「初めて出会った日から俺はこの手が――」

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表題作愛日と花嫁 3

クロ
神様、ルカの番、α
ルカ
クロの番、Ω

あらすじ

神様(α)であるクロと番になった村の青年(Ω)ルカ。
子どもを授かり、長年離れていた故郷での出産を決めたふたりだったが、
突然変異でΩになったルカの身体に危険が及ぶ可能性があると知り――。
一方で、昔からクロをよく知るノア(α)は、自身のせいでルカが苦しむことになるのだと
ひた隠しにしてきた過去を打ち明けて…
幾重にもかたちを変え紡がれる神話。そのなかで生きる神様と人。
それでも変わらずに互いを想い生きていくふたりの、しあわせな日々がここに――

珠玉の突然変異オメガバース×ファンタジー感動のフィナーレ!

《収録内容》
◆『愛日と花嫁』10~14話
◆描き下ろし7P

作品情報

作品名
愛日と花嫁 3
著者
渚アユム 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758028332
4.7

(238)

(190)

萌々

(35)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
30
得点
1121
評価数
238
平均
4.7 / 5
神率
79.8%

レビュー投稿数30

涙なくして読めません!!!

愛日と花嫁の3巻は、涙なくして読めませんでした!!!1巻から続く物語の伏線が、見事なまでに回収されていて…クロとルカ、ノアとウェレ、それぞれの選択の積み重ねが未来につながっているのが素晴らしかったです。
愛と成長の物語だと思います。
BLだし、オメガバースなのですが、神様と人の営みを絡めているので、とても壮大な物語です。
壮大な物語なのですが、私たちの日常にもある、小さな幸せも感じられて、胸が温かくなります。
未読の方には、ぜひ1巻から3巻まで一気に読むのをオススメしたいです。
アユム先生、素敵な作品をありがとうございました!

1

神の終焉

シリーズ3作目ですね。神様の存在って?人間次第、どう生きていくか、どう過ごすか?クロルカの世界での神様の生き様が入ってきます。
ルカは妊婦さんですが、クロとエッチすることで不老になっているためどこで出産するのか模索していきます。結局クロと話をして里帰り出産を決めます。だだ、頑張ってしまうルカなので、自分の置かれた状況で涙したり、どうにもならない感情をクロがバシュッと!!さすが男前クロさん!と笑。
そしてクロルカがルカの地元に戻って二人でなにげない時やそうでない時でも「ここが大好き!」「愛してる」と伝えているところがまたいいいです。無事にお子様が産まれ、クロの溺愛ぶりにニヤニヤしてしまった!ハルくん、とってもとってもかわいい♡
シリーズはこれで完結ですが、現在、続きも連載してくださっております。ほっこり、しんみりしたい時にどうぞ♡

0

完結巻!

出産に関する描写をここまで詳しく描いたオメガバースがかつてあっただろうか。
発売からしばらく経ちますがこのような印象が強くあります。

なんとなくスルーしてきた出産についての詳細を、愛日と花嫁オリジナルの設定をしっかり詰め込みながら丁寧に描いてくれています。
男女の身体の差を解決する出産方法には驚かされましたが、同時に納得もしました。
医学や人体構造に明るいわけではありませんが、なるほど〜と違和感のない納得感。
そういう納得感が気持ちのいい読書に繋がるよね。ウンウンありがとう先生。

もちろん出産以外にも見どころはたくさんあります。
ノアとウェレの過去や神(α)たちのこれから。
いろいろな要素が未来に繫がる話としてテンポよく出てくるところが深いなぁ、ととても浅い感想を抱きながら、たくさんのワクワクとときめきを受け取りました。

作者の渚アユム先生は長い期間この作品の構想を練っていたそうで、その想いがぎゅぎゅっと詰まった3冊は本当に読み応えがあります。
本棚に3冊分の隙間がある方はぜひお迎えをご検討ください。

0

素晴らしい作品

日本語が上手でなくて申し訳ありません。海外在住の読者です。

約2年前、シーモアで電子書籍を購入した際に初めて『愛日と花嫁』を知りました。試し読みをしてすぐに作品を購入しました。

物語は美しく、イラストが伝える感情の深さに心打たれました。オメガバース作品はめったに買いませんが、これは本当に素敵です。

渚アユム先生、この素晴らしい作品を創作してくださりありがとうございます。
Thank you, sensei.

0

後世にバトンを繋ぐということ。男前溺愛攻めクロのルカに対する包み込む愛が尊い。

遅ればせながら、シリーズで追っかけてきた大好きな作品です。
ルカの不安と揺らぐ気持ちを全部受け止める、男前溺愛攻めの大きすぎる愛を
最初から最後まで堪能できました。

ルカの、「産まれてくる赤ちゃんに道を譲ろう」という気持ちが切ない。
自分の母を出産で失ったルカの、子孫を残すという強い決意を感じる。
出産を前にして感じる不安をクロにぶつけるルカ。
そしてルカの不安をまるっと全部受け止めるクロが優しい。
ルカの故郷にあった人の繋がり。
変異が普通の神の世界から出て、人の世界へ飛び込み、故郷に帰る選択をする。

印象的な言葉。
**ルカと俺は、はざまの生き物で、だからこそ誰とでも手を繋げる**
**何度でも受け止めるから安心して転んで**

ノアの悲しい過去が明かされる。
人に好かれようとして媚を売り、幼いノアはさらに孤独になる。
自分を必要としてくれる存在を生み出す。
ノアのウェレに対する愛情は、ルカたちに分け与えられ、引き継がれていく。

産まれてくる子のため、歩み寄り、人の世界に受け入れられていく。
安全なところから一歩踏み出してみる。
バトンを後世に繋いでいくということを考える。
また、出産という生死をかけた行為がきちんと描かれていて、それがリアルで命の重さ、尊さを感じさせられた。
子供は人に助けられながら、人との繋がりの中で育つ。
そんなことも考えさせられる、愛に溢れた温かい素晴らしい作品でした。

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