表題作lncessant Fever

天沢啓也
医学生
仲谷優雨
養護施設で育ちでバイトを掛け持ちして暮らしている

あらすじ

養護施設で育ちバイトを掛け持ちして厳しい生活をしているオメガの優雨と、大きな病院の院長の息子で名家育ちのアルファの啓也が出会い、恋をし、問題や苦しみや遠回りを経て幸せになっていくお話。1巻は番になったところまでが描かれています。

作品情報

作品名
lncessant Fever
著者
あまいろ瑚乃 
媒体
漫画(コミック)
サークル
あまいろ〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
発売日
5

(3)

(3)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
15
評価数
3
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数2

ド腹黒・策士な執着攻めの執着っぷりに震える…!

あまいろ先生のこちらの同人誌、読みたくて読みたくて
再入荷を心待ちにしていた作品です…!

サイトを見に行くといつもタイミング悪く
売り切れてしまっていたのですが、
やっとやっと手に入れることができました。
(コミコミさん、現在は再入荷分が問題なく注文できるようになっています☺︎)

大病院の跡取り息子α×親に捨てられ、養護施設育ちの苦学生Ωの、
両片思い×身分差オメガバース。

優雨(ゆう・受け)に思わぬ妊娠が発覚、
それが啓也(攻め)の知るところとなるも
身分差を考え、こっそり身を引こうとする優雨。

しかし無理をしてシフトを増やして働いていたコンビニで
倒れてしまい、気付くと啓也に抱かれていてー

と続きます。


こちら、途中までシンプルに
”切ないすれ違い・両片思いもの”、そして「不憫受けの救済」だな…と思い込み
読んでいたのですが...


いやいやいや!!!!


後半、攻め視点に切り替わったところで
この”妊娠”とつがい契約騒動の全貌が
明らかになってー


えええーーーー!!と思わず(小さく)声を上げてしまった、
ド腹黒攻めの執着行動…!!!!

優雨にとってはまさに「知らぬが仏」、
策士な攻めが囲い込んで追い込んで
愛する受けを手に入れるー

という、攻め・真っ黒!なお話でした。(でも最終的にはあまあまです( ̄∀ ̄))

途中、「抑制剤だよ」と言って
啓也が優雨に薬を渡すシーンから、
なんだかちょっと引っかかっていたのですが、、

まさか、まさかの”アレに穴開け”までやっていたとは!

更に怖いのが、その行為をケロッとした顔で
友人に話してるところ。

犯罪ではないけど、限りなくグレーな行為ですが…!
(排卵誘発剤を”抑制剤”と偽って飲ませたのは犯罪じゃないかと思う)

フィクションだと分かっていても、背筋がゾクっとするシーンでしたー...

そこまでしないと「俺あいつに捨てられてたし
(↑さすが頭がいいだけあって、分かってる)
「今頃フラれてボロボロになってたな」

と淡々と話す啓也がちょっと(どころか、かなり)恐ろしいですが、

囲い込まれ、意識朦朧としている間に番にさせられた
優雨が終盤はにっこにこ、もーーひたすら嬉しそうで幸せそうなことに
救われました・:*+.

ほんっっっと、そこまでしたなら
隠し抜いて愛し抜いてくれ、啓也っ!!と思ってます。
攻めには厳しくなってしまう...

最後のページ、パパになった啓也と
「あい。ととだっちょするの」と両手を伸ばして甘える
可愛すぎるお子ちゃまの1コマにはほっこりです(*´∀`*)

子供に対してもちょっと塩対応気味な啓也だけど笑、
愛する優雨のことは、これでもか!!というほど
甘やかしまくってくれている、はず。

先生の「また2巻でお会いできたら嬉しいです」という言葉どおり、
一人可愛いメンバーの増えたこの家族のこの先も、
ぜひぜひ覗き見たい…!
(啓也の実家の家族はこの結婚に反対しなかったのか、とか
そのへんの事情も気になります)


優雨が妊娠したことを聞いても、
ちょっとあまり表情から”動揺”とか”驚き”がそこまで読み取れないなあ…

なーんて思っていたら、、

腹黒策士な攻めの囲い込み術に、
すっかりしてやられたお話。

これぞ「終わりよければ全てよし」
「知らぬが仏」というやつですね...(。-∀-)

★修正:tnトーン/一部発光白抜き(紙同人誌)

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待ちに待った同人誌がついに発売になりました

SNSで長年に渡り連載していた作品の初同人誌化。
あまいろ先生ご自身も初のイベント参加での1巻発売でした。

表紙の2人の表情と雰囲気も最高です。

養護施設育ちで、居酒屋とコンビニバイトを掛け持ちして暮らしている優雨は、金銭的理由で抑制剤もろくに買えません。
大人になってもオメガということで、軽んじられたり、からまれたり、苦しい思いをすることも多々。
そんなときに出会った、名家の出で医者の息子で医学生の啓也と、最初は損得で付き合うようになります。

そこから先は、両片想い、が続きます。
妊娠が発覚、相手のことを思って身を引こうとする優雨と、優雨を愛していて、優雨を手に入れたい啓也のやりとりがとても切ないです。
それぞれの愛がとても深いのだけど、その愛による言動がとても異なるのです。

連載時から優雨が大好きで、優雨の立場で物語を見てきたので、その悩み、苦しみ、悲しみに胸を傷めることが多かったのですが、こうして1冊にまとまって、ハッピーエンドを見ることができて、とても幸せな気持ちになれました。

人の気持ち、というものを深く掘り下げ、美しく描いた作品です。


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