Renta!限定描き下ろし&特典付き
2人それぞれの場所での交流関係が育ち、深まっているのを冒頭で感じ、勝手に親戚のおばさん気分になり目頭を熱くしました。
2人の関係は静かにゆっくり深まっているけれど、結婚という形を気にし始める晴斗、とそのあたりのことには鈍感な雅。
歪んだ意識、偏見を持つ両親に育てられ、追随して歪んだ弟にもひどい目にあわされ続けてきたはずなのに、傷つき尖りまくって現れ暴言を吐く弟に寄り添い、力になろうとする雅。
晴斗のプロポーズの言葉に戸惑ってしまうのは仕方のないこと、簡単にうれしい、と返さないところが、この作品、シリーズの深みのあるところであり、読者の胸をざわつかせるところだと思います。
晴斗が考えに考えて、言葉や場面を選んで雅の心に寄り添い、愛を伝え続ける様子が素晴らしく美しいです。
雅の家族に対する言動のひとつひとつが本当にすばらしくかっこよくて感動します。
2人のすること話すこと、感動がたくさんなのですが、個人的には、プロポーズをする場所、内容について、迷った挙句に相談してしまうところです。
この2人らしい、お互いへの愛情に満ち満ちた相談に幸せな気持ちになります。
お伽噺の王道中の王道のラスト、そして2人はいつまでも幸せに暮らしました、めでたし、めでたし、という言葉を唱えたくなる、素敵で幸せなハッピーエンドでした。
ついに完結してしまった…。
雅と実家の問題は、いつかクリアしなければならないことだけど、晴斗が解決しに行ってくれた。
根本から解決したわけじゃないけど、これで雅も自分に自信持って生きていけるのではないでしょうか。
雅ママも、雅のこと心配してたようなので、晴斗の決意を聞いて安心したのではないかと思います。
諸悪の根源・俺様αの男(雅パパね)は、やっぱり許せん。
大和はあの父の元にいる方が辛いんだろうな、と思うけど、雅への拗らせた想いに折り合いつけて、「晴斗と共に生きる雅」を認めてほしいと思います。
このまま、2人の幸せな未来を願います。
1巻を読んだ時の衝撃は今でも忘れられません。
晴斗と雅の物語がこれにて完結です。
2人の高校時代のお話は(1巻)これぞオメガバの極みのような辛くもある物語でした。
番になり、大学生になって、一緒に暮らすようになり、その先の未来を描くようになったのがこの3巻です。
結婚というワードが出るようになって雅が考えるようになったのは元の自分の家族のこと。
どうなるかと思った弟くんとは和解できてよかったなーと思いました。弟も色々しんどかった。
父とは全く和解とはいきませんでしたが、人は急には変わらない、家族といえども分かりあえないこともある、それはそれでリアルだなと思いました。
晴斗は終始、本当に雅のことだけ思っています。
こんなに良い男だったか!と大人になったな〜とも思いました。
あんなに辛い日々を送っていた雅が、最高の幸せを手に入れる3巻、物語は完結しますが2人の幸せな日々はこれからですね。
最後に未来の2人が読めたのも嬉しかったです!
素敵な職業に就いて、変わらずラブラブですね。
待ってました!!!
夜明けのオタク大歓喜のこの作品がついに大団円を迎えました。
完結は寂しいですが、幸せな未来を想像できるラストで良かったです。
1巻のはじめに比べて晴斗がものすごく成長しているし、雅も不憫を嘆くだけでなく、晴斗のことを考えられるほど自分を大切にすることができるようになりました。
頑張って頑張って押しつぶされそうだった大和も、家から抜け出し歩み出すことができて本当に良かったです。
文章にすると浅くなってしまいますが、読んで損なしの一作です。
元々感動系でしたけど1巻のを思い出すとあんなにαを嫌っていて家族からも嫌悪されて家から追い出されてご飯もろくに食べれてなかった生活が今こんなに幸せなのかともう感動が止まりません