぴったり!
想像の斜め上を行く展開で、とても面白かったです。拝読して気持ちのいい作品でした。
兼守先生のイラストも秀逸。セノの愛らしさとイルネドのかっこよさが存分に伝わり、眼福でした。
先生買いしてます。今作もすっっっっっごく!面白かったです!!!!
まだ発情期が来たことないオメガで娼館勤めのセノくんと、一途すぎるわんこ騎士の恋物語。
あらすじから察するメインキャラふたりの状況で、身分差だったりなんだりのシリアスなお話なのかなと思っていたのですが、コミカルでテンポのいい話運びで…!シリアスな中にくすくすと笑えるコメディタッチがたくさんあり、最後の一行まで楽しく拝読しました!!面白かった!!!騎士さまの察しの良さが凄まじくて……犬でした……。
メインキャラだけでなく、周囲の方々も個性豊かで読んでいて楽しかったです!筋骨隆々華道家オネエさまとか、セノくんと騎士様を引き合わせた恋のキューピッド的立場のチャラ男や父親ズ、娼館のボスなどなど。セノくんにおかしで買収されたのにあっさり騎士様にゲロってる警備兵たちもモブながらすごいキャラが立ってるな!と。主役だけでなく、登場人物みんな生き生きとしてました。
まだこのふたりの物語を読んでいたかったなぁ、と物足りない気持ちはありますが、この余韻がまた気持ちいい。面白かったです!!!
裏表なく真面目で一直線な攻めに愛されて…というお話でストレス無く楽しめました。
受けのセノは娼館育ちの男娼オメガですが、本番行為は禁止のお店なので処女、そしてキスはNGで基本的に話術で爺様たちの心を掴みエロ行為もさほどしてない感じなので、そこまでの悲惨さは感じさせず…
従兄弟に連れられてやってきた生真面目な攻めのイルドネは、セノに仕事と父親との確執を打ち明けるんですね。
で、きちんと話を聞いてくれるセノに惚れ込み結婚前提のお付き合いをしてほしい!と頼み込むんですが、セノは、いやいやいや…いいとこのおぼっちゃんととじゃ釣り合わないし、頭冷やしな…とあしらうも、まったくイルドネはめげないんですよ。
ウザくはない程度に、でも最大限の求愛をしつづけるんです。
「イルドネはただまっすぐ進んでいく。そういえば、光はくねくね曲がることなんてないんだった」ってセノがイルドネを評して思うここが好きですね。
ほんとーーーーにまっすぐなの。
しかも裏表がほんとにないの。
めちゃ良き年下攻めだったし、聖騎士ということで童貞だったところも高ポイント!
きな臭い噂が絶えない政略結婚相手の実情を探るべくセノがあれこれ動いて情報収集するんですが、癖の強いおじ様たちの心を掴んで味方につけていくところが良かった。
結婚に猛反対していた攻め父も、話の通じないクソ親父ではなく、それどころか自分も過去、オメガに猛アタックしてたとか、親子揃って…なところもあり、なかなか味のあるキャラでした。
結婚から本格的に物語が動き出し、結婚式で締めるお話。熱烈求婚編と事件編の二部構成っぽいつくり。そこだけを読み返したくなる印象的なシーンが散りばめられていて、とても良かった。
イルネドの求愛・求婚は、真面目さが前面に出ていて応援したくなる。“他のΩを知らないから”と拒むセノの言い分に大いに同意したので、他のΩと付き合って確かめて、やっぱりセノが良いと説得力を持って告白するイルネドが良い。
堅物純情なだけでなく、策を弄したり、セノのためなら黒いこともやってしまいそうな顔を見せるところに萌える。
セノは男娼の中では高齢な点が落ちこぼれってタイトルにつながってるのかな。経験による強かさと根性があって、いきなり娼館の外に放り出されたとしても賢く生きていけそうな安心感がある。たまにイルネドの母ちゃんか?と思うことも。
どちらかというと、セノの方がイルネドに夢を見ていると感じた。
イルネドの父に反対された二人の結婚には、いくつかの逃げ道と時間的猶予がある。その条件全部を回収し、綺麗なハピエンへの流れはとても面白かった。
ただ、クルッチ家の弱みを握ると決めた時点で、クルッチ家がセノを攫ってイルネドが救出する流れじゃないよな……と思っていたらその通りに進んで残念だった。受け攫われ攻め救出、これ何回やるんだろう。
出てくるキャラは嫌な人かと思っても、すぐに協力的になったり味方になったりするので、全体的な雰囲気は明るめ。反対する父も話が通じるタイプなのでノーストレス。
結婚はゴールじゃないけど結婚式がゴール(作品のラスト)っていう構成も良かった。
特に好きだったのは、序盤のイルネドがセノを口説くシーンで、二人の間に沈黙が流れてからの描写。喧騒を際立たせ、漂う匂いまでもが感じられそうな中、セノの心理描写とイルネドのアルファの香りが混ざり合う。とても印象的なシーン。
気になるのは、タイトルがぴんとこないことと、微妙に修正したくなるあらすじ。作家買いしといて良かった。
そりゃー素敵なはなまるの攻様でした(≧▽≦)
受様は、貧しさからオメガ専門娼館へやってきたオメガのセノ。
すっかり古株となった今日この頃、常連のお客さんがアルファの従兄弟を連れてくる。
それこそ攻様である騎士のイルネド。
まっすぐにひたむきに、恋情を寄せてくれるイルネドに、最初は身を引こうとしても、絆されていくセノ。
あんなに一生懸命好きだって言ってくれて、こちらの気持ちも尊重してくれるのだもの。
うんうん、そりゃー好きになっちゃうよ(*^^*)
セノは苦労してきただけに、幸せに対して1歩身を引いてる所はあるけど、優しくて気遣いのできるいい子。
そんなセノにめろめろなイルネド( ^ω^ )
めっちゃいいᐠ( ^ᐤ^ )ᐟ
セノの危機には素晴らしい準備と嗅覚で助けに駆けつけ、セノの発情期には素晴らしいオスっぷりを見せてくれる。
初めは行儀よく接したけど、独占欲や執着を見せるようになっていくイルネドの一途な愛情が好きでした( *´艸`)
年下彼氏らしい甘えと独占欲とがいい感じで、あくまでも正統派の溺愛っぷり(≧▽≦)
いい溺愛攻様を読ませて頂きました(^-^)/