電子特典付き
お隣さんの堅物ゲイ×ひだまりシンパパ
設定、導入はちょっとできすぎ、やりすぎ、と最初は感じました。隣人のゲイが同僚で、なんてなかなかに奇天烈な設定ですが、ドラマティックと日常がいい塩梅で配置されているとても素敵な一冊でした。
シングルファーザーの悩み苦しみは、世の中のシングルマザーたちの悩み苦しみが反映されていたり、会社にこういう立場と権限のある理解者がいたらいいのに、と願ってしまう素敵な設定もありました。
限界を越えそうだったワンオペ育児に、育児体験、という組み合わせですが、お世話されている律くんが全くもって懐かず、怖がっているのが新鮮です。
こういうのって、子は鎹、じゃないけど、まずは子どもが懐いて、一緒にいるのが自然になって、帰っちゃやだ、とか、お風呂一緒に、となっていくのがありがちな展開だと思うのですが・・・
個人的にBLにエロは不要で、心情表現をたっぷり描いてほしいと思っているので、今作のように、両想いになってからも、ふんわり優しい終わり方をしたのがとてもよかったです。
続編発売のタイミングで再読しましたのでレビューします!
妻を亡くしシングルで子ども、りっくんを育てる桝永さんと、同じ会社の総務の円堂くん。
りっくんの看病で有休を取った桝永さんに事務的に休暇の確認をするところからはじまりますが、
実は円堂は隣人で、メガネを外すと色気マシマシでこれまで気づかなかった経緯や、総務という仕事柄、堅物と周囲から評されていたこともあり、実はゲイだった!というギャップもあったりします。
総務として、子どものいる社員の大変さを理解したいという理由で桝永の家で子育て体験をさせてもらう円堂。りっくんに怖がられながらも高い家事スキルや気配りから、桝永親子と距離が縮まっていき、りっくんも懐いていくところがすごくよかった!
りっくんがめちゃくちゃ可愛くて癒されます。
桝永もこれまで一人でずっと頑張って気を張ってきたから、円堂の優しさに惹かれていきます。
そして実は、円堂はかなり前から桝永のことが好きで片想いしていたことがわかるのですが、これがすごくジーンとしまして。ずっと桝永を見守っていたんだなと、、、。
とても癒されこころがあたたかくなる作品でした!
今作はプラトニックでしたので、二人の触れ合いは続編に期待!
