NEW電子限定かきおろし付
ろじ先生新刊!
試し読み時点ではひとたらし×ひと嫌いかな?と。
大好きなケンカップルのにほひがするぞ〜!クンクン
以下ネタバレ含みます
小説家の恵人視点の辛辣な古河観察から始まります。
心を閉ざした眉間シワ男子、生きづらそう⋯。
それを知ってか知らずか
古河のスルリと伺い入ってくる駆け引きが心憎い。
二人の言い合いはたまらないものがあります。
言い合いから添い寝になる展開⋯
「心許すっぽいことしてみます?」って!(最高
ちょっといいなと思う人と熟睡できるわけないぃ
ホントこの大人達素直じゃないなあもう。
この二人、ケンカップルというより
「不器用男男駆け引き問答」カプですかね。
怖がりなのは古河も一緒だった。
余裕なフリだった?とわかると一気にアツくなります。
二度寝の添い寝の時に一度心をさらけ出したように感じましたが
お互いの過去が二人を臆病にさせ、順調に進まない。
こちらは焦れ悶えさせられます。
古河は母のために安眠を望む、
恵人は妹のために執筆するという過去が。
二人とも優しいこどもだったんだなあ⋯。
お母さんの事があって寝具メーカーに勤めるってどんだけ親孝行。
眠れないとメンタル病みますよね!
途中ヒヤリとしましたが現在は元気ということで安心しました。
引き下がる古河を恵人が引き止める。
繋ぐために「綴る」
初めて寝た時もそうですが恵人の一押しが先。
臆病なのに一生懸命手繰り寄せる姿に胸熱くなります。
古河が受け止めて、お互いが癒やされる。
熟睡して恵人のクマが消えます!
描き下ろしで古河が拗ねるのが可愛いです。
失敗しても大丈夫と言い合えるようになった二人。
めでたしめでたしと締めくくられるエンド。
最後まで敬語が崩れないの良いです。
言い合いはスマートですがぶきっちょ可愛い二人でした。
電子は最後にくる「HAJIME MASHITE」と
話ごとに挟まる「二度目まして」で
二人の馴れ初めが読めて可愛いです。
濡れ場ナシ
朝チュンの時、恵人がお行儀悪く足の指でパンツ拾うのが私的には萌えポイントでした。
前作、「何それ、愛かよ。」で号泣した者です。
今回も泣かされてしまうんだろ、泣かされたいっと気合い入りまくりで?読ませていただきました。
そのせいなのか、初回の印象は
独特のテンポに追いかけるような気分で読むかたちとなり、しばし小休止。でした。
言葉が多い、なんですかね。。
モノローグ、吹き出しの台詞のほかにも
題材で取り上げる物語のテキスト
吹き出しの外にある台詞、
どれもが同じくらいの分量で置かれてる印象で
読んでる方が時に、とても忙しくなります。
前作では、それが毒舌キャラと合っていたのか、
スピンだったのでキャラの背景が分かってる部分が理解を補完していたのか。
これ以上、掘り下げる能力が素人の私にはないんですけど、
とにかく、時間を置いて
2回目、落ち着いて読み直しまして、
とてもとても良かったです。
多分、物語のメインの2人が関係性を
進めたところからラストまで
経っても、数ヶ月だと思われるんですけど
マンガに描かれている大きな展開の陰で
本当に色々な事があり、想いを巡らせたんだろうな、と取りこぼしのないように
丁寧に描かれ、また2人のやりとりも
内心、うまくいくか不安と葛藤しながらも
お互いにこの関係をよく進めていきたいという想いで向き合っているのが伝わってきて
そこら辺の表現が台詞なんかとてもリアルで
ろじ先生やっばり好きだ、となりましたね。
ただ、後半の恵人さんの想いがはっきりしていってからは台詞がなかったりする場面がいい感じで差し込まれていてエモさも増し、ほんとグッときてヤバかったんですけど、
それまでの台詞の多さと、場面が切り替わるコマの切り方のテンポ感が早い印象が否めなかったことを思い出してしまうんですよね…
でも、ラストの2人が出した答えが、これまでが積み重なった複雑だけど、かけがえのないリアルな気持ちで本当にグッときます。ぜひ、堪能されて欲しいです。
私は、何かと紐付けて掘り下げて考えるのが好きなので、読み応えと感じましたが、
言葉で示されることも多く、人によっては、説明調だったり複雑に感じるかもしれないです。
でも、そのろじ先生の感性に触れると、豊かな気持ちになるんですよね。
是非、ゆっくり指でなぞるようにして堪能しながら読まれるのをおすすめします。
この2人はまたこれからも色々変化していく感じがして、その続きが読みたくなる作品です。
静かに、深く心に染み入るお話でした...とても良かった...・:*+
こちら、アニメイトブックストアの電子書籍で拝読。
紙版の小冊子も電子で読めるのが嬉しい!(小冊子+電子特典もついています)
(レビュー最後に小冊子の内容にも少し触れます☺︎)
実はろじ先生の作品、今まで何作品か拝読してきて
初読でズドン!と来るよりは、時間をおいて何度も読み返すうち、
はっ!!と気付くものがありズブズブにはまっていくー
ということが多く(あくまでも自分の場合)、
今回はどうかなあ、先生の届けたかったものをちゃんと自分が
掴みきれるかな...とドキドキしながら読み始めました。
が!
見事にそんな心配は裏切られ、気付けばお話の世界に没入。。
「糸」にたとえた人との関わり、
小説家である恵人(受け)が言葉をとても大事にするところ、
飄々として見えた侑真(攻め)が最後の最後に見せた弱さ。
そんな一つ一つがたまらなく愛おしく、じんと胸打たれる物語でした。
攻め受け二人とも互いに本心を見せないところがもどかしく、
ストレートに”分かりやすい”お話とは言えない気がするので、
そこは好みの分かれるところ...かも;
ただ自分にとっては心を鷲掴みにされる表現やセリフが
いくつもあり、何度も噛み締めて読み返したい作品の一つになりました・:*+.
自他共に認める要領の良さを持つ、タレ目年下リーマン(好きなやつー!!)×
恋にトラウマを持つ意地っ張り小説家、というカプ。
攻めの「添い寝」提案から始まる恋のお話です。
こう、二人の出会いが今どきのマチアプ等ではなく、
”喫茶店”きっかけというところから、萌え心に火がついてしまうー...!
受けが小説家ということで、”言葉”への情熱、こだわりが
随所に感じられるところも好きです。
「泣かないで」
「泣いてません」
「泣きそうじゃないですか」
「泣きそうと泣いてるは違う…!」
ヨリを戻そうとする大事な場面でも、
矜持を捨てられない(捨てない)恵人、意地っ張りなところが愛おしい(ˊ˘ˋ* )
互いに本心を見せずに探り合い、
どこかピリついた雰囲気の漂う前半から一転、
後半一気に「恋」も恵人の抱える悩みも動き出す展開も見事だったー...!
サスペンスものではないけれど、息もつかせぬ展開で没頭して読み耽りました。
「書くこと」とは”相手に合わせたマーケティング”ではなく、
それを読ませたい・聞かせたい相手を見つめ、その人のことを考えること。
姪っ子・莉里ちゃんにねだられ、
恵人自身が作ったお話を語り聞かせるうちに
気付いた大切な一点に、読んでいる私もハッとさせられました。
(余談ですが...あんなにツンツンしてる恵人が見せる莉里ちゃんへの笑顔の
一撃にやられたーーー!!
莉里を艶々の髪のお姫様にたとえてお話を作り、
語ってあげる恵人の普段の毒舌ぶりとのギャップは、かなりの萌えどころでした◎)
添い寝したい、と思うことも
小説を書くことも、愛するということも、
その先にいる大切な誰かを思うということに繋がる。
自分の気持ちを口に出して言うのが不得手な恵人が、
侑真に想いを伝えるためにとった手段も素敵でした。
まさに恵人ならでは、彼だから使える最高の手段だー...
と、ここまで受け・恵人への共感が大きく、
攻めについてあまり語れませんでしたが;
侑真については、物語途中で過去の思い出が明かされ
解像度がグッ⤴︎と上がることで、イメージがガラリと変わる!と思います
なんとなーく、胡散臭い笑顔(ごめんなさい!)を振りまいている
彼のことがそこまで信用できないというか、
好きになれなかったのですが...
抱えていたトラウマを知ったこと、
また後半、駆け引きのないストレートな言葉と
そこに込められた想いに触れることで
恵人と共に、読んでいるこちらの心も溶かされていく気がしました。
(絆され、とも言う?)
そんな二人の分かりやすい”濡れ場”はないけれど(キス描写はあり)、
描き下ろしの攻め→受けへの分かりやすい「嫉妬」だけで
自分は萌え悶えましたー...!
元カレが書いた本を読ませたくない!と思う侑真、
かっわいいなあー...(*´◒`*)
恋の駆け引きで見せる「上級者」然とした姿ではなく、
ちょっと年下感のあるそんな姿にきゅん、でした。
(恵人がことあるごとに「かっ(わいい)...」と呟いてしまう
気持ち、理解!!
”睡眠不足が続いた脳の働きは、飲酒した状態と同じ”と
侑真が語った内容に「ええっ!」と驚いたり、
二人の痺れる駆け引きにハラハラしたり、
恵人の気付きにじんわり心が温かくなったり...
心地よく感情が揺さぶられ、染み入るお話。
何度も読み返す度に、お気に入りの言葉やシーンが増えていく予感がします(*´˘`*)
★修正:なし(修正のいらない描かれ方)(電子アニメイトブックストア)
★アニメイト有償12P小冊子
馴染みの喫茶店にて、マスターに「ずいぶん仲良くなったね」と
声をかけられたのをきっかけに、初対面での印象について
語り合う二人。
そしてその後、場面はベッドの上に切り替わり、押し倒される侑真(!!)。
”その先”を予感させるあまーーーいキスで終わる、素敵なお話でした✨
攻めの三白眼好きが加速する、、、ヾ(〃∀〃)ノw
なんで受け属性には三白眼(正確には”つり目三白眼”だけど…)があるのに、
攻めには”三白眼”がないのかな…( ´◔‸◔`)?
と、言うことで♪
今作の攻めの古河さんは完璧な三白眼持ちさんです
ビジュアル好み~~~٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ヤッター//
さてさてお話しは、、、♫
行きつけの喫茶店で顔見知りになった2人が「睡眠」を介して近付いていくお話しです
BLでは気付くと意外とよく見る気がする「睡眠テーマ」!
これも現代ならではなんですかね~???(ホントめっちゃ偶然なんですが、直近に読んだ作品も不眠+寝具会社リーマンものだったのには自分でも驚きましたw)
攻めは古河くん、寝具メーカーにお勤めで「眠る事」に対して並々ならぬ想いを胸にお仕事をしてるご様子
性格は卒なくこなす世渡り上手さん♪って印象のある一方、知りたいなって思う人からしたら「素が見えない」って思えるタイプでしょうか?
受けは秦野さん、不眠に悩む小説家さんです
こちらは典型的なツンデレ意地っ張り美人さんですね(* ̄▽ ̄)フフフ
受け視点で始まり、攻め視点も挟んでまた受け視点に戻る構成となっていて、多少の焦れモダはあるのですが、ちゃんと遠回りした分の気付きからの回収の流れで、恋愛パートを後半に巻き返してくる印象です⸜⸜٩( 'ω' )و //
「眠り」をストーリー軸に置いてる事も相まってまさに『夜明け』属性の1冊って感じのする読後だと思います☆彡
それぞれが抱える事情なんかもありますが、軽過ぎず重過ぎずな丁度良さがあると思います
抱えている本人達に取ったら決して軽くは無いけれど、物語として読んでる読者に取ってはある程度の安全圏から触れる世界なのでしんどくなり過ぎないって感覚でしょうか?
ココの匙加減が合う・合わないは多少あるかも知れない…です
共感する人も居ればしない人も居そうだし、その度合いもマチマチかも知れません
特に受けの職業柄(小説家)生みの苦しみなどのクリエイティブな感性が影響してそうな気難しさみたいな所は私自身はちょっと難儀な性格ですなぁ~。。。ってなっちゃった所はありました←ぱやぱや凡人なんで…私w
特段嫌な人物も出て来ませんし、2人に焦点が合った作品だと思います
受けの元カレの存在も描かれますが、、、まぁ、恋愛経験があれば失恋もあるよね?という範疇な気がします。。。正直セクシャリティだけでの失恋だったようにも何となく思えないので、元カレ=悪みたいには感じませんでした(受け的にはトラウマっぽくなってるみたいですが。。。)
気になった事を書きます
結局古河くんのお仕事的には進捗どうなったのかな?秦野さんもね、草案イケたらもぉほぼOKなのかな?
お仕事BLの一面もあるのかな?って思ってた部分もあったので、何となくこの辺は少々消化不良感は残ったかも。。。
「良質な睡眠」は私も取れるものなら取りたい…!って思ってたので、、、古河くんのお仕事成果には期待していましたもので、、、w
イマイチ明確な打開策は分からなかったので、、、私の睡眠は今しばらく年季の入ったポケットコイルちゃんマットレスに頑張ってもらおうと思います٩(。•ω<。)وw
あと、ほんとめっちゃ細かい事なんですが地味にどうしても気になったので書いておきます。。。
秦野さんが姪っ子ちゃんにお話しを聞かせてあげるホッコリシーンがあるんですけど、、、その冒頭が「昔々あるところに 緑の黒髪のお姫さまがおりました」と始まるんですが、、、”緑の黒髪”ってドユコトですか(;゚Д゚)⁈シュレック的な事?それとも2トーンカラーなの???
小説家さんの高い創造力に私の想像力が追い付けませんでした、、、マジでどんなお姫さまなんだ???しかもお話しの続きはそのお姫さま=姪っ子ちゃんなんだよな。。。謎だよぉ~~~…( ;∀;)気になっちゃったよぉーーー・・・。
と、、、私のように細かい所を拾いながら読む作品というよりも、、、
「恋の駆け引きを楽しみつつ、お互いが似た者同士って気付けた事を良かったね!」
って前向きに楽しめる人向けな作品なのかな?と思います٩(๑´3`๑)۶
私はあんまり駆け引きが得意な方ではないので…そんな所の恋愛スタイルの好みの差もあったり、読みたかった方向性の違いから感じた、個人的な萌え度を今回は優先した評価にしました
修正|絡みの描写自体は無しですが致してる事は致してます♪所謂朝チュンスタイルです キス迄は描かれてます