電子限定描き下ろし漫画付き
お前と二人で住む家に俺は帰りたい
番から結婚へ。
番になった二人のその後が描かれた続編です!
エリートαから突然Ωに変異した恒吉とβからαに変異した麻川が
紆余曲折を経て番になったのが前作まで。
今回はそんな二人が結婚を意識し始めるところからスタートです。
麻川と番になって日々彼からの愛情を感じ、
仕事も順調で、幸せな毎日を送る恒吉。
そんな中1年記念を迎えた二人でしたが、
麻川が自分との結婚を望んでいることを知り…。
元々結婚を前提としたお付き合いだっただので、
その後結婚話はとんとん拍子に進んでゆきます。
ただ、恒吉の父親への挨拶の段になって恒吉の表情が曇り始めます。
α同士で結ばれた恒吉の両親でしたが、母親がΩと番契約を結んだことを
きっかけに二人は離婚することに。
そんな過去から父親は恒吉に対して強いαであるように望んでいました。
そして、父の自慢の息子であるようにと努力を重ねてきたものの、
Ωに変異したことで“父親の望む息子“ではなくなってしまったと気にする恒吉。
麻川との結婚報告を機にαからΩに変異したことを告げようと
心を決める恒吉でしたが、父親をがっかりさせたくないと伝えられず…。
そんな恒吉の背中を押そうと頑張って父親との間を取り持ってくれる
麻川が本当に良い旦那様でした。
恒吉の父親だって決して悪気はなくて、
息子を誰よりも愛して幸せを願ってくれる素敵な父親なんです。
ただ、妻を失った傷は深く、その悲しみを乗り越えるために
息子に期待を押し付けてしまったというだけ。
そして、息子もまた父親を愛するがゆえにその期待に応えようと
頑張りすぎただけの話なんです。
父親から愛され、愛していたからこそΩへの変異を告げられなかった恒吉。
けれど、息子の変異を知ると涙を流してその全てを受け容れてくれて。
愛しているからこそ臆病で、言葉にできない、似た者親子なのでした。
無事父親と和解をした後は念願の同棲&結婚式!
これまでも既に恒吉への溺愛が溢れまくりな麻川でしたが、
結婚後もそれは変わることなく毎朝出社前に恒吉に
マーキングを欠かさぬ執着&あまあまにもニヤニヤ。
体格的にはそれほど差はない二人ですが、恒吉めちゃくちゃに愛でて、
ときに甘えたになる麻川のデレ甘っぷりに悶絶しっぱなしでした。
突然変異によってαからΩになった優秀エリートな恒吉と、βからαに突然変異した隣人の麻川とのお話の続編です。
なんと言っても今巻では、帯に「ついに結婚へ」と書かれていて、店頭で目にした瞬間から期待大でした。
そして、1年記念から始まる冒頭。
さっそく結婚を意識した展開に、おお! っと気分が盛り上がりました。
で、当然親に報告する問題が浮上します。
麻川の両親はすでにいないため、恒吉の父親との問題にフォーカスが当てられますが、、、
ほかの方のレビューにもありましたが、私塾みたいなのをしている恒吉父。
そのせいで大勢の子どもたちが出入りしているのは、分かります。
が、大事な話をするときにまでそこかしこに子どもがいらっしゃるのはどうなのかなあ、、、
と、気になってしまいました。
そして、そのお子さんたちにも恒吉たちを品定めするミーハーな女性の母たちがいるわけで。
だからこそ、余計に引っかかってしまい、
ぇ…となってしまいました。
で! す! が!!
恒吉父に、恒吉がΩになってしまったことをカミングアウトする、麻川視点で見るあのシーンは、本当に感動しました!涙
描写というか、空気感がめちゃ良きでした涙涙
幼い頃から、呪いのような言葉を恒吉にかけてしまったことを反省し、謝罪。
からの、立派な息子であることは変わらない、と掛けたその一言に、子を大切に想う親の気持ちにグッときましたし、
これからの麻川との生活を歩んでいくなかで、将来きっとこの日の出来事は大切な記憶、経験となっていくのだろうと感じました。
辛い思いをした同士だからこそ得た幸せ。
ラストのコマでは、敢えての日常のふたりを描いたふたりに感極まりました。
ちなみに、メイト有償特典の小冊子は、出張からの、えちいちゃでニヤニヤしてしまいました♡
待望の運命すらも呼吸をとめての続編、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
幸せ 4
男前 3
葛藤 3
しんみり 2
エロ 2
な感じだと思います。
前作に引き続き、麻川さん×恒吉さんのカプです。
ベータからアルファに突然変異してしまった麻川さんとアルファからオメガに突然変異してしまった恒吉さん。紆余曲折の末、パートナー兼恋人となり、番契約を結んだ2人。麻川さんは恒吉さんとの結婚を考え、それに応える為にも、恒吉さんは父親にオメガになってしまったことを打ち明けようとするが…。
幼い頃、父親から誰にも負けない強いアルファになるよう言われたことから、立派なアルファとして過ごしていた恒吉さんにとって、オメガになってしまったことは、父親を悲しませるかも、と打ち明けることに葛藤します。
恒吉さんの父親が、毒親とか悪い印象が全くないからこそ、父親からの「強いアルファ」の思いに応えられなくなったことには、罪悪感や後ろめたさが募って、しんみり描写があります。
恒吉さんの父親とのやり取りがとても重要で、それがしっかり描写されているのはとても良いことなのですが、個人的にはもう少し麻川さんと恒吉さんの日常的なやり取りや甘い新婚描写が読みたかったなと、少し物足りないなと思ってしまいました。
個人的には本編最後、締めの独白が良くて痺れました。可能なら前作から続けて読むことで、その独白の言葉の重みや変化の素晴らしさが、更に分かると思います。
お互いのことを想って気遣って、男前っぷりが増してて格好良い麻川さんと恒吉さんが、葛藤や苦悩を乗り越えて、掴み取った幸せな日々や姿がとても素敵で、読んでいるこっちまで幸福感で満たされるので、是非とも読んでほしいです。
β→αに変異したα×α→Ωに変異したΩのオメガバ―スの続編。
前巻で既にお付き合いが始まっているので、今回は結婚回といった感じでした。
強いαにこだわっているっぽい受けのお父さんに結婚の許しをもらいに行きます。お父さんは私塾をしていて、そこに通う子供たちも保護者も息子がαだと思ってるから、α扱いされてチヤホヤされてΩに変異していたことを言い出し辛くなります。攻めがお父さんと一緒にお弁当を作って子供たちと一緒にピクニックに行ったりしたおかげで親子の間の壁が薄れて、最後はΩに変異していたことも言い出せた感じでした。理解のあるお父さんなので、すぐに「今も昔も立派な自慢の息子」と言ってくれて受けの気持ちも軽くなります。
終始、「いい話」な雰囲気でしたが、感情移入されて泣くほどではなかったです。お父さんはΩの妻(受けの母親)を他のαに奪われた過去があり、「αの中でも勝ち負けが生まれる。負けてしまうとそれだけで価値がなくなってしまう」という考えの持ち主で、自虐を含んだ言葉だと思うのですが、それを子供たちにも言ってしまうところは教育者として嫌だなと思ってしまいました。突然変異後も自ら自分の居場所を作り出しそこで輝いている攻めと受けを見て、ヒエラルキーのトップに立つことだけが人の価値や強さじゃないってことを子供たちにも伝えてくれていたら、お父さんの印象がもっとよくなったように思います。
エモさとしても萌え的にも感情の起伏はなかったですが、ハピエン後の番外編としてはこんなもんかなと思います。
話があるに決まっているのに水入らずどころか赤の他人の子供らがずっといてかなり堂々と立ち聞きしてるのが意味不明すぎて、なんの場面なん?てなってしまった
お父さんの思い入れが戦って勝ち続けるαにしかないのがバカっぽく見えてしまう
会わせたい人がいるって連絡受けててああなる?
つぅか2人も日中はああなると知ったんなら子供らが帰った後に話すことにすれば良いのに…せめて休日は追い返すなり前日に明日はダメだよって言い含めとけば良いのに
Ωに負けたのにαの競争で勝ち続けることを植え付けるってのがよく解らないんだよな
αは負けたら価値がなくなるって塾の先生が言ってたって子供から聞いた親がいてもなんともならないの?
彼が子供に植え付ける価値観と、私生活に子供らを好き放題に入らせてニコニコしている振る舞いとがなんか一致してなく見えて落ち着かない
人間て型があるわけじゃないから、そういう人ってことなんだと思おうとするんだけど…妻に出ていかれた傷が深すぎたのね
あと、多食って言葉で合ってるの?大食でなく?
親の塾にいる子供と個人的にやり取りする?
ちょっと、お父さんの塾の辺りに疑問が湧きすぎて感想がそこを吐き出さないと出てこない
ちょっと寝かせてから再度挑戦したい