同級生で、男で、友達で、 〝それ以上〟になりたくて

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風の色まで憶えてる

kaze no iro made oboeteru

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表題作風の色まで憶えてる

森美津留
高校生
道音静一
高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

高校一年生、春。
入学したばかりの森美津留は、その美しい容姿から〝男子校の宝〟と噂される同級生・道音静一の存在を知る。

ある日、ひょんなことから美津留は友人の代わりに静一の連絡先を聞きに行くことに…。

浮足立つクラスメイトたちをよそに、特に意識することもなく静一のもとへ向かう美津留だったが、
一目見た瞬間、その瞳に心を奪われて――

「道音のことを、もっと知りたい」
――気づけば静一のことばかりを考えるようになり――。

《収録内容》
◆『風の色まで憶えてる』1~6話
◆描き下ろし9P

作品情報

作品名
風の色まで憶えてる
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758028493
4.5

(174)

(118)

萌々

(42)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
32
得点
775
評価数
174
平均
4.5 / 5
神率
67.8%

レビュー投稿数32

眩しい

久しぶりにこんなにも美しい作品に出会えて感謝です。
意地悪な子も出てこなし、クラスの友達たちも純真で可愛くてキラッキラしていて、こんな男子校素敵!って思いました。ドロドロのいじめやカーストマウンティングの重い男子校物語も悪くないけど、今作のような清々しい男子校は大好物です。

美人受けの清一が字のごとく清く(名前が古臭くて逆に良い)、それでいてお高く止まっていない優しい子で好感が持てますし、美津留が清一に一目ぼれしてすぐに結婚したいと思うくらい気持ちがストレートな純情で純朴なのも最高。

0

ゆっくり進んでいく恋にときめく

読後感が驚くほど爽やかな、男子高校生同士のBLです。
同性を好きになる事への激しい葛藤だったり、差別意識的なものは皆無と言っていいほど描かれていません。
ですが、この作家さんの作風的には、そういった現実味があるエピソードやドロドロした部分を深掘りしない方が合っているように思うので、特に違和感はありません。

攻めとなる森くんは受けとなる道音くんに一目惚れし、少しずつ距離を詰めようと頑張るのですが、森くんは本当に性格が良くて、ごく当たり前のように他人を思いやれる人で、道音くんに対してもすごくフラットに接する事ができる人。

一方の道音くんは見た目が良く「美人」系ゆえ、一部男子たちからはまるで女の子のように扱われるんですが、それがとても嫌だと思っているので、自分を女の子扱いしない森くんに対して少しずつ好感を抱いていきます。

自分を変に美化せず、まるっと受け入れてくれる人には、どうしたって心を開いていっちゃいますよね。
森くんのアプローチもガツガツせず嫌味がなくて、ちゃんと道音くんのペースに合わせてくれているのが良いです。

お付き合いに至ってからも、一つ一つの仕草や言葉から、お互い本当に大切に想い合っているんだなぁというのが感じられて、非常に甘酸っぱい。
この作品は、身体の関係でいうと最後まではしていません。
森くんが道音くんのを抜いてあげるくらい。
でも、そのくらいのエロス度でちょうどいいなと感じられます。
まったくエロスが無いわけでなく、年相応に二人とも性欲はあります。
BLだとわりと付き合ってすぐにエッチしがちだし、なぜか攻めが超テクニシャン・受けがモロ感という事が多いですが、本作ではそんなファンタジーな事は起きません。
森くんと道音くんくらいゆっくり関係が進む方が、逆にリアリティがあるかもしれないですね。

作家さんのSNSを拝見したら、どうやら続編が決定した模様♪
一歩進んだ関係になる二人が見られるのかな?
今からとっても楽しみです。

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高校一年生

爽やかすぎてびっくりしちゃった。

作品を作品として成り立たせるための余計なアクシデントやトラブルやイベントが少ないところが好き。創作作品にありがちなそういう展開が少ないことで、この作品のこの作品たるところが際立っている。

ヤナの前で言う言わないの空気になったくだり、2人はややすれ違ったわけだけど、それを大問題にせずさらさらと日常の一コマで流してくところとか、意図してるのかしてないのか、作者の方の感性が独特で面白いなと。

彼らのバイト先が同じになるのは一つイベントだけれど、そうでなければ人生の別ルートにはいり、彼らは少なくとも1年生では友達にならないのでこの作品自体ないわけで。

美人の道音で話を引っ張るのかと思いきや、森くんのいい男っぷりで話を展開していくのも良かった。これは惚れざるを得ない。特に描き下ろしのプリクラのさらっとした男前仕草。そういえば自分も初キッスだと言わなかったあたり、森くんさてはめちゃくちゃモテてきたな。納得ですけど。
柳町くんもいい男だが。森くんに「ホント学内事情に疎いなお前」と言ったヤナ、初対面のとき絶対道音のこと知ってたろ。

途中、精通がどうのと出てきた時に、この2人は高1だと再認識して、高1なんて子供じゃん!と言う思いと、でもガソリンスタンドで働ける程度には大人なんだよな〜という思いと。

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いそ

絵柄が好み!ストーリーは全体的に暖かく青春の甘酸っぱい恋だなと感じる作品でした。
続編おめでとうございます!楽しみに待っています。

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さらなるスパダリに迫られる静一が見てみたい

 冒頭の出会いの場面、こちらをみつめる清一の強い視線に、美津留だけでなく私もノックダウンされました。麗しい。
毛先を遊ばせた清一の髪、濃淡にハイライトで描くの大変そうですねw

 美津留が静一にひとめ惚れしてワンコになるのはわかる。静一が自分を守ってくれる「お兄ちゃん」みたいな美津留に次第に惹かれていくのもわかる。

 だがしかし! 静一は「男子校の宝」と皆が認める美形ですよ。このあと大学に進んだり、仕事に就いたりして、優秀で美津留よりもさらに包容力のある大人な男性に迫られたら、静一はどうするの?

 この本では初初しい二人ですが、Pixivの方だと清一は無自覚エロが可愛いので、さらなるスパダリに堕とされる姿とかも見てみたいです(飾先生、ピュアピュア派の皆様、ごめんなさい!)

 続編や新しい作品、楽しみに待ってます!

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