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会話のテンポが心地よくて、、
一気に読みました。
圭悟が最初はちょっとずるいというか、内気ななおくんに色々と言わせてるように思えたのですが、中盤の焦るところからがより面白かったです。
なおくんの泣き顔がかわいかったな〜。
内気あるあるな「あ…」を無くそうとかすごい共感しちゃった。少しずつ変わっていこうとする姿勢に応援しながら読みました。
当て馬ポジかと思ったら違かった加藤くんも良いキャラでした。
他の作品も読んでみたいと思いました。
初コミックスからなんとなく毎回読んでいるくらのね吉先生。
派手な事件もドラマチックな展開もなく、
淡々とした雰囲気が癖になる作風なのだけれど、
今作はこれまでで一番甘くてかわいかった…!気がします。
いつもはこじらせキャラが多いのだけれど、
今作の二人は一見ドライに見えて互いに依存度高めで、
だけど素直で可愛くて、珍しくあまあまな描写に癒されちゃいました。
幼馴染みで親友同士の圭悟となお。
子供の頃から他人の評価が怖くてうまく話せない
なおの気持ちを察していつも傍らでフォローしてくれていた
圭悟でしたが、就職を機に地元を離れてしまうことに。
圭悟に密かに恋愛感情を抱いていたなおですが、
いざ引っ越しを目前にしても気持ちを告げることもできず、
いつものように諦めようとしていると…
「最後くらいはなおから話してくれると思って」と告白を促され…。
片想いと思いきや、実は両想いで、
ずっと健気に押し隠してきた気持ちを泣きながら告げるなおも、
なおになんとか好きって言って欲しくて迫っちゃう圭悟も、
お互いのことが好きすぎるのが伝わってきてニヤけてしまいました。
両想いになって早々に遠距離になってしまうのはちょっと残念なのだけど、
毎週時間を作っておうちデートを重ねる二人が微笑ましかったです。
甘えたななおをずっと面倒みてきてスマートに見える圭悟ですが、
就職して苦手な仕事に挑戦したり友達ができたり、自分から離れて
少しずつ成長してゆくなおに劣等感や独占欲を感じてしまいます。
そんなモヤモヤをなおにぶつけて喧嘩になってしまうのですが、
怒ったなおから避けられると居ても立っても居られずに
職場まで駆けつけたり、泣きながら謝っちゃうギャップに
思わずキュンときてしまいました。
いつも通り、読後感はあっさりはしているけれど、
確実にいつもより糖度は上がっている気がしました。
なおの職場の友人の加藤くんの恋も気になります。
いつかスピンオフとか描かれたりしませんでしょうか?
子どもの頃から人と話すのが苦手ななおと、包容力バツグンなメガネ攻めの圭悟との、親友同士からの遠距離恋愛BLです。
第一話ですでに告白し合って、両想いとなる流れで、二話目以降からは、遠恋エピソードになるのですが、、
あとがきを読んで、元々読み切りだったと知り、納得の構成でした。
一見、圭悟のほうがなおをリードしているのかと思いきや、
遠恋になったことで、なおの世界で加藤という苦手な同僚と出逢い、けれど加藤のことはそこまで苦手じゃないかもと気が付き、人との触れ合いからグンと人間が成長し、
終盤に向けては圭悟よりもメンタル強い人間に育ったのでは、、、?!!
と。
たしかに、圭悟の職場となおの職場とでは、あまりにも環境が違いすぎるし、背負うものの大きさも違いますが、
適材適所という言葉があるように、なおにとっては結果的にあの職場が成長させてくれる良き職場だったのだなあと。
遠恋だからこその、逢えたときの嬉しさやすれ違い、そして仲直りの狭いベッドでのえち!
近年、こういう日常BLが少なくなってきている気がするので、
とても貴重な萌えだったように感じました。
個人的には、加藤が予想以上にいい人だったので、またどこかでエンカウントしたいです!!
くらのね吉先生は、飾らない人物像と穏やかに流れる日常にあるような派手じゃないけれど良質な物語を描かれている先生だと思っています。
「甘えさせ上手×口下手の人見知り、親友同士のセンシティブラブ」というキャッチコピーを見て、今作もきっと間違いないだろうと思い、すぐに購入しました。
物語は人と喋るのが苦手ななおと、なおの気持ちをいつも察してくれる親友の圭悟が引っ越し前にお店でご飯を食べるところからはじまります。
なおの過去やふたりの関係性がわかりやすく伝わります。「10年分の答え合わせ」とはなんだろうと思いながら読み進めていくと、どうやら圭悟がなおが圭悟を好きな気持ちに気づいているとわかります。なんとかなおに「好き」だと言ってもらおうとするのですが、いつも圭悟に甘えていたなおにはちょっと難しくて。いろいろといっぱいいっぱいになってしまったであろうなおが泣いてしまうのですが、それを見て焦る圭悟の様子とふたりの会話がすごくよかったです。ふたりの間に会った10年が語られているんだろうと感じられました。
もともと1話読み切りだったのが後で連載になったようで、この1話の中にとてもよくまとまっているなと思いました。
2話は1話から3か月後、ずいぶんとふたりが恋人らしくなっています。キスやエッチもあります。なおは社会人になり一人暮らしをして、慣れない接客業と苦手な同僚の加藤におどおどしながらも仕事をがんばっています。電車で2時間の長距離恋愛のふたりは、穏やかにいい関係になっているようでした。
そんな中、ちょっとした事件が起こります。なおが同僚の加藤と仲良くなったり、加藤に圭悟とのツーショットを見られたりします。なおに自分以外の友だちができたことは嬉しいものの、変わっていくなおに対して寂しい気持ちになる圭悟。そうですよね、やっぱりちょっと嫉妬しちゃいますよね。側にいられないのは。自分以外の誰かに懐いちゃうのは。そんな気持ちが態度に出てしまって、圭悟となおは喧嘩になってしまいます。
ここで問題なのはやっぱり長距離だということ。謝りたくても顔を見たくてもなかなかできないし、時間が経つほど謝りにくくなります。
しかも加藤もゲイだったんですよね。ここで当て馬になっちゃう?と心配もしましたが、なおの友だち以上にはなりません。
もちろん最後は仲直りしますが、今度は圭悟が泣きます。まだふたりは大学卒業したばかりだから、22歳とかなんですよね。若いからこその苦しさだったり葛藤だったり、そして嫉妬や悩みだったりして気持ちが溢れて泣いちゃうのっていいなと、感じました。等身大の人物像が無理なく描くのがくらのね吉先生らしいですよね。
結局「10年分の答え合わせ」の答えは明確には示されませんでした。(わたしが理解できなかっただけかもしれません)
10年分も中、高、大の付き合うまでの10年の答えが、付き合ってからの日々ってことなのかな?と勝手に解釈しましたが、どうなのでしょうか?
まあ、それはわからなくてもこの作品は楽しめますし、いい作品をまた読ませてもらえたなと感じられました。
エロス度★★
おやおや。口下手ななおがようやく伝えられる想いがかわいいですね。
黒髪の親友同士・甘えさせ上手な圭悟と口下手で人見知りのなおの組み合わせがエモさMAXで、10年分の片想いが実を結んで恋人同士になってからの展開にニマニマが止まりません。
特に、苦手意識を持っていた加藤と仲良くなったことでなおが変わるきっかけとなった反面、圭悟と喧嘩になりすれ違ってしまうことになるのがたまりません。
なんて謝っていいのかわからなくなっていた圭悟やずっと圭悟に甘えていたなお・・・未熟な2人の距離がさらに縮まるのが尊い。
