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アクマと契約 ~彼の不器用な愛し方~ 下

akuma to keiyaku

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表題作アクマと契約 ~彼の不器用な愛し方~ 下

小島雅人
38歳→43歳、超人気俳優、恋人
加藤涼介
24歳→29歳,雅人の元付き人で注目俳優、恋人

その他の収録作品

  • アクマの幸せ、カバー下:あとがき、キャラプロフ

あらすじ

「――ねぇ小島さん 俺は小島さんの自慢になりたいです」 
 
澤がアップした動画には小島と涼介のキスシーンが映っていた。 
幸い涼介だとバレなかったものの、一晩にして世間の注目を集めた二人。 
小島は涼介に黙ってたった一人で会見を行おうとするが、 
偶然にも報道を見てしまった涼介が全てを知って――? 
 
大ヒット芸能界シンデレラBL、ハッピーフィナーレ 
描き下ろしは大ボリューム39Pで後日談をお届け! 

作品情報

作品名
アクマと契約 ~彼の不器用な愛し方~ 下
著者
ハル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
シリーズ
アクマと契約
発売日
電子発売日
ISBN
9784799772522
4.6

(110)

(81)

萌々

(22)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
507
評価数
110
平均
4.6 / 5
神率
73.6%

レビュー投稿数10

シリーズ完結編

「アクマと契約」シリーズ4冊目。上下巻の下巻。
帯に「堂々完結」と書いてあるので、シリーズ完結編。
私、上巻のレビューで、涼介を人質にされたことで雅人が俳優やめるとなったら納得できない、などと書いてしまいましたが。
ええ、なんだか本当にすみません。もっとも正確には、人質にされたことが理由ではなくて、直接交渉がうまくいかなかったために、次の手(盗撮映像をSNSにアップ)が及んだことが原因なのですが。
ああ、でも、ここまで積み上げたキャリアをこんな風に捨ててしまうのか。それほどに涼介への愛情が深いということなのかも知れないけど、元々事務所の社長が考えていたシナリオのとおり運べば良かったのではないのかと思ってしまいますね。一番穏便な方法と思います。
家業のことも良く分からないのですが、国内で、おそらく名のある家の取締役とかになり、それなりに企業活動をしていたら、有名人なわけだし噂が立ったりするものではないのかな。「小島さんは今どこにいるんですか」みたいなことにはならないのでは。誰も知らない場所(たとえば外国)、日本人や外国の業界の人の目につかないような街で、一般人に混ざって普通の生活をしているとかならまだしも。
それに全然畑違いの仕事をしていて、いくら秘書が優秀でも、首をすげかえるようにトップに立って業績を保てるものなのかももう分からず、色々考えているうちにぐるぐるしていって、おめでとう!みたいな気持ちにはなれなかったので、私はこの作品の読者ではなかったみたいです。
まあもっとも、これまで積み上げてきたキャリアといっても、こんな風にすぐにゼロにできてしまうって、俳優というお仕事が水物というか砂上の楼閣というか、大変儚く感じました。形があるようで無い。芸能のお仕事の真髄かも知れませんね。
書き下ろしも可愛いお話ですけれど、着ぐるみは15分が限界です。ああ、こんなことを言ったらなにもかもが。本当にごめんなさい。
涼介くんの笑顔は可愛いし、人に優しいのは大変素敵なことですが、時にまっすぐ過ぎて、その真っ白さが千本の針のように刺さりました。無垢ゆえに最強で一番のアクマかも。

1

二人が選んだ結末は!?

ドキドキハラハラな上巻ラストでしたが、下巻は二人が10分で話し合え!と言われたシーンが一番印象的でした。涼介を守るために「一般人」との熱愛情報を流して引退をしようとする小島さんに対して、二人が一緒にいれる道を選ぼうとする涼介。
涙を流しながら気持ちをぶつける涼介の表情…胸にくるものがありました。


彼らの出した答えから……5年の月日が経ちます。40代に突入した小島さんと今では売れっ子になった涼介の様子。最後にえちシーンあるものの、物語がブツン、ブツンと途切れる感じに思えてしまったのが少し残念ではありました。

社長さんは相変わらず年齢不詳で年をとりません笑笑

電子白塗り

2

溺愛年上攻めによるマイフェアレディ的BL

人気・実力ともトップの俳優・小島と、俳優になる事を夢見る運のない駆け出し役者・涼介。
涼介が小島の付き人兼俳優になるところから、二人の関係は始まりますが、実は小島は以前から涼介を知っていて、得体の知れない涼介への興味の正体を知りたくて、涼介を自身の付き人にしたのでした。

・・・とだけ書くと、なんだか小島が執着ストーカー気質のヤバいやつみたいな感じに受け止められそうですが・・・
執着ストーカー気質のヤバいやつです(笑)

自身の生家の家柄により、子どもの頃から何に対しても興味が薄く、他者への興味も抱いた事のなかった小島が、唯一執着を見せた相手が涼介でした。
とにかく涼介が大切で、何よりも失いたくない存在で、自分を犠牲にしても守りたい。
俳優としての涼介の才能も見抜いていて、涼介を売れる俳優にするべく、知識や人脈を惜しみなく与えてくれます。
涼介に対する愛が何よりも深く、小島の行動の全ては涼介のためなんですよね。

涼介はごく普通の優しく明るい青年で、一般家庭育ちなので金銭感覚も狂ってないし、俳優として売れ始めてからも天狗にならず、良識も失わない稀有な存在。
ぱっと見頼りない感じがするし、流されやすそうな気もするんですが、ときに現れる芸能界ならではの誘惑にも毒されず、意外とブレない芯を持っている人です。

涼介はずっと小島に憧れ続けているけれど、小島にとっても涼介は唯一無二で、お互い魂レベルで求め合っているんだなーというのが端々から伝わってくる内容でした。

小島が攻め様として完璧過ぎかなーとちょっと思いつつも、面白くてキュンとなるポイントも満載の作品です。
最終巻では世間へのカムアウトや生家との確執も描かれ、どうなっちゃうのー!?と思いきや、大団円のハッピーエンド。
圧倒的攻め様・溺愛・ハピエン好きな方に特にオススメな一作でした♪

2

すっかり毒気もなくなったね

 上巻でピンチな状況で終わっいたので下巻でどうなるんだろうと思いましたが、完璧雅人様が慌てふためくということはなく、毅然とした対応をすぐ決めたところは男前だなと思いました。涼介の与り知らぬところで勝手に1人で決めたことはカップルとしてよろしくなかったけれど、自分と相手のいろんな方面への熱量を秤にかけて決めようとしてしまうことは誰にでもあり得ることですよね。そんな雅人の前に立ち塞がり、自分にとって何が本当に大切なのかを堂々と伝えた涼介もすごくかっこよかったです。大人に見える雅人の心を揺さぶるほど、声色や表情から真摯な気持ちが伝わったんだなぁと。俳優業の描写はほぼないままでしたが、芸能界を生き抜く同性カップルというテーマがメインと考えれば、満足できる内容だったとも思います。

2

物語完結。さみしい。。

ついに先生の「アクマと契約 シリーズ」が完結しました。BL作品がこれだけ長期間にわたって読者に愛され続け、無事に完結まで辿り着けたことに、ファンとして本当にうれしいです。


完結巻では、芸能界引退の危機という大きな試練が待ち受けていました。一時はどうなってしまうのかとハラハラし、手に汗握る展開に心臓がバクバクしていました。
でも、最終的には結婚、そしてこれからも二人のストーリーが続くという予感。

最高の形で物語が締めくくられ、読後は幸せな気持ちに包まれました。

完結、本当におめでとうございます。そして、長い間素晴らしい作品を届けてくださり、ありがとうございました。先生の次回作も楽しみにしています!

2

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