コミック

  • 千年紀末に吠える恋 2
ちるちる評価ランキング
43

千年紀末に吠える恋 2

sennen kimatsu ni hoeru koi

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作千年紀末に吠える恋 2

欠月(雨流)
北の蒼国の将軍、意思を持つ屍器
天陽
屍器のふりをする欠月の側近、朱国出身

その他の収録作品

  • 描き下ろし お前が泣いている時は

あらすじ

宮中×敵同士×純愛 後宮の秘密がうごめく中華風BL
時は戦乱の世。蒼国の宮中に潜入した天陽は、亡くした想い人・雨流と瓜二つの顔を持つ敵将・欠月と出会った。感情を持たない欠月は、戦いの中で愛を知り、絆を知る。そんな中、天陽は偽りだらけの後宮で皇帝陛下に変装し、式典に参加することに。後宮の秘密が明かされるとき、“愛おしい”という感情が動き出す。今の欠月に雨流の面影を感じないのに、離れがたくて仕方ない。「雨流を取り戻したい気持ちが消えたわけじゃなかったただ欠月の存在が大きくなっていた」――奪われがたい愛を知った二人が互いを求め合う、中華風ヒストリカルBL第2巻。

作品情報

作品名
千年紀末に吠える恋 2
著者
みよしあやと 
媒体
漫画(コミック)
出版社
スクウェア・エニックス
レーベル
ガンガン BLiss
発売日
電子発売日
ISBN
9784757598157

ちるちる評価ランキング

43

4.5

(35)

(23)

萌々

(10)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
159
評価数
35
平均
4.5 / 5
神率
65.7%

レビュー投稿数7

色んな感情に涙涙…!

壮大な中華ファンタジーでストーリーにどんどん惹き込まれる!2人の気持ちが切なくて愛しくて泣けてくる…。天陽の中ではもう雨流と欠月は別の人で、だけど2人とも愛しくて恋しくて…答えを出さなきゃいけない時、雨流はどちらを選ぶのか…。欠月も急速に感情が育っていて冷たい身体に“心”が宿っていく様子に目がはなせなくなる。感情を知らない欠月が“愛”という感情がわからずに戸惑っている様子はとても可愛かった。この作品はストーリーがいいだけではなく人の感情の大切なところをおしえてくれているようで時折心が温かくなる。桃華の愛する人を取り戻したい気持ちも痛いほどわかるからこそ強く否定することもできないけど天陽と欠月に何かをさせようとしているのがとても気になるし心配…。続き早く読みたいし待ち遠しいー!

0

複雑さを増す王宮策謀の渦に光はまだ見えません

今回は蒼の将軍と元暗殺者の側近のお話です。

皇帝までも屍器だと知る事になった受様が
影武者を務める式典で起こった暗殺見捨ての顛末と
本編幕間の小話を収録。

かつてルーシアンと呼ばれた大国は南北に分断され
北の蒼は呪術南の朱は暗殺術を強化して戦いを繰り返します。

受様は暗殺集団の隊長として戦いに身を投じますが
幼馴染と恋仲だった副隊長が戦いで命を落とした事で
受様は私怨で蒼国将軍の首を狙うのですが

その将軍である攻様は
呪術師によって恋人の身体で蘇った屍器だったのです。

しかも皇帝も既に屍器であり
理想の国作りを目指した皇帝の意思を貴ぶ呪術師は
皇帝の死を隠して政務を担っていたのです。

全ては帝位を狙う重臣達が暗躍するせいなのですが
皇帝が行う式典"陰り晴らしの儀"が近付いたことで
権力者達が一同に会する場での謀反が予想され
呪術師は租利用して黒幕を炙り出そうとするのです。

呪術師は攻様と受様を儀式に立ち会わせようとしますが
攻様が皇帝と受様が"似ている"と言い出した事で
受様は皇帝の影武者を演じることになります。

果たして式典はつつがなく終えられるのか!?

既刊「千年紀末に吠える恋」続編
幼馴染を思い続ける受様と受様の幼馴染を器とする攻様の
中華風アクションファンタジーなります♪

本来呪術で操られる屍器に意志はありません。

攻様は唯一意思をもつ屍器であり
将軍を務めるほどの能力を発揮していますが
受様と過ごす事で人としての感情を持つようになるのですが
攻様の変化は受様にも様々な変化をもたらしていきます。

死んでしまった恋人の蘇る事は
攻様がいなく事を意味するのですから。

また攻様の変化は皇帝を蘇らせたい呪術師にとっても
大きな意味を持つだろうことも確かであり
呪術師にとって唯一無二の皇帝の為なら
受様達の命が重んじられるとは思えません。

謀反を図る反逆者はもちろん
呪術師の企みが受様達にどう絡むのか
ハラハラなシーンで幕引きで続きが気になりすぎます!!

幕間的な短編でさらにドキドキが増したように
思われるのは私だけでしょうか ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

カバー下に裏事情満載(笑)なあとがきがあります。
ぺらッとするのをお忘れななく♪

0

バブちゃんだった欠月が、やがて、、、

今巻のお表紙の天陽は、口許に紅を引いているし、これは一体何ごと?!!
と、クエスチョンマークを頭に並べていたら、わりと物語が始まってすぐその答え合わせが。


結果、ここで明かしたら最大のネタバレになってしまうのでは?!! と、思っていたら、普通にあらすじに記載があり、すでにネタバレしてましたね 笑


ということで、今回天陽は身代わりとして皇帝のフリをすることとなり、そのための女装でした。


また今回、天陽の亡き想い人・雨流とそっくりな敵将の欠月のめまぐるしい感情面の成長に、興奮した回でもありました。

雨流に嫉妬をする欠月。
そして、天陽から愛しい人を励ます術を学び、後日学習して天陽へ寄り添う。

明らかに天陽のことを愛おしく思い、また毒を盛られた天陽のために犯人と対峙しようとするなど、欠月の行動にBIGLOVEを感じました。
(見た目ドーベルマンで、中身はカワイイ従順な仔犬ちゃんに、欠月が見えてしまったまりあげはでした!)


ちなみに、「欠月」という名で呼ばれるようになった切なエピソードから、それでも天陽には敢えて「欠月」と呼ばれたいという流れは、言葉には言い表せられないエモさと愛情をそこへ感じました。


最終的に、欠月と雨流とはどうなるのだろうかと、ハラハラドキドキしながら今冬の3巻発売を待とうと思います。

個人的には、皇帝と桃華の過去エピソードももっと読みたかったです!

0

分からないのが面白い!

屍器の欠月が戦いしか知らないマシーンから感情を持ち始め、人間らしくなっていく変化が楽しめる巻でした。
今まで知らなかった初めて気づく気持ちが何なのか、子供のように素直に天陽に質問する欠月。
天陽を愛おしく思い、心配したり寂しく感じたり。もー、それは好きってことなんだよ!
顔つきも以前より優しくワンコみがあり可愛いらしかったです。
天陽もそんな欠月に惹かれています。ほんとに早くくっついちゃって欲しいです。
でも二人の間には雨流がいます。
雨流を戻せば欠月がいなくなる。どちらかなんて選べないし、そもそもどちらを好きなのかもよく分からない天陽の揺れる心。
自分がいなくなることで天陽を幸せに出来ることに気付いた欠月。
もうどうしたら良いのか私には分からないけど、みよし先生はちゃんと幸せにするって言ってました。
切ないですがそのお言葉を信じます。

まだまだ謎が多く、皇帝の呪術師である桃華が二人に何をさせようとしているのか?ちょっと不穏な雰囲気のまま3巻に続きます。
蒼国はどうなる?屍器になった人々は?二人の恋の行方は?気になることが沢山あります。

ほんとにこんな素敵なお話を考えられる創造力と絵として実際に表現出来ることが素晴らしいです。
3巻も楽しみに待ちます。

0

欠月の中に生まれたものは……

幼なじみとの悲劇の再会を描いた2巻。表紙の欠月と一緒にいる女性は!?と気になった方も多いのではないかと思いますが、屍器で溢れる蒼国のさらなる秘密と共にその謎も判明していきます。
また、桃花の最終的な目的のために欠月の人格は必要ないという残酷な話も。
何をもって人とするのか……天陽の中でも葛藤が生まれます。

欠月が天陽と一緒にいることで確実に何か感情が産まれていることは確か。それが欠月自身からなのか雨流からなのか……天陽の中でも葛藤が生まれ、選択しなければならない未来の事を考えるとなかなか明るい気持ちで読める作品ではないな…泣
というのが本音です。これからどんな展開になっていくのか、続刊が楽しみです。天陽には泣かないで欲しい……。

0

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP