電子限定おまけ付き&イラスト収録
今回は勇者の末裔と職業変化スキル持ちの冒険者のお話です。
聖女の装備を探す攻様にロックオンされた受様が
解除を目指して試行錯誤する顛末と
攻視点の本編裏事情を含んだ後日談続編を収録。
この国の民は生まながら様々なスキルを持ちますが
スキルは一生変わらず、スキルが使いこなせる者だけが
人生の勝ち組となります。
受様は職業を変える「変化」のスキル持ちですが
変化能力はスキル所持者の1/100以下で
職業を極める事はできません
そのため受様は大成が望めず
様々な職種の冒険者に変化してパーティに混ざり
宝をくすねて稼ぐ事を常とします。
今回は治癒士が怪我をしたパーティに参加して
植物王国の森のようなダンジョンに入り
葉包に隠されたお宝を手に入れます。
宿に落ち着くとワクワクと
葉包を剥が剥がした受様が目にしたのは
宝石が散りばめられてはいるものの
布面積の極端に少ない金持ちの性奴用にような
女性用装備で完全にハズレとしか思えません。
期待しずれでどっと押し寄せた疲れで寝た受様は
目覚めた受様はほぼ全裸に近い状態で
なぜか件の装備を装着していて驚きますが
どうやっても外せない装備が呪いでは!?と
気づいた受様は解呪屋に向かいます。
解呪士は装備に宿るのは呪いではなく
祝福だと言われて聖導士を紹介されていると
判る精悍な顔つきの冒険者風が入店してきます。
彼が今回の攻様なのですが
受様の存在に構わず"聖女の装備"を探していると言い
探すの装備が纏っている装備らしいと知った受様は
こっそりと逃げ出そうしますが
解呪士にお代を請求された事で攻様の目に留まり
ひやひやながらも代金を払って退店した受様は
俊足のドラゴン便で街を出ようとしますが
追ってきた攻様に掴まった受様に明日はあるのか!?
WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」掲載作を
まとめての書籍化で勇者の血を引く攻様と
聖女の装備を着けた受様のコミカルファンタジーです♪
かつて魔王に平和を脅かされた王国は
異世界から召喚した勇者に魔王討伐を託します。
勇者は魔王の封印し、仲間だった王の姫を娶ります。
王の子を孕んだ下女は森の奥深くの家に隠れ住みますが
攻様は勇者の血が恋と言う理由で城に連れ戻されます。
しかしながらどんなに力をつけても認められず
攻様は魔王を斃す事で一番の強者となる決意
魔王の封印を解くために聖女の装備を探していて
受様と出会うことになるのです。
能力を極められず冒険者仲間にも虐げられた受様の苦悩
平民の子と誰にも愛されなかった攻様の孤独
神聖な存在ながら勇者に恋した聖女の懊悩
魔王を殺せず封印しかできなかった勇者の真意
自分を信じ目と言う受様に惹かれていく攻様と
なんだかんだと絆されていく受様のやり取りが楽しく
聖女の装備が外れるまで楽しく読ませて頂きました。
勇者パーティの拗れた相関図をもう少し知りたいです♪
ファンタジー色のつよいお話が好きなので、表紙やタイトルにひかれてよみましたが、想像以上にたのしめました。
22歳で、「呪いの装備」を探す勇者の末裔(王族)の冒険者のガッシュアリクス・カトウ・ローゼンフットと、25歳で、「変化」のスキルで職業とともに性格まで変える冒険者、ヨルンがおりなすファンタジー作品です。
スキル至上国に生まれたヨルンは「変化」という、自分の能力(スキル)を変えることができる珍しい力を持っていましたが、弱いスキルのために、日々、苦労しながら生活していました。そんななか、ガッシュアとヨルンが出会うというストーリー展開でした。
読んでいくうちに、話の展開はよめますが、せつないシーンとコミカルなシーンもバランスがよくて、おもしろいと思いました。
呪いの装備って、外れないんですよね。うっかり装備しちゃったら呪われた音楽なんか鳴っちゃったりして、解呪のための施設にえっちらおっちら足を運んだり…そんな、国民的王道RPGを思い出しちゃいました。
面白かったです!
自分から装備したわけじゃないのに、セクシーランジェリーが脱げなくなってしまった主人公ヨルンと、そのセクシーランジェリーを探していた勇者の末裔ガシュアとの、笑いあり濃厚行為ありの珍道中!
ヨルン視点だと最悪なスタートなこのふたり、ゆっくりと心を通わせていく過程がしっかり描かれていて読んでてニヤニヤとまりません。
圧倒的強者であるガシュアが、ヨルンに嫌われたくないと欲を我慢するとか可愛すぎました。はやく全ての解呪を終わらせて森でのんびり暮らしてほしい。
しあわせになってほしいふたりです!
番外編はガシュア視点。彼の生い立ちが描かれていました。彼の過去はつらいもので…旅に出て、ヨルンと出会い、彼の言葉に救われてたんだなぁと。よかったねぇ、出会えてよかったねえ!としみじみ思いました。王国滅ぼしてもいいとおもうよ。
本編も番外編も電子特典SSもすべておもしろかったです!ボリュームたっぷりでおなかいっぱい!大満足です!
誰にも手に負えない狂犬→デッカい忠犬になる攻めにめちゃくちゃに萌えた〜〜♡
攻めから絶対に逃げたい受けと、そんな受けを爆速で追い詰める攻めの【BL鬼ごっこ】をニヤニヤ堪能しました!
様々な職種に“変化”するスキルを駆使して、詐欺まがいな事をしながら強かに生きる受けが、超強引な脳筋攻めに振り回されてあの手この手で逃げ回るも、脳筋ゴリラには全く通用せず……笑
猫被りの口八丁でなんとか切り抜けようとするヨルン(受)と、色々と脳筋すぎるガシュア(攻)の噛み合わない会話が楽しかった〜〜♡
濡れ場でも、あーだこーだ言いながら最後まで抵抗する“ノンケ受けの鑑”のようなヨルンに拍手喝采です◎
そんな二人が少しずつお互いの事を知って信頼し合い、対等な関係になっていく変化が堪りません!
ノンデリだけど他人との関わり方を知らないだけで、良くも悪くも真っ直ぐすぎるガシュアが「恋」を知ったら溺愛一直線に「好き好き」アピールする尻尾ブンブンな大型犬みたいでとっても可愛く(※但し受け以外には狂犬)、
猫被りをやめた素のヨルンに惹かれていく様子が伝わってきて、ヨルンの「待て」を素直に聞く変化に萌え転がりました(◜ω◝)♡
そんなガシュアの真っ直ぐさに心を開いていくヨルンに、もう、胸がいっぱいで……
苦労性で人間不信だったヨルン。自己肯定感が低すぎて自分の事を「使い捨て」なんて卑下していたので全方位溺愛彼氏が現れて本当に良かったね……と;;
また、攻め視点の番外編が最高〜〜〜〜に萌える!
寡黙で強面の内側ではヨルンへの甘い想いで溢れていて萌え度半端ないし、本編で多く語られなかった“魔王討伐”の真の目的がわかって、より一層ガシュアが好きになりました(マリモリ…)
ガシュアの想いに反応して呪いの装備が一つずつ壊れていく仕掛けも素晴らしく、壊れる度に近づく二人の関係にキュン♡素敵なCPをご馳走様でした〜〜!
脳筋で寡黙な最強攻めが最初は無自覚に、自覚的になってからは露骨に受けに迫っていく過程が萌えハゲました。
もともと寡黙執着攻めが大好きなのですが、プラスで攻めの属性が最強に強くて体がデカイってのがツボでした。
そして受けはちゃんと男っぽくて、少しずる賢いところがあるのもツボ!あの手この手で攻めから逃げて、口が上手くて器用な感じもあるのに攻めから逃げられない不憫さ...この攻防が最高でした。欲を言うならもっと攻めの圧に怯えて逃げる受けとの攻防が見たかったです。笑
最後らへんに再登場した当て馬(?)ももうちょっと活躍して欲しかった...!攻めとは大分属性が違うのでこの絡みももっと見たかったです。純粋に総受けっぽいのが好きというのもありますが、攻めの嫉妬ターンがもう少し見たかったです。
最初登場したときはまさかな....?と思っていたけど、最後らへんで受けに惹かれていたことを知ってわくわくしました。笑
異世界もので装備が外れないっていう全体の設定もとても面白かったです!なかなかない設定だし、クスっと笑えつつ、ちゃんとキャラクターの生い立ちからこの性格や行動に至ったっていう描写もきちんと描いてくれているので読んでいてとても感情移入できました。この方の他の作品ももっと読みたいです...!