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ハンケチーフ持って、タイムマシーン待って、ラストシーン黙って、 1

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表題作ハンケチーフ持って、タイムマシーン待って、ラストシーン黙って、 1

その他の収録作品

  • 描き下ろし 6話

あらすじ

「俺、一日一回全人類死ねって思ってるけど。」

猪熊花虎、居酒屋アルバイト。
店長の代わりに苦労を背負いこむ変わり者。
遅くまで働いた帰り道、地べたに這いつくばる謎の男・可児と出会う。
「蟹も魚も動物です。
 蟹も魚も私も動物で蟹は蟹でも私は可児です。
 海胆のイントネーションで可児です。」
面倒くさそうな男だ。花虎は可児を気に入ったご様子? 
家に帰ればルームシェアしている永山がいる。
家族、友達、恋人、同僚、猪熊花虎の人生とは。

猪熊花虎が生きる世界のラブストーリー。

作品情報

作品名
ハンケチーフ持って、タイムマシーン待って、ラストシーン黙って、 1
著者
佐岸左岸 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス 栞【非BL】
発売日
電子発売日
ISBN
9784813054351

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11

4.5

(64)

(47)

萌々

(8)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
284
評価数
64
平均
4.5 / 5
神率
73.4%

レビュー投稿数12

圧倒的文字数

佐岸左岸先生の久しぶりの新刊だ、と飛びつきました。
著者買いであらすじなど特に確認せずに購入したのですが、
これから手に取られる方に一つ申し上げたいのは
『オールドファッションカップケーキ』のような雰囲気を
想定されていると結構びっくりしちゃうかもしれませんということ。
あと、圧倒的文字数なので、小説を読んでいるような感覚になれます。

まだ1巻なので何とも言えないのですが、
今のところと空気がとにかく重たい…。

主人公は常に人手不足の居酒屋でアルバイトとして働く猪熊花虎。
ただの古参アルバイトなのに、穴埋めで連勤出社していつもくたくた。
それなのに金はなく、友人の冬介の家に居候中。

彼がなぜそんなにも疲弊した日々を送っているのかは
読み進めていくうちに明かされてゆきますが…
その彼の過去もまたひどく重苦しい。

ある日、花虎は動物専門の探偵事務所で働く可児と出会います。
変わり者で淡白で、そのくせ慣れてくると意外と情が深い…のかも?

そんな可児と花虎の恋を描いてゆく物語…
なのだと思うのだけれど、恋愛メインというよりは
花虎(と可児)の生き様に焦点を当てたヒューマンストーリー的な部分が強め。

過去の過ちにより万年金欠情緒不安定な花虎と、
同じく過去の出来事によりアル中予備軍の可児。
生きづらそうに日々を送る二人の晴れ晴れとした笑顔が見られる日は
やってくるんだろうか…?

あと個人的に注目しているのは花虎の居候している家主の冬介。
友人として過保護なくらい花虎の世話を焼いているけれど、
それは本当に友人の範疇?
彼女ができたといってはいるけれど、花虎への執着がちょっと過ぎない?
花虎もまた、可児が好きとは言っているけれど、本当に好きなのは冬介なのでは?

「つづく」とのことなので、続きます。
次巻では花虎に幸ありますように。

1

再生の芽吹きの巻?ーーたくさんの伏線がとても気になるーー

試し読みで猪熊さん(主人公)がとんでもなく心配になってポチりました。
佐岸左岸先生の既読作品とは雰囲気が全く違いました。
非BLということですが主人公が男性で、恋の対象が男性。恋によって救われていく話だと思うので私の中ではBL判定です!
以下感想ネタバレ含みます 伏線や謎をシェアしたり教えていただけたら嬉しいです。


出てくる登場人物の考えてることが全部台詞になって語られる。みんな違うようでいて、割とみんなくどいという共通点があり、舞台の台詞のように感じました。
その台詞がコマいっぱいに改行無しでなだれ込んできます。時にギクッとするような言葉があり、それが物語を色付けるので見逃せません。ゆっくり時間をかけて読みました。

台詞もたくさんですが伏線もたくさんです。
「おかえりなさい」これ今の猪熊君が自分に一番いってほしい言葉なのではないかな…。
どんな些細なことも真摯に受け止めて正直に答えるカニさんが一番信頼できるというか、
猪熊くんが登場人物の中で一番気を遣わないでいるのが伝わりました。
カニさんのおかげで能動的になれるようになったという、再生の芽吹きの巻なのかなと思います。
カニさんもお酒に逃げるしかない生活から離れて、相互救済になっている。
冷蔵庫のガムテープと傷跡、トイレで見つめる缶ビールがすごく生々しい。
何でもそうですが依存は最初の離脱症状が一番辛いと思うのです。

同居している冬介の家の玄関の5匹のテディベア、いつも黒いクマだけ抱えているのがとても気になりました。過去属していたグループのもの?

「麻疹は大病です」これは恋心のことなのか。カニさんと冬介のこのやりとり、大変気になります。

冬介、猪熊君が好きだとわかっていて、鉄板焼きに行った帰りに寿司を買ってくるのですよ?
カニさんにあった後に、すでに思い出にしようと話しているのが、少し不穏に感じました。いつも猪熊くんを見守っていてくれているようにみえるけれど…?

毒親というテーマもみられ、話題には出ても南というスタッフが姿を見せないのも気になるところ。

読了後タイトルの意はハンカチしか回収できず。ポエムのようですね。
タイムマシーンとあり、タイムリープものなのか……これも気になる!
たくさんの伏線が、巻数追っていくうちにわかっていくのかが楽しみです。

4

過去?or未来?それとも今?

1巻、すごく読み応えがあって充足感ありました!
何よりもこの気になる作品タイトルがとても良いですね

この1巻で作品タイトル回収がされる訳ではありません(と思います)
でも「ハンケチーフ」はすごく小粋なアイテムとして印象的に登場します
ハンカチじゃなくてハンケチーフっていうのがなんだか素敵ですね♪
因みに作中ではハンカチっていってます

タイムマシーンはまだ出て来ませんし、きっとタイムマシーン自体が出て来るようなSFモノでも無さそうです
でも、たぶん誰しもタイムマシーンがあったら・・・?って1回位は考えると思うんですよね
どんな時に考えるのか?
例えば過去に後悔がある人?
例えば未来を知りたい人?

いずれにしても過去があって未来に繋がる
それは絶対の事実
でもその過去と未来の間に「今」がある

脛に傷ある可児と花虎が出会った今のお話し
彼らはタイムマシーンがあったら過去に行きたいタイプなのか?未来に行きたいタイプなのか?それとも???
という、2人自体や2人を取り巻く環境から推測してキャラを知りたくなるような1巻でした

とりあえず、私はタイムマシーンがあったら先ずは賞味期限切れにならないようにヨーグルトを食べ切ろうかな?
(いや、他にもっとあるってwww⁈⁉)

「ラストシーン」はまだまだ待っていたいと思いますので、黙って2巻をお待ちしております♪

2

BLレーベルじゃないからこその、人間模様がアレコレ鋭い。。

お久しぶりすぎる佐岸先生の新刊は、女性向けの新レーベルからでした。

タイトルのセンスが秀逸すぎて、この伏線はいったいどう回収されるのか、ワクワクしながら読み始めました。

が!!
なかなかに、登場人物たちの生い立ちやキャラが濃すぎました。
濃すぎて、複雑すぎて、これはいったい行く行くはどんな関係になっていくの?!!
と、不安になってしまったことは否定できません。
三角関係??
それとも、ただの花虎の可児さんへの片道恋で終わっちゃうの??
などなど、心理描写が丁寧すぎるが故に、気になることばかりで、、、


主人公の花虎は、生まれてからずっと苦労しっぱなしだし、
同居人の冬介は花虎のことを好きそうだけど彼女作っちゃってたり、腹のなかがいまひとつ見えてこないし、、(でも、可児さんには花虎マウント取ってましたよね??! ズルい牽制とも呼ぶのかな、、)
可児さんは花虎とLoveにはならない宣言してるノンケバツイチですが、一番今のところ花虎には誠実なのかなあと、、


そこに救いはあるのか、ないのか。
タイムマシーンや、ラストシーンがいったいどんな意味合いで登場するのか。
願わくば、ポジティブな使い方であることを願いますが、
たとえネガティブな場合でも、その辺は佐岸先生は読者を唸らせるような描写で魅せてくることは間違いないと思っていますので、
とりあえず続きをお待ちしております!

2

電子で買って、手元にも置いておきたくて紙本も購入

文字の海をゆらゆらと泳ぎながら、心地のいい会話を全身で浴びた。
その穏やかな波の中に、ふとハッとさせられる言葉たちがある。もっとこの余韻に浸っていたい。
私にとって、すでにかけがえのない物語になりつつある気がしている。本当にすごい。

人は生きていく中で、何度も「幸せとは何か」を考えるものだと思うけれど、花虎くんと可児さんを通して、改めてあれこれ考えてみた。答えみたいなものはでなかったけど・・・。

会話劇なのに、二人の内面が見える気がするのが不思議だ。
胸の内に秘めた想いがあっても、結局その人を形づくるのは、積み重ねられた言葉なのかもしれない。

欠伸がこんなにおしゃれなことがあるのか。美しすぎるコマ割りに惚れ惚れする。眼鏡、紙くず、時計、空き缶。春から夏へと移ろう風景と、それに合わせて変わる服装。見ていて嬉しくなる。

2

この作品が収納されている本棚

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