電子限定かきおろし漫画付
「ずっとこの腕に触れたかった」性指向に悩むクールイケメン×友達思いのポジティブ男子、寮で芽生える友情を超えた純愛
仁嶋中道先生の先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
独占欲 3
青春 3
彼女 2
エロ 1
な感じだと思います。
宇佐美くん×青凪くんのカプです。
青凪くんに片想いをしている宇佐美くん。しかし、青凪くんに最近彼女が出来てしまい、心穏やかではいられず…。
青凪くんを想っている宇佐美くんからの何気ない優しさに触れて、友達として楽しく朗らかに接してくる青凪くん。もどかしいけどまさに男子高校生が織り成す青春ものです。
だけど、青凪くんに彼女が出来た為、物語りの展開上、必要なことではありますが、彼女とのやり取りが少しあるので、宇佐美くんと青凪くんとの男子高校生要素が少し薄まってしまいますね。
絡み描写で言うと、宇佐美くんと青凪くんの想いが通じ合ってから、青凪くんが慣れるように毎日スキンシップをすると宣言する宇佐美くん。そのスキンシップは手を握ったりハグをしたりと、過激なものではありません。
それもあり、絡み描写は兜合わせ止まりになっているので、最後まで身体は繋がっていません。因みに、身体は繋げていませんが、宇佐美くんが青凪くんを抱きたいと言っているので、攻めが宇佐美くんで受けが青凪くんです。
男子高校生による青春、自分のことより相手のことを想っての言動、友情が愛情に変わる想いが尊いので、是非とも読んでほしいです。
ある理由から地元を離れた宇佐美晃×片腕に生まれつき蒙古斑がある青凪灯矢
(理由は違えど)接触をためらう2人が触れられることが不快ではないと相手に伝えるために、相手に触れるの最高じゃないですか。救い救われる関係の2人が好きな人に全力でお勧めしたい作品です。続編決定してます!
修正→白海苔(animateboookstore)
本番はしていません。
書き下ろし→「宇佐美のハッピーホリデー」青凪の家に行く話。サンマとシシャモが可愛い。
おそらくカバー下?(電子限定書き下ろしの前にあったもの)→一年春▶︎今の話
電子限定書き下ろし漫画1ページ→充電する話
「愛追うふたり」を拝読して、仁嶋中道先生の細やかな優しさが滲む作風に魅了され、こちらの作品も即買いしました。
思春期やモラトリアム期にしかない、人生経験の浅さゆえの繊細さ、世間知らずがゆえの大胆さが同居した「人生の揺らぎの季節」が大好物なので、どストライクでした。
自分に見えている相手の行動だけが、その人の真意でも全てでもないということに改めて気づかされます。
登場人物の中に真の悪人はおらず、一見、共感できない言動の人物でも、視点を変えると、そうなった理由に理解を示せるものばかりで、仁嶋先生が各キャラクターに愛をもっていらっしゃることを感じました。
腕の痣のせいで、他者に理不尽に傷つけられてきたはずの主人公があまりにも良い子すぎて、何故、こんなにも他者を思いやることを優先する考え方ができるのか、利己的な思考が染みついている自分が恥ずかしくなりました。
人物の行動や心理面を丁寧にフォーカスして描かれているですが、画力も素晴らしくて、台詞無しで表情のみで読者に心証を伝えるコマなど、とても印象的です。
高校生のカップルは現実的に考えると、卒業による環境変化など、本人たちの意思とは別の要因で長く続かない切なさをはらんでいますが、彼らの行動から、自分の欲を満たすための恋愛ではないことがひしひしと感じられるので、「この2人なら大丈夫!」という確信がわきました。
性的対象の多様性は特別なことではないと感じさせてくれる青凪くんの行動が日本の近未来のスタンダードになることを願います。
読んでいて切ない気持ちと温かさを同時に感じる作品でした。
高校で寮生活をする宇佐美は、ルームメイトで親友の青凪に密かに想いを寄せています。ですが、蒼凪には彼女がいて……。
蒼凪の彼女、明石さん。決して嫌味な子ではないのですが、蒼凪の腕の痣に対しては無意識にも『可哀想』と思っていてそれが行動にも出てしまっているんですよね。傷つけるつもりはなくても、当の本人にとっては見えないナイフとなってえぐる事もある。
対して宇佐美は言葉ではもちろん、行動でも蒼凪を大事にしたいというのが伝わってきて温かい気持ちになります。
二人が付き合ってからは、少しづつ少しづつ距離を近づけていく様子が高校生らしくてとても可愛らしいです。最後まではまだしない二人ですが、そんな所も含めてお互いに『人間』として尊重しあっているのがとても尊いと感じました。
