電子特典付き
過去の恋に囚われる彫り師×平凡な自分を変えたいノンケリーマン
攻めキャラ愛助の師匠の利一のタトゥーがBL作品の中では1番好きかもしれません。腕のタトゥーもいいけど背中のも素敵!
愛助好きな人の名前彫っちゃうの痛可愛いw昔女子ヤンキーが鉛筆で腕に好きな人の名前彫っているの思い出しちゃいましたw
感想としては、痛い2人だな、でした。愛助はイケメンでタトゥーの才能もあるのでまぁ見れましたが、尚人の魅力を感じられず…泣きながら言い逃げする女々しいキャラが苦手の私には合わなかった…。
それでもタトゥー見たさでまた読み返すと思います。
利一の話でスピンオフありそうな終わりでしたが、利一結婚したんじゃなかったっけ?
カッコいい構図が多くてつい見惚れてしまう。
字が多めの漫画でもないのに絵をマジマジと眺めてたせいで読むのに時間がかかった。
受けが淡々と苦しんでる?もがいてるところが可哀想でよかった。
自分のためのデザインじゃないって知ってしまったところとか、ひりひりしすぎてこっちの心臓がもたんかった。最高です。
どういう着地になるのか分からなくて最後まで楽しめた。タトゥーだらけの攻めがえっちぃです。表紙そのままのかっこよさの攻めが見られて幸せ。
はじめましての作家様です。
タトゥーや、バチボコにピアスをつけてるキャラがメインにいる作品は、そのキャラの人となりを知りたくなるのでつい手が伸びてしまいます。
この作品もシーモアにて新作をチェックしていた時に表紙の愛助の見た目に惹かれて購入しました。
【物語の始まりやキャラクターについて】
〈受〉森本尚紀(30)
結婚を目前にして「つまらない」という言葉を突きつけられ恋人と別れたばかりの平凡なサラリーマン。
『生まれ変わりたい』そんな思いを胸に抱えながら、偶然見つけたタトゥースタジオの扉を開けた事で彫り師の愛助と出会い、自分でも知らない欲に目覚めていく……
読み始めた最初の印象は、お人よしなオドオド系か?と思いましたが、愛助との関係が深まるにつれて、段々と欲深く大胆に変化して行く感じが丁寧に描かれていました。
本編終盤や描きおろしでは、年上らしい包容力も垣間見る事ができます。
〈攻〉愛助
タトゥースタジオで彫り師として働いていたある日、客として来店した見るからに仕事帰りのサラリーマン、尚紀と出会う。
ヒアリングを進めていくうちに、白くしなやかで墨が映えそうな尚紀の体を見て、内に秘めたものを知りたくなり……
見た目の印象からダウナー系やヤンチャな感じをイメージしていましたが、彫り師として人の気持ちに優しく寄り添ったり、芯のある考え方ができる真面目な子。
一方で、自分の感性や欲望には正直というか、どこか危うさも感じられる魅力的なキャラクターでした。
【全体的な感想や好きポイントについて】
・愛助の中で師匠(昔の男)の存在があまりに大きいのが思いの外、癖に刺さりました。
今は消してしまってるにしても、胸に師匠の名前まで彫るなんて、相当な尊敬や愛がないとしないと思うので、読んでいて何度も「こ、この元彼強いッ……」ぐぬぬ…となりました(笑)
だからこそ、師匠と比べてあまりに平凡なサラリーマンの尚紀が、はたして師匠以上の存在になれるのかというハラハラ感や、お互いが関係を重ねて恋人になれた時の嬉しさも倍に感じられました。
こういう、攻めにとって忘れられない存在の人が過去にいて、その後出会った受けと新しく尊い関係を築いていく話は、切ないですが前向きな読後感があるので私は好きです。
・タトゥーを題材にしたBL作品の醍醐味といえば、やっぱり濡れ場の華やかさだと思います。
タトゥーの入っていない尚紀の体に、蛇や般若、スカルモチーフのタトゥーが入った愛助の体が絡みつく姿は、最高にエロティックでした。
・描き下ろしの『ブラックアウトのその先で』のラスト、尚紀が愛助の過去ごと優しく包み込んでるって感じがしてグッときました。
アレが見えたってことは、愛助にとって尚紀がそういう存在になったのだという証なのかな、と思いました。
・愛助がこの見た目で、敬語キャラだったのも個人的に好きなポイントでした。歳下敬語攻めが好きな方におすすめです。
【ちょっと気になった点】
絵に関してなんですが、所々顔の輪郭や鼻に対して、口の位置がズレてる様に感じる所がありました。
絵柄や表情は素敵だし、合っている所がほとんどなので、ズレてる所が余計に気になってしまって…
よく言えば、作者様の絵の個性や味に繋がってるとも思えますが、私と同じように違和感として引っかかりを感じる方がいるかもしれません。
【最後に】
描き下ろし『蛇の弟子と鬼の師匠の話』ラストにto be continued?と書いてあったので、続くのかな?
愛助と師匠の過去の深掘りがもう少し欲しかったのと、愛助と尚紀は濡れ場以外でのイチャイチャがもっと見たかったな〜と思っていたので、続編があれば嬉しいです。
恋人に裏切られた二人が辿り着いた愛。
会社員の尚紀は結婚を目前にして婚約者から
「つまらない」とフラれてしまいます。
彼女から言われたことはあながちハズレでもなく、
そんな自分を変えたいと思っていたある日、
たまたま立ち寄ったタトゥースタジオで彫師の愛助と出会います。
タトゥーを彫るためのヒアリング中に愛助から触れられた身体は
なぜか熱を帯びてしまい…。
ノンケのはずなのに、愛助と距離が近づくだけで、触れられただけで、
まるで欲求不満みたいに興奮してしまう尚紀。
そんな尚紀の反応に愛助も欲情しだして…会う度に触れて、繋がって、
少しずつ彫師と客の一線を越えてゆく二人。
けれど、彼らは恋人同士というわけではありません。
あくまで二人の繋がりは身体だけ。
生まれ変わるためにタトゥーを入れたい尚紀と、失恋を忘れたい愛助。
過去の傷を癒すために抱き合うだけの関係。
でも、こんなにも求め合っているのに?
見た目のタイプも仕事も性格も、一見相容れない愛助と尚紀。
だけど、不思議と二人の醸し出す空気は心地よかったです。
大人な関係だったはずなのに、
いつしか二人とも嫉妬心やら執着心が芽生えていて、
どこからどう見ても両想いになっていて、
それなのにすれ違ってしまう二人がもどかしくてたまりませんでした。
最後は想いを通じ合わせ…
ちゃんと尚紀の誤解をとくために家に訪ねてきた愛助と
そんな彼から逃げずにまっすぐ向き合った尚紀。
色々とえっちなんだけど、醸し出す空気感がどことなく
ピュアめいていて可愛い二人でした。
つまない男が一歩踏み出して、これまでとは違った世界に関わっていくけど…
マッシュ先生の描く表情の巧みなこと!
言葉にはできない堪えた想いが表情に込められてて魅せられます。
タトゥーを入れることで簡単に変わるわけではないけど、
タトゥーのデザインだけでなく、纏わる想いにグッと惹きこまされ、
身も心もどんどん開かれてく様子がなんともいえない妖艶さがあって!
最初は愛助の方が妖しい魅惑的な関わってはいけない、けど目を離せないイケないお兄さん感が強かったのに
最後は尚紀の方にスパダリ聖母感が出てきて、
2人が出会ったからこその変化、純愛に胸打たれました!!!