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アルファ士官学校の秘密の華~堕とされた孤高のオメガ~

alpha shikan gakkou no himitsu no hana ~otosareta kokou no omega~

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表題作アルファ士官学校の秘密の華~堕とされた孤高のオメガ~

ヴォルフ・リヒテンベルク
航空士官学校の転入生、15→16歳
レオンハルト・バレンシュタイン
航空士官学校のエースパイロット候補生、αを装ったオメガ、16→17歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

航空士官学校の優等生レオンハルトはアルファを装ったオメガ。転入生のヴォルフにトップを奪われたのに、彼に惹かれて巣作りを!?

作品情報

作品名
アルファ士官学校の秘密の華~堕とされた孤高のオメガ~
著者
中原一也 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784576241074

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52

4.5

(48)

(31)

萌々

(13)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
219
評価数
48
平均
4.5 / 5
神率
64.6%

レビュー投稿数11

おもしろい!

タイトルのこのひと言に尽きます!
読書量を誇る腐仲間のおすすめで読みました。
エリート校にてエースパイロットを目指すレオンハルト。アルファの軍人一家に生まれたΩで家族からは溺愛。
転入してきた型破りの、覚悟と技術を持ったαのヴォルフ。
気高きレオンハルトが巣作りを始めたときには悶えました…♡
それに気づいたヴォルフのかわいい罠にもクスリw
大切な骨の主、どうか母親か姉妹であってくれ…!との祈りは良い裏切りを見せてくれました。
最後はじいちゃんの種明かしもあり、気持ちの良い読後感です!

0

No Title


オメガバースものとして今1番好きかもしれない……。空軍のエースパイロットを目指すレオンハルトはオメガ。オメガを隠して士官学校にいるけれどある日型破りなパイロットヴォルフに出会い惹かれていく。

レオンハルトが気高く美しいのよね。誇り高きオメガという感じでかっこよすぎて惚れました。ヴォルフがまた魅力的なアルファ。パイロットの腕前もピカイチで、強烈なオーラがある感じなんだけど祖父の前では少年のようだったり

お互いを高め合える関係なのいいよなぁ。読み応えあってすごく面白かった。舞台が規律厳しい士官学校というのも最高だった!!巣作りの仕方がちょっと問題あって笑ってしまったw

4

望んだ未来を掴み取るために

今回は航空士官学校の転入生と優等生のお話です。

航空士官学校にて第二性を隠くす受様が
攻様との出会いで第二性を受け入れた未来を歩みだすまで。

この世界ではアルファ、ベータ、オメガの二次性があり
3才の健康診断で血液検査が義務付けられています。
アルファとオメガには発情という現象が起きる点から
早い段階で自分の性を把握しておくことが必要となのです。

人口の2割しかいないアルファは
IQや運動能力、気質など全てにおいて他性を凌ぎ
生まれながらのエリートとされます。

7割を占めるベータは特質すべき性質はなく
どんなに優秀でもアルファの能力にはかないません。

最も少ないオメガは数カ月に1度発情し
アルファを誘惑するフェロモンを出します。
それは理性では制御できず抑制剤に頼る事になりますが
薬の影響は大きく、社会生活でも大きなハンデとなります。

受様は軍人一家で唯一母と同じオメガです。
アルファである父と長兄は陸軍、次兄は海軍
姉は諜報部で活躍しています。

受様も士官学校に進学しますが
士官学校は第二性に関係なく受験できるものの
合格者のほとんどはアルファであり
前例のないオメガの入学は軍の一部と学長しか知りません。

士官学校では6年生から希望の軍と適性で進路が決まります。
受様は空軍の特別クラスに進み
そのクラスでもトップを走り続けます。

特別休暇を終えて士官学校に戻った受様は
既に明日乗る訓練機に向かっていました。

翌日、受様は憧れの機体で飛行訓練とともに
教官の追撃訓練を行いますが追撃訓練後
古い戦闘機に追尾される事態となり
受様は相手の挑発に乗ってしまうのです。

果たして正体不明な戦闘機の目的とは!?
士官学校に異例の入学を果たした攻様と
オメガながらもトップ成績者の受様の
オメガバースになります♪

オメガだとバレれば様々な弊害が出るだろうことは必定で
受様は一部の生徒にしか気を許していません。

そんな中で起きた追尾劇は
軍人になりたいと入学を訴える攻様のパフォーマンスで
受様の命令違反で謹慎、攻様は逮捕となりますが
なぜか攻様は途中入学を許され、
受様のいる特別クラスに配されるのです。

攻様は自身に関する事を黙して語らず
好戦的な性格をも隠さないために
生徒の関心を買いながらも攻様の謎は解けません。

軍とのつながりが深い名家出を鼻にかけるクラスメイト
いじめのターゲットとなる気が弱いクライメイト
おおらかな性格で受様と気が合うルームメイト
ルームメイトと仲の良い落ち着いたクラスメイト

受様が攻様に惹かれていく事で
オメガ性にも目覚めていく様にドキドキし
オメガとしての危機にも陥ってハラハラさせられ
その後の展開にワクワクMAX!!

受様が攻様の隣に居場所を定めるまで
大変楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

奈良先生のイラストも物語世界にベストマッチしていて
とても素敵でした♪

2

めっちゃ好きなんだけど

中原先生に奈良先生なんて、買う一択。しかも飛行機ものと聞いていたのでワクワクしていて、読んでもやっぱりワクワクしていたんですけど、あああなぜそこでそうなる・・・というのがあって、萌にしました。はあ。攻め受けの年齢にあまり捕らわれない方で、オメガバ好きな方、凛々しい受けが好きな方でしたらおススメです。年齢以外はめちゃ好きな設定なんだけどなあ。

無事進学し、空軍への道を突き進むレーヴェ。陸軍の父、長兄、海軍の次兄、諜報部の姉(みんなアルファ)は口々にオメガのレーヴェがアルファばかりの士官学校に行くことをとても心配しています。でもレーヴェは空が飛びたくて飛びたくて。そんなある日訓練飛行中に、訓練機以外の飛行機が近づいてきて・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受けの家族、攻めの祖父、コンラート(受けと同室)、オリヴァー(受けの親友)、デニス、ヘルマン(攻め受けの同学年)ぐらいかな。

++ 好きだったところ

受けがねえ良いんです。冷静、つんつん切れ者っていうほどではないんですけど、冷静。感情の起伏は激しくないように感じました。家族から溺愛され(だって三男坊だしオメガだし)重苦しいなと思う所はあるものの、溺愛されていることを嫌だとは思っておらず。清く正しい高潔な貴族という印象でして。そんな方がアルファばっかりのところなんだけど、空飛びたいからっていう理由で士官学校で、クールに頑張っていて。良いなあ・・そうそう、髪がね。さらっさら銀髪なんですよう。萌えたぎるーーーーーーーーーーーーそれに、しれっと巣作りの素材集めたりするんですよwwww可愛いーーーーー

攻めは野生馬?目的のためには手段を選ばないってことが出来る方で、受けよりも飛行技術等はちょっと↑なのかも。ラフな感じで子供と接する様子もあるので、良い~懐広いタイプに感じて、良かったんです!

良かったんですけど!

ただただ年齢が私のレンジ外でした・・・・士官学校だもんなあ・・25歳とかにはならんわなあ・・・あああああ。。。。。

二人ともとても16、17歳とは思えない貫禄です。エチシーンでも。おいおいおい、日本やったら捕まるで、なんですよねえ。
あともう一つ、これが惜しい!と思ったのが、プロペラ機なんですよね????
そう思うものの、プロペラの表現がない。その辺は曖昧にされたのかなあ?先の大戦から半世紀とかって表現もあったしな。プロペラ機好きには、「あああっ」とちょっと思った点でした。読み飛ばしちゃったのかなあ……

超マイナーな嗜好から外れたところはあって評価は萌ですが、やっぱりかっこええええええと思った一冊でした。中原先生&奈良先生、神。

3

惹かれてしまう好敵手

中原一也先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
オメガバース 2
焦れったさ 2
エロ 2
な感じだと思います。

ヴォルフくん×レオンハルトくんのカプです。

軍人を育てる士官学校に在学しているレオンハルトくん。そこで空軍のエースパイロットとなる為、常にトップの成績を収めていた。しかし、オメガであるレオンハルトくんの周りは、アルファばかり。そんな中、転入生として現れたヴォルフくんのアルファの匂いに、オメガの血が騒いで…。

タイトル通り、今作はオメガバース作品で、ヴォルフくんはアルファ。レオンハルトくんはオメガです。

タイトルに「堕とされた」と書かれていますが、勝手なイメージで仄暗い雰囲気なのかなと思いましたが、そんなことはあまりなかったですね。学園ものでありがちな、いじめっ子、クズで陰湿な脇役キャラの所為で、少し窮地に陥る瞬間がありますが、そこまで重く暗い展開はなかったです。

個人的に、物語り冒頭で、レオンハルトくんの家族や士官学校、空軍部隊の役割など、様々な設定などが細かく書かれていて、更には名称や横文字の読み仮名など、聞き馴染みがないのに溢れていて、ちょっと覚えられないよ、と少し戸惑ってしまいましたね。
あと脇役キャラも多く、しかも愛称呼びされちゃうと、誰のことを指してるのか少し考える時間を要しましたね。

気高く成績優秀なレオンハルトくん。だけどヴォルフくんの登場で、自身のオメガがざわつき、何となくヴォルフくんには近付いてはいけない、と自身の律するのですが、徐々に目が離せなくなったり、あることがきっかけで、無意識に巣作り行動をしちゃっているのが可愛かったですね。

ヴォルフくんの方も登場時は、気難しい無愛想なキャラかと思ったら、普通に少年な一面があったりするギャップが良かったですね。

巣作りやビッチングなどのオメガバース要素や細かな世界観や様々な登場人物など、読み応え充分なので、是非とも読んでほしいです。

3

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