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表題作My dear LIMA

ルカ・マーティン
セオドアと共に誘拐に巻き込まれた青年
セオドア・ルイス
有名企業の御曹司、人質、19歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下漫画

あらすじ

忘れられない夏が始まる――。

友人とビーチへバカンスに来ていたはずが覚えのない部屋で目を覚ましたセオドア。
戸惑いながらも隣で眠っていた見知らぬ青年・ルカに尋ねると、誘拐されるセオドアを目撃した自分も一緒に攫われたと言う。
なんとか脱出を試みるも厳しい自然に阻まれ、孤立した廃モーテルに軟禁状態となってしまった。
孤児と御曹司――住む世界が違う二人だったが、緊迫した状況の中お互いの存在だけが支えとなり心を通わせていく。
しかし、すべては復讐のための仕組まれた出会いだった…。

作品情報

作品名
My dear LIMA
著者
すずくこま 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784866698007
4.4

(40)

(25)

萌々

(11)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
175
評価数
40
平均
4.4 / 5
神率
62.5%

レビュー投稿数11

心理現象を巧みに用いたストーリーが素晴らしく、作品タイトルに納得!勉強になりました( ・ิω・ิ)ゞ

「誘拐犯と人質」でラブストーリーってなると、、、真っ先に思い浮かぶのが『ストックホルム症候群』というワードかな?と思うのですが、あとがきで先生が今作を執筆される際の心配を以下の様に振り返られていまして…
【ストックホルム症候群、リマ症候群と重ためのテーマで大丈夫だったのだろうか~】※引用抜粋
と残されています

私は浅学な為ここで初めて『リマ症候群』という言葉を耳にした為、早速調べてしまいました‼
そして改めてこの作品タイトルの「My dear LIMA」の意味に膝を打つように納得する事になる訳ですっ!!
すごく勉強になりました٩( 'ω' )و

尚、ストックホルム症候群とリマ症候群はどちらも誘拐や監禁事件などで見られる心理現象との事なのですが、視点が真逆なんだそうです

今回は誘拐犯と人質なのでそれぞれをキャラに当てはめると、、、
ストックホルム症候群は人質(=セオ:受け)が誘拐犯(=ルカ:攻め)に感情移入する事
リマ症候群は誘拐犯(=ルカ)が人質(=セオ)に感情移入する事

しかも気になって更に調べてみたら、、、『リマ症候群』は日本と関係深い事件がその語源の由来になっていたのも驚きました…Σ(・ω・ノ)ノ!
私、1個賢くなった♪

という訳で!!
前置きがいつも以上に長くなりましたが、、、w

始めはセオからしたら同じ誘拐された者同士という立場なので、『吊り橋効果』の中で芽生えた感情が、展開が進むに連れて『ストックホルム症候群/リマ症候群』になって、、、⁈と続くお話しです

そんな心理現象が事件起因なだけでなくその先へ進み、新たな感情を生み出していく、、、‼
題材的にはなかなか複雑なサスペンス要素を軸にしていながらも読後はとても未来を感じる構成になっていて凄くドラマ性のある素敵な1冊でした(ღ˘͈︶˘͈ღ)

実は先生の前作が気になったままだったのですが(前作も作品タイトルが凄い好き♪)今作を読んでしっかりカートインして参りました(-д☆)ヨシッ

キャラとしてはとにかく受けのセオが純粋です!
育ちの良さ(お金持ちと言うだけではなく愛情を受けて育っているという意味での育ちの良さも含む)から来る天真爛漫さや純粋無垢さが眩しく、善悪をその真っ直ぐな目で見つめる強さを感じます

そんなセオと居る事で心の雪解けをしていくルカ、、、
彼も本当ならセオ同様に愛情を受けたかった筈、、、
だからこそ、セオと居る事でセオに微笑まれて、セオを笑顔にしてあげる事で「取り戻して」行ける様子がとても切なく映ります

この2人をこんな状況に陥れた完全なる悪役が存在するのですが、途中は胸糞だとは思いますが、しっかり読後はスッキリするのでこの最後を見守る為のスパイス的な必要悪として十分な存在だと思えます

クロージング辺りに序盤から話に上がっていたセオの弟が(家族も含めて)登場するのですが、もうその愛らしさが堪りませんでした(ღ˘͈︶˘͈ღ)キャワタン

そう言えば序盤で、セオの事をこの弟が愛称でテディって呼ぶっていうお話しがありましたが、これは…もしかして第26代の米国大統領:セオドア・ルーズベルトの実話エピからインスパイアされてるのでしょうか???
前々作の作品タイトルもですが(ストーリーはまだ未読です)先生、アメリカのカルチャーがお好きなのでしょうかね???違うかな?何かすごい印象的にはそんな気がして一方的に親近感が沸いてます(๑´ڡ`๑)

気になる先生の作品を拝読出来てとっても大満足です♡


修正|ぼんやり枠線の軽め発光修正 濡れ場は抑え目ですが、ストーリーに集中出来る配分だったと思います 本編の描き下ろしを受けての電子限定のチョイえっちでほっこり終われる流れも楽しかったです(o→ܫ←o)♫

2

10代の二人がピュアで切なくてキュンとする

初読み作家様。可愛らしい絵柄で以前より気になっていました。本作はあらすじで興味を持ち、キャラも可愛かったので読んでみました。全183ページ。

帯にあるようにサスペンスBLということで、ネタバレ少なめで読まれた方がより楽しめると思います。決定的なネタバレは控えめにレビューしてみます。

本作は外国もの。先生の繊細で可愛らしい絵柄がすごくマッチしてます。
受けのセオドアは19歳。有名企業社長令息の美人さん。攻めのルカは天涯孤独な金髪イケメン、年齢は不明ですが年下攻めです。
二人ともお顔が綺麗なので眼福です♡
あと若干ですが、ルカの方が背が低いです。

始まりはセオドアが何者かに攫われ、ルカと一緒に廃モーテルに閉じ込められます。孤立した土地で逃げることはできないけど、食糧はありライフラインは確保されている。犯人からは「金が入るまでここにいてもらう」とメッセージがあり、二人の奇妙な共同生活が始まります。

途中攻め視点で、ルカの過去が明かされる。ルカは不憫な生い立ちの孤独な青年でした。
一方セオドアは幸せな人生を送ってきた御曹司。
正反対の二人だけど、セオドアの人懐っこさや朗らかさに、ルカがだんだん絆されていき、一緒に寝起きするうちに少しずつ性的にも意識していく…という描写に、ドキドキしました。

特に初めてのキスシーンは、一瞬のキスなんですけど、10代のまだ性的指向もはっきりしていないような二人のキスが、瑞々しくエロティックでゾクっとしました。

そしてさらに惹かれ合い、過酷な状況に慰め合うように触り合う、初めての濡れ場。セオドアは多分初めてで、ルカは経験ありそう?でも若い二人の少したどたどしい行為に、またまたゾクゾクさせられます。10代の不慣れな感じ、良きですね♡

セオドアに秘密がバレて、ルカが真実を話しだすシーンは、二人の純粋さや想い合う気持ちにキュンとしました。海辺のシーンが素敵だけど切ない…。゚(゚´ω`゚)゚。

真犯人が明らかになるあたりの展開は予想通りで、そんなに意外さはありませんでした。(しかし読んでて胸の悪くなるようなドクズな犯人だ…。)

終盤、見開きの「一人にしないって約束しただろ」の二人も素敵でした。セオ、かっこいいぞ!

ラスト近く、セオの家族登場シーンはほっこり。弟のオリバーがめちゃキュートです♡

サスペンスとしては意外性はそんなにないですが、とにかく10代の二人の瑞々しさや純粋さにキュンとさせられる素敵な作品でした。
若い二人なので、20代くらいに成長した番外編とか読んでみたいなと思いました。特に成長したルカを読みたい♡w

電子 ライトセーバー修正
(白く発光でちょっと残念。濡れ場は挿入無しも含めて3回。ムッチリ肌でピュアなセオに欲情しちゃうルカ、気持ちわかるゾ!w)

2

【僕もこんなにドキドキするの初めてなんだ。これってやっぱりただの吊り橋効果?(セオドア)】


エロス度★★

おやおや。誘拐犯と人質の間に芽生える愛・・・なんと素晴らしい。

廃れたモーテルが舞台。
復讐のために計画された誘拐。
サスペンスなBLですが、セオドアのヘタレ味ある御曹司キャラが微笑ましくて癒されます。

人質となった緊迫とした状況下で、お互いの存在を支えにするルカとセオドアの姿・セオドアに対するルカの復讐と情の天秤の揺れ動く気持ちがたまらなく、セオドアの裏表ない真っ直ぐで純粋な想いにルカが惹かれていくのが刺さる。

住む世界が違う2人でしたが、ルカが得る幸せ・ルカと一緒に生きたいセオドアの想いが尊い。

2

ぜひネタバレなしで!!!

初読みの先生です。
誘拐犯…という帯に反して明るい表情の表紙が気になって購入させて頂きました。
ミステリーサスペンスBL…と言ってもいいストーリー展開だと思うのでぜひネタバレなしで味わって欲しい作品です。




タイトルにもある『LIMA』(リマ)という言葉。
浅学のため、この作品で初めて耳にする言葉でしたが、調べてみると誘拐・監禁事件などの【加害者】が人質と長時間過ごすうちに、人質に対して親近感を抱くようになる現象を指すそうです。しばしば「ストックホルム症候群」と対比させて使われるそうで、こちらは【被害者】側の症状です。

タイトルや帯からも誘拐・監禁…という事件を想像させ、確かにヒヤヒヤ命の危険を感じるシーンもあります。ですがそれ以上に加害者と被害者が同じ空間にいる中でお互いに惹かれあっていく様子が心理描写と美しい作画で表現されており、少年達のやり取りが限られた時間の中での友情を超えた感情を感じてとてもエモかったです!!

受けのセオドアは家庭環境の裕福さ、自由さもありますが、彼自身の天真爛漫さと甘えたな性格があってシリアスな監禁生活の中に明るさを持たしてくれているのが光に感じました。
一緒にシャワーを浴びたり、ベッドに入って眠ったり…とセオドアは異性との近さにあまり抵抗がないようで…逆にルカがドキドキしてしまうのが可愛かったです。
また、セオドアの身体が少々ムチッとした肉付きで描かれており……(たまらん)
綺麗なもち肌なんだろうな〜と絵からも伝わってくるのが可愛かった!!

電子白塗り

1

ちょっと気分を変えて読みたい時に!

作品の中で扱っているのが「誘拐」や「人質」という物騒そうな設定なのに、表紙はとても爽やか!
私はこの読む前の「掴みのギャップ」でしっかり掴まれました(*´▽`*)!

試し読みしてみて益々気になったので初読み作家様でしたが読んでみました
(シーモアで試し読みをしたのですが、試し読みは本編1P目からではなくって少し驚きました)

誘拐事件としてのミステリー?要素があるのでBL的要素のみではない「読み所」を欲してる時にはすごく良い刺激を貰えるお話しでした

誘拐の真相的な所も頭をフル回転させなければ追い付けないような複雑さを要するものでないのもすごく丁度良かったと思います

ストーリーの中の事件部分とBL部分の程良さの匙加減が「今の気分」にすごくピッタリでした♡

試し読みした感じで勝手に思っていた左右と実際の左右が分かる迄の自分的ミステリーも楽しめました♪

普段とは違った作品が読みたいけどBLからかけ離れ過ぎるのは少し不安だな・・・って思う事がある読者様には是非ともおすすめしたい作品です

1

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