限定特典と割引が充実!
「俺が傍にいる」ケンカップル美容師シリーズ完結!
美容師同士のケンカップル・久坂晶と清水憲は、シリーズ1冊目でセフレから恋人同士になり、2冊目で永遠のパートナーになる約束をした二人。
ヴィ・アンサンブル編は、晶の家族(祖父母)に憲を紹介するにあたっての困難や、新人美容師・芦佳とのイザコザ、晶と憲の独立に向けた動きなど、お話が一気に未来へ向かって動いていくシリーズでした。
晶は幼い頃に両親を亡くし、祖父母に育てられた子。
お祖母さんは、自分の息子とそのお嫁さん(晶の両親)を立て続けに亡くして辛い立場だったけれど、一生懸命に愛情を込めて晶を育ててくれた優しい人。
だけど晶がゲイだった事には気付いていなかったので、カムアウトされ清水を紹介された時、つい晶を傷付けるような事を言ってしまったんですよね。
すごくセンシティブなトピックだし、お祖母さんの気持ちも理解できるだけに・・・
最愛の家族と理解し合えず苦しんでいる晶の姿は、見ていて辛いものがありました。
芦佳にも心無い言葉をぶつけられて。
だけど、清水が本当に強くて愛情深い男で・・・
ぶっきらぼうで情が薄そうに見えるけど、本命を一人心に決めたら、めちゃくちゃ一途で深く愛してくれる男なんですよね清水は・・・!
清水の晶への愛情・晶のお祖母さんに対する細やかな気遣いが本当に晶を支えてくれて、最後はお祖母さんも二人を祝福してくれる結果となって、これ以上ないくらいのハッピーエンドになりました。
清水だけでなく、晶の幼馴染み・裕也や、清水の友人・天野、ヴェルデ・ブランコのスタッフたちも、晶を支えてくれていて。
普段から仲間を大切にしてきた晶だからこそ、皆も晶のためならと力を貸してくれるんです。
個人的に芦佳はあまり好きなタイプじゃなくて、それは最後まで変わらなかったけど(笑)
もう少し先の未来までシリーズが続いたら、芦佳の成長した姿が見られるんだろうな、きっと・・・。
下巻描き下ろしでは、龍&山さん、裕也&天野、晶&清水の少し未来の様子が描かれています。5年後くらいかなぁ?
シリーズとしてはヴィ・アンサンブル編の下巻で完結だけど、晶たちの人生はこれからもずっと続いていくんだなぁ・・・としみじみ思える、素敵な描き下ろしでした。
終わってしまうのが本当に寂しいです。
龍&山さんの物語「その時までは、君のともだち」から派生した作品でしたが、そちらも合わせて全部大好きなので、本当に寂しくて仕方ない・・・(涙)。
キャラの内面的な成長や家族との関係性の変化、そしてエチシーンも意外(?)としっかり描かれていますので、読み応えのある大人BLを読みたい方におすすめします!
