満たされる、今までに無い感覚で胎の奥まで――

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Σに捧げるバージンアルファ

shiguma ni sasageru virgin arufa

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表題作Σに捧げるバージンアルファ

葦原 天
27歳、高城の秘書、特殊な優性α=Σ(シグマ)
高城 嶺
34歳、バース向け製薬会社社長、劣性α

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下(4コマ漫画・キャラクタープロフィール)

あらすじ

バース向け製薬会社社長の高城は、α専用の新薬開発の治験に参加していた。
ある日、秘書・葦原と共に社長室で業務をしていると
突如、葦原が原因不明の強いラット状態に陥ってしまう。
緊急抑制剤を準備する最中、葦原から自身が特殊な優性α――
通称Σ(シグマ)であることを告白され…!?
Σという存在の希少さから明確な治療法がなく行き詰まりの状況下でくだした決断とは…

「αの俺とセックスできるか」

対症療法としてラットの興奮を落ち着けるようセックスをする二人だったが、
高城の身に異変が生じはじめ――?

作品情報

作品名
Σに捧げるバージンアルファ
著者
wakke 
媒体
漫画(コミック)
出版社
CLAPコミックス
レーベル
KiR comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784815531003
4.4

(30)

(17)

萌々

(9)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
131
評価数
30
平均
4.4 / 5
神率
56.7%

レビュー投稿数7

オメガバースはまだまだこんなにも掘り下げられる!

バース界隈でオメガバースが覇権を握るようになってからどれくらいの年月が経ったでしょうか。王道から変わりネタまで、擦りに擦られたストーリー設定ももう限界突破して、その覇権という名の王座であぐらをかき(言い方悪い)、不動のバースパロとして君臨してからかなりの年数が流れたのではないかと個人的には思っています。故に、もうこれ以上新たな発見は無いだろうとも思っていました。勿論、自分の癖に刺さるものがあれば読むけど、『オメガバース』というパロ設定自体はこれ以上の掘り下げや発展はないだろうな、と。




_人人人人人人_ 
> 甘かった <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y ̄




甘過ぎました、私の認識。全然まだまだ伸び代あるじゃん、オメガバース。限界なんてないんだ、まだまだこんなにも掘り下げられるし、設定もモリモリてんこ盛りでやれんじゃん!やば!と急激な手のひら返しをしてしまった本作です。
そもそも、本作を読もうと思ったきっかけは『∑ってなんぞや…』という好奇心と興味からです。(もしかしたらそういう人多いのかもしれません)
まず読んでみて、なるほどなるほど。個人的にはwakke先生のセンスの良さをめちゃくちゃに感じました。‪α‬、β、Ω、そして∑、数学記号というかギリシャ文字で統一されてて、違和感なくこの新しいパロ設定『∑』を受け入れられた気がします。もともとあったかのようなパロ設定にも見えるし、新しい言葉だけど違和感なく読み手が受け入れられるというのはとても大事なことだと私は思います。(私自身が、設定が強引だったり違和感を感じるとそこに注視してしまってストーリーに集中できないことが多々あるため)
そもそも∑とは、本来『総和(すべてを合わせたもの。計、合計)』という意味があるらしいのですが、作中のΣは『α、β、Ω全てのバース性を惹きつける強いフェロモンを持つ優勢α』という設定で、意味合いが重なる部分というかニュアンスが似通っているところが、センス良!!!!!!!!!!!!!!小粋!!!!!!と興奮せずにはいられませんでした。

攻、受の両キャラも非常にツボで、特に受の高城さんに関していえば長髪短眉ビジュがほんとうに最高。長髪受が髪の毛をくくってるのってなんであんなにかわいくてえっちなんでしょうね…高城さんのお団子好き過ぎます。
そんで攻の葦原…。ここ数年で読んだ作品のなかで私の5本の、いや、3本の指にはくい込んでくる勢いでかっこいいし、男前過ぎる。短髪でしっかり眉。(髪型と眉毛の話しかしてない!)柔和温和で理性的で優男だけどときには熱くなる。何??好き。年下だからかちょっとかわいい一面もあって。過多だよ????
作中、葦原が訳あって抑制剤ODからの鼻血出しながらも高城さんを傷つけまいと理性的であろうとするあのシーン好き過ぎるんですよね… この文面だけだと物騒過ぎるんですけど、読んで頂けたら分かると思いますし、読んだことある方は「あそこね」って分かってくれると信じてます。己の語彙力の無さを呪います。

あと個人的にツボだったのは、最終話セッのときにおそろいの黒スウェットを着ていたことです。多分、葦原のスウェットを高城さんが借りたってことだと思うんですけど、番になる前にこんなかわいいおそろスウェット姿見せてくれるんだありがとうねの気持ちでいっぱいです。
恋バナ大好き永田先生と同じくらい私だって2人の恋を見守りたい、そんな想いです。

本作は、‪α‬のなかにも優勢と劣勢があるという設定でしたが、どうやらwakke先生の世界線ではΩにも優勢と劣勢があるらしく、今後そこも掘り下げられそうな作品が生まれるのかな??とうきうきわくわくです。どうやらデビュー作なようで、ほんとに??????マ????な気持ちなのですが…それでいてこのクオリティって?!次作が楽しみすぎます(震)個人的には葦原と高城さんのラブラブ同棲編とかの続編があったらハッピーです。
2人のその後でいうと、個人的にはコミコミ特典の公式同人誌は買ってよかったなと思いますありがてぇ〜!!


今回こちらの作品を読んで、作家さんの数だけ色んな掘り下げ方や設定の膨らませ方があるのだなと大きな気付きを得ることが出来ました。まだまだ楽しませてくれるな…オメガバース。

2

永田バース病院のめがね先生がお茶目で好き

今までオメガバース作品読んできた中で初めての設定でした。
α・β・Ω以外に優勢α(Σシグマ)と劣勢αがいる。
シグマは、すべてのバースを引き寄せるフェロモンを持っている。人数が少ない為わからない部分が多いバース性。

劣勢αは、αだけどもフェロモンが少なく番になりにくい。

製薬会社社長の高城は劣勢αで、劣勢でもフェロモンがα並みに分泌される新薬の治験を自ら名乗り出て実験に参加するんだけど、同席していた秘書の葦原がラット状態に。
おそらく自分のフェロモンのせいで葦原がラットになってしまったから治める為に自らの身体を差し出すんだけど、今まで感じたことの無い快感に見舞われるの。やっちゃったからか劣勢αだった高城社長なんとΩにピッチング(転移)しちゃうんだわ。

治験薬の副作用なのかなんなのか、ラットを治める為にSEXした事で今までの社長と秘書の関係から変わってしまった2人。さてさて、どうなるのか。(ってもうわかってるやん)

バース性が途中で変わる設定は読んだ事あるけど、すべてのバースを魅了する優勢αは初めて出会いました。
モテ過ぎて困ってたらしい。
そんな高校生時代にフェロモン抑制剤を摂取する事で日常生活出来るようになってその感謝から発売元の製薬会社に就職。薬の開発者高城に憧れと好意を持ってたんだって。
好きな人に好かれるのはいいけど、何とも思ってない人にも好かれるのはしんどいだろうな。

お互いバース性で悩みを抱えていた高城と葦原がくっつく事で互いいいように変われたのは幸せ過ぎるな。

私はこのお話の中で治験やバース性についてのカウンセリングをしてくれてる永田バース病院のメガネの先生が1番好きなキャラでした。
2人がくっつかないかなーと密かにワクワクきゅんきゅんしてたりする可愛いおじさんでいつもニコニコしててめっちゃいい先生でした。ある意味2人のキューピッドでもあるよ。

電子で購入
枠線のみの薄消しトーン修正
パンツの中に手を突っ込んだる描写が透ける感じで描かれていて斬新でした。

0

受け入れてるから第2性が変わるって、尊い

第2性の中でも優性と劣性がある
ビッチングによる第二性の性転換

設定自体は今までもあるけど、Σという分類であったり性転換がなぜ起こったかの理由がある程度解明されていたりと新しいオメガバースものが誕生してました

劣性αからビッチングによってΩになった高城さん
こちらの方とても優秀で、研究者としてたくさんの薬で困っている患者さんを助けてきています
しかし、α性の頃から劣性であるって事で自己肯定感がとてつもなく低く、最初は近寄りがたい感じです
Ωになった後も根底は変わっていないので引き続き自己肯定感低いし、1人で頑張ろうとしちゃうイジライしい子
ビッチングをした相手が好意を表していても素直に受け取れないし逃げちゃうし、でも本能が強く出ると早く素直になろうよと思ってしまうほど、とてもめちゃくちゃかわいいです
体当たりで来てくれた相手を最後に受け止められるほどになって、本当に良かった

相手の優性αである葦原さん
フェロモンが強すぎる=αの中でも過フェロモンの新たな分類、Σでございました
学生時代、その多すぎるフェロモンで恐怖を覚える体験をしたりと苦労をしたけど、Σ向けの新薬が登場したことで普通の生活が送れるようになりその感動から製薬会社に入社しちゃった人
入社して早々に開発者=高城さんに出会って尊敬できる人だったら近くで支えたくなるし、好意を寄せますよね!よね!
高城さんから出ているΩフェロモンでラットになったら受け入れてくれて、尚且つ医師という第3者のいる前で好意を口にすることになったらグイグイでした、若さですね

最後はもちろんハッピーエンド
文献から、今回のケースはビッチングは元々劣性αである高城さんがΣである葦原さんのことを受けれてないと起こらないという事が判明
なにそれ、エモいしキュンなのですが!

劣性αだった頃も含めてΩになった自分を受け入れる事ができた高城さんとそばにいることを許された葦原さんのラブラブっぷりはニヤけます
同棲を開始したようなので、これからもどんどん可愛くなる高城さんと我慢比べをする葦原さん、そんな幸せそうな日常しか想像できない


1

新しい設定のオメガバース

αの中でも特に強力で、全バース性に影響を与えてしまう優性α「Σ(シグマ)」。
これまで読んだオメガバース作品には無い、新しい設定でした。
ビッチングについては意味は知っていたけど、作品として読むのは初めてなので、期待大で購入しました。

もともと劣性αだった高城は、ラット状態になったΣの葦原と性行為をした事でΩに転換(ビッチング)してしまったわけですが、葦原は以前から高城の事が好きだった模様。
高城は葦原に惹かれてるっぽいのに、どういう訳か頑なに葦原の好意を受け入れるのを拒んでいる。

高城と葦原の恋愛関係は1話冒頭からグイグイ始まっていくのですが、二人の人間関係の深さが良く分からないままお話が進んでいくので、ちょっと置いてけぼり感がありました。

全体的には、オメガバースなんだけどオメガバースらしくない作品という印象で、劣性αとΣの設定が生かしきれていないように感じられたかな・・・。
高城・葦原のフェロモンも当事者以外に影響しているシーンが無く、この世界ではα(Σ)・Ωである事が大きな問題じゃないように思えたんですよね。

悪い人が出てこない、Ωが理不尽に襲われないオメガバースが好きな人は、ストレスフリーに読めます。

絵柄はやや荒削りながらもスタイリッシュで、全体的に白黒の対比が印象的かつオシャレだったので、ストーリーの説得力が増すと一気に化けそうな作家様だなと思いました。
(偉そうな上から目線のコメントですみません・・・)

1

新機軸。Σや劣性α

ビッチングに興味津々!
試し読みで絵柄もとても良くて、即ポチり。
独自の世界観として、αもβもΩも惹きつける優性α・Σと、Ωを満足させられない劣性のαの存在、というものあり。

主人公は、劣性αの高城。元研究者の製薬会社社長。
自ら新抑制剤の治験をしているがその日に社長秘書の葦原がラットを起こし、抑えるために自分がセックスの相手になるが、途中でビッチングを起こしてしまい…
…という冒頭。
設定は非常に面白いし、長髪で美形の高城に誠実わんこ系の葦原のバランスもとても良い。
んだけど、高城は元々αともいえないメンタルだったし、Ωに変化した事もすぐに受け入れてるし。
葦原の方も、結局従来のαxΩの関係性と同じなのでΣという新設定があまり生かせてなかったように感じました。
高城の自信の無さがモダモダを引き起こすけれどそれほど大きな波乱にもならず、葦原の誠実さもあって順当に恋人/番になってオールハッピーという展開です。
メリハリがちょっと足りない気もしますが、読後感は良い。絵柄も好み。これからに大いに期待で「萌x2」です。

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